つばな をかし 都会のチガヤ [草のゆかり]
正面の逆光の中
JR大阪環状線の新今宮駅のホームが見えます。
「茅花(つばな)も をかし」
ただ!それだけ
わが姉(!)なごんちゃん(清少納言)が
枕草子に書いていましたが。
こんな騒々しいところに
茅花(つばな)!
つまり!チガヤの原っぱが。
なにかガラにもなく郷愁を感じますね。
鴨長明の方丈記では
10 歳と 60 歳のふたりが
「茅花(つばな)をぬき」遊んでいます。
長明は京都の山里でのこと。
これは
茅花(つばな)けん まめ茅花
今年の茅花は ようでけた
活けておくより 摘んだほうがましじゃ
耳に巻いて すっぽんす
大阪の歌だそうな。
たぶん!いつの時代にも
どの地方でも
チガヤの花芽をすっぽんと抜いて
食べ遊びをしていたのでしょう。
ほんのり甘い。
季節がよければ大変柔らかい。
たぶん!昔のこどもは食べてしまったのでは。
もう!この都会では
歌も食べ遊びもないですけどね。
この大阪市の広場も売り払ったそうですから
茅花もやがて消えてしまうことでしょう。
「買い物帰りに滝を見に行くなんて」
「なかなか乙でしょ」
日本庭園の
「慶沢園(けいたくえん)」のポスターですか。
雨に打たれたのかよれよれになっていますが。
慶沢園は天王寺公園の中。
わ!
チガヤ(茅花)がいっぱい。
慶沢園は
元・住友家の茶臼山本邸庭園ですよ。
そんな名園にもありますか。
実は帰路
注視していたら!あちこちにありましたね。
なんだ!
そんなに郷愁を感じなくてもよかったのですね。
名園もこの季節は緑色だけですね。
あ!そうそう!滝!
これですね。
華厳の滝とか
那智の滝と比較してはいけません。
喧噪の中にこれだけあれば十分です。
庭園を出ると茶臼山。
陽射しが強いのに
水辺の花のエリアは寂しい。
どうしたのか!きれいに整地されたかのよう。
そんな中!キショウブ(黄菖蒲)だけは元気。
すでに池の周囲に勢力を広げています。
なん度もいいますが
この花だけは植えてはいけないような。
他のものがなんにも育たなくなるような。
そんな危惧して見ているのは
私だけかも知れませんが。
あ!ノハナショウブ(野花菖蒲)!
キショウブとの生存競争に負けて
こんなに小さくいじけている訳じゃありません。
ハナショウブ(花菖蒲)の原種に近い花。
だからか!こぢんまりと咲くのです。
(茅花の歌は/中田幸平著/野の民俗/参照)
(敬称略)
JR大阪環状線の新今宮駅のホームが見えます。
「茅花(つばな)も をかし」
ただ!それだけ
わが姉(!)なごんちゃん(清少納言)が
枕草子に書いていましたが。
こんな騒々しいところに
茅花(つばな)!
つまり!チガヤの原っぱが。
なにかガラにもなく郷愁を感じますね。
鴨長明の方丈記では
10 歳と 60 歳のふたりが
「茅花(つばな)をぬき」遊んでいます。
長明は京都の山里でのこと。
これは
茅花(つばな)けん まめ茅花
今年の茅花は ようでけた
活けておくより 摘んだほうがましじゃ
耳に巻いて すっぽんす
大阪の歌だそうな。
たぶん!いつの時代にも
どの地方でも
チガヤの花芽をすっぽんと抜いて
食べ遊びをしていたのでしょう。
ほんのり甘い。
季節がよければ大変柔らかい。
たぶん!昔のこどもは食べてしまったのでは。
もう!この都会では
歌も食べ遊びもないですけどね。
この大阪市の広場も売り払ったそうですから
茅花もやがて消えてしまうことでしょう。
「買い物帰りに滝を見に行くなんて」
「なかなか乙でしょ」
日本庭園の
「慶沢園(けいたくえん)」のポスターですか。
雨に打たれたのかよれよれになっていますが。
慶沢園は天王寺公園の中。
わ!
チガヤ(茅花)がいっぱい。
慶沢園は
元・住友家の茶臼山本邸庭園ですよ。
そんな名園にもありますか。
実は帰路
注視していたら!あちこちにありましたね。
なんだ!
そんなに郷愁を感じなくてもよかったのですね。
名園もこの季節は緑色だけですね。
あ!そうそう!滝!
これですね。
華厳の滝とか
那智の滝と比較してはいけません。
喧噪の中にこれだけあれば十分です。
庭園を出ると茶臼山。
陽射しが強いのに
水辺の花のエリアは寂しい。
どうしたのか!きれいに整地されたかのよう。
そんな中!キショウブ(黄菖蒲)だけは元気。
すでに池の周囲に勢力を広げています。
なん度もいいますが
この花だけは植えてはいけないような。
他のものがなんにも育たなくなるような。
そんな危惧して見ているのは
私だけかも知れませんが。
あ!ノハナショウブ(野花菖蒲)!
キショウブとの生存競争に負けて
こんなに小さくいじけている訳じゃありません。
ハナショウブ(花菖蒲)の原種に近い花。
だからか!こぢんまりと咲くのです。
(茅花の歌は/中田幸平著/野の民俗/参照)
(敬称略)