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大文字山 火床にひとり [平安京有情]

可愛い椎茸の榾木(ほだぎ)です。
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先日!奈良県高取町から
持って帰ったものです。(拙ブログ 2017/03/25

北のベランダに立てておいていたのですが
乾燥が激しい。
大昔にベランダで椎茸の原木栽培(!)をして
収穫したことがありましたが。
この家でのことではありませんが。
もっと太い木が数本あったような。

どんなにして乾燥を防いでいたのか!
まったく忘却しています。
つけ焼き刃で
原木栽培の手引書をめくってみても
(そんな本を持っている私はすごいね?!)
山ん中のはなしばかり。

山のお大尽や!山間育ちの人に尋ねても
寝かせろ!いや立たせろ!
初め伏せておいてから立てかけろ!
ビニール袋でくるめ!
いや四六時中風をあてろ!
寒冷紗の屋根をつけろ!
いや暗過ぎるのはいかん!
みんなまちまち!
人によって正反対のことばかり!?

とりあえず
居酒屋のおじさんがくれた水盤に
タオルを敷いて水をかけ
その上に寝かせておきましたが。



日向(ひむか)大神宮です。
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京都市山科区の山の中。

天の岩戸(あまのいわと)があります。
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向こう側にくぐり抜けられます。
恋愛が成就します?!
ま!無理ですわな!お賽銭も入れないのに。

裏山はヒノキ林!
スギも混成していますね。

そうだ!
ベランダの椎茸の榾木を
スギの葉で覆ったらどうでしょう。
いや!だれがなんといっても
だれもなにもいいませんが!
スギの葉で覆おう。

スギの枝をもらいに入山します。



そんなにうまく
スギの枝が落ちているはずもありませんね。

細道はきれいにきよめられていて
枯れた枝さえ落ちていないじゃないですか。

“七福思案処” に出ました。
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いくつかのハイキング道が交差しています。
一番急峻な大文字山への道を選びます。

半分!やけくそです。
スギの枝 1 本拾って
早々に帰るつもりでしたが
こうなんにも得られなければ意地になります。
わが人生は常にバカ丸出しです。

結構!木の根道はあるのですが。
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たいていヒノキの根っこですがね。

あ!
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なんですか!?
新しい道!
だれですか!
こんな無粋な開発をしているのは。

ほうほうの態で
とうとう大文字山の頂に着きました。
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京都市街がよく見えます。
それにしても!
なんでこんな!
“しんどい” めをせにゃならんの。



急坂を登ってきたので
向こうへまた急坂を下山すれば
ほどなく
五山の送り火で最初に点火される火床に。
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さらに下れば “金尾” と呼ばれている
大きな火床。
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“大” の字の中心です。

75 基もある火床のひとつひとつの上に立っても
“大” の字はまったく感じられません。
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“ヘソ天” で大の字になって寝る
にゃんこにとりついたノミの心境です。

考えてみれば!ヒトの一生も
ノミのさだめもおなじようなもの。

この火床に小学生やら
発情!失礼!清楚なおね~さんやらと
きたのも遠い日。
(あのときの小学生と)
(発情おね~さんの画像がありました)
( → 拙ブログ 2010/08/02

ああ!あしたはどこ!
山のあなたの空遠く、、、。



あ!そうそう!スギの葉!
まったく得られていません。
ここでヘソ天で寝ていても仕方ありません。

あきらめて銀閣寺に向けて下ります。
ここからは難しい道はありません。
みなさん!観光気分で上がってきています。

銀閣寺のエントランスの高い垣。
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この先に拝観料を取るゲートがあります。
この立派な垣を見るだけで
銀閣寺観光は十分だと思いますがね。

帰る観光客の群れに紛れて
土産や飲食を商う店が並ぶ参道を
ふらふらと夢遊病者のように歩きます。

空腹を覚えますが
口に合いそうなものはありません。
口というより
懐中に合わないという方が正確かな。
高いです。
観光客は浪費しにきていますから
高価なものを好むのです!たぶん。

“抹茶コロッケ” とは!?
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ほんのり抹茶の香り。
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でも!すごい。ひとつ 200 円。
いつも買うスーパーのコロッケは
4 個で 99 円ですけどね。
もっとも!それは
あんまりおいしくはありませんけど。



結局!スギとヒノキの葉は
某お大尽のお屋敷の裏山からいただきました。

榾木にスギの葉をかぶせました。
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少し足りないような気がしたので
この上!さらにヒノキの葉をのせています。

毎朝 2 年も水をかけていたら
椎茸が出てくれるでしょう。
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