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タケニグサ ゆめほたる [工場見学]

上って行けば!明るい!
切り開かれています。
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タケニグサが目立ちます。
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この草にはよく考えもしないで
まず!嫌悪感が湧きます。
目の敵にして抜いたこといくたび。

毒草だと教えられています。
帰化植物だとも刷り込まれています。

ところが俳句歳時記に
「竹煮草」があるじゃないですか。
帰化植物ではないのかも。

好きな人もいるのですなぁ。
庭園に植えたりしているとか。

柳田國男は流転の草ともいっています。
新しく拓けたところに
まず!一番にやってくる草のようです。
草原や森が形成されてくるといなくなるのかも。
荒れ地から荒れ地に流転の運命らしい。

竹を煮るとき
いっしょに入れれば柔らかくなるので
「竹煮草」というのは誤り。
「竹似草」が変じて
俗説のほうが強くなったらしい。



とはいうものの
やっぱり好きにはなれませんがね。
独特のイヤな臭いもあります。

ん!?
なにか臭うのは
タケニグサの臭気じゃないような。
丘の上から臭いがきています。
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大きな建てものがありました。
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平成 21 年(2009)より稼働している
国崎クリーンセンターという
新しいごみ処理施設でした。
大阪府能勢町・豊能町と
兵庫県川西市・猪名川町が運営していました。

「国崎クリーンセンター啓発施設 ゆめほたる」と
書いてあり!見学者を受け入れています。
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広い見学通路を行けば
リサイクル施設や焼却施設をのぞけます。
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コーヒーとカレーを売っていました。
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チガヤを大切にしています。
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このあたり!どこにでもあるような草なのに。

山を破壊してしまったからか
クヌギの森の復活を試みているようです。
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横の森にはい上がれば炭焼き窯がありました。
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使われなくなって久しいのか
窯の天井が落ちていましたが。

「間歩(まぶ)」もありました。
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「へへ、、、俺は間夫(まぶ)だぁ」
「アブみてえな顔ぉして」
と!古今亭志ん生(5 代)が
「廓(くるわ)ばなし」でよくいっていた
「間夫(愛人!恋人?)」ではありません!
断らなくてもいいと思いますけど。

間歩とは坑道のこと。
このあたりも多田銀銅山の範囲なんですね。

いろんな学習ができて
環境も清々しいのですが
交通不便な場所ですからねぇ。
年齢も体力もバラバラなみなさんを連れての
ハイキングコースには組み入れにくいかも。

個人的には案内しますから
タケニグサを詠みたい人も
アブみたいな顔をしている人も
間夫を引き連れているつもりの人も
声をかけてくださいね。



(柳田國男著/野草雑記/)
(古今亭志ん生著/志ん生廓ばなし/参照)
(敬称略)
タグ:柳田國男
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