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猿沢の池の池床 奈良公園の鹿だんご [南都有情]

奈良の猿沢の池。
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水面に張り出した舞台を造っています。
「池床」とありますが。
「いけどこ」と読むのでしょうか。

鴨川の水面から高い板張りは「ゆか」
貴船の渓流の上すれすれのものは「とこ」
高雄や箕面のそれはどうでしたやら。
店によっては「ゆか」だったり
「とこ」だったり、、、そんな気がしますが。
間違っていたのなら!ごめんなさい。

そんなに席がたくさんありません。
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営業(?)するのは夜なんですね。



ランチを食べるタイミングを
はずしてしまいました。
とぼとぼと夢遊病者のように歩いていたら
あ!
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「春鹿」の酒蔵に出てしまいました。
今日はひとりですから
なにも買わないけど
少し涼ませてもらいましょうか。

先客に外国の人が大勢いました。

「利き酒ですかぁ」

外国の人の群れ越しに日本語!
私のこと!
よく日本人と分かりましたね。
ま!おフランス人と
間違える人はいませんか。

「あ!はい。

思わず!肯定してしまいました。
それで 500 円の利き酒です。
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夏の冷や酒もいいもんでしょう。

合計 1 合ばかりいただきました。
使ったガラスのちょこを
記念にもらって帰ります。

これでランチは終わり。
予算!使い切り。はは。



奈良の飛鳥の天神社の
だれもこない高台で
いくつかのセミの歌を聞きます。

私はこんなところで
なにをしているのでしょう。

答えを得られない文言をくり返します。
気が遠くなりそう。

しかし!たくさんのアリにたかられ
追われて!浮見堂に降ります。
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気温は非常に高いのですが
水面を渡る風が快い。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども
「風の音にぞおどろかれぬる

たしか古今和歌集にある藤原敏行の歌。
そんな感じの風。

眠くなりますね。
寝ていたのかも知れません。

私はこんなところで
なにをしているのでしょう。



今年生まれたこどもでしょうか。
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おっぱいを飲んでいます。

高貴な鹿でしょうか!
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行儀よく座って水を飲んでいます。

水の中から食事をしています。
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涼しいでしょうね。



1 頭の鹿について行けば。
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鹿が固まって座っています。
奈良国立博物館そばの
騒々しいところなのに。

午後 4 時 45 分。
30 頭ぐらいになりました。
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5 時過ぎたらどんどん増えてきました。
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5 時半には
50 頭は越えているでしょうけど
これでも今日は少ないほうだとか。
盛夏には確実に 100 頭越えていたとか。
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ここ 2、3 年の名物(?)
「鹿玉」か「鹿だんご」か
「鹿だまり」か知りませんが
鹿の数より
見物する人間の数のほうが多そう。
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私のように
遠くから見守ってやるようなことはしないで
鹿の群れに分け入る人多し。
悲しいかぎり。

悲しい人は
日本人外国人問わず。
老若男女みないっしょ。

奈良公園の鹿は
家畜やペットじゃないんだよ!
「ばかやろ~!」と心で叫んで帰ります。



猿沢の池に
行灯(あんどん?)が設置されていました。
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池床の本番が始まるのですね。
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一心寺 地蔵盆 2017 [通天閣が見える]

昨日(拙ブログ 2017/08/24
「一心寺シアター倶楽(くら)」で
影絵劇の「あらしのよるに」を鑑賞して
今日(2017/08/24)の
「一心寺 地蔵盆 フェスティバル」の
「金券」200 円分をもらいました。
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だれかにあげたいのですが
「地蔵盆」は珍しくはないのですね。

大阪やその周辺ではどこの町内でも
こどもに悪霊がつかないようにと
お祈りをしているようです。

日時はまちまち
だいたい 8 月の後半に集中していますが
7 月から催行しているようです。

それでは金券は自分で使いますか。
気分だけは幼児にもどって。



昨日は北門から入りましたが
今日は天王寺駅から
「てんしば」経由なので
南門から境内に。

南門周辺は古い墓地です。

あ!
煙の出ている墓石。
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墓石じゃないのですね。
私になにかとり憑(つ)いていて
そんなに見えるのかも。

ここには「お骨仏(こつぶつ)」があります。
10 年に 1 体
その期間寄せられた遺骨で
阿弥陀如来像を造っています。

私の知人もなん人か
阿弥陀さまに変身しているはず。

あ!?
あの人の顔が!
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コイ(鯉)ですか。



そんな憑(つ)かれた!
いや!疲れたはなしはやめましょう。
「地蔵盆フェスティバル」にきたのですね。
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近所の地蔵盆と違い
さすがに規模が大きくにぎやかですね。
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とにかく金券を使わなくては。
「氷」をいただきます。
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ミルキーマンゴー 300 円。
100 円プラスしましたが。

この使い捨てのプラスティック製の器。
「氷」専用に作られたのでしょうか。
案外!大きい。
ビールを注げば 400cc 近く飲めそう。



大学生たちが人形劇をしていました。
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「前説」の学生が
「ぼくの名前はみんなの大好きな」
「食べものとおなじです」なんて
いっていました。

「なんでしょう?!」と問えば
元気のいいこどもたちは答えましたね。

「ポップコーン」

「キャンディ」

「アイスクリーム」

なるほど!
「お笑い」とはこんなやり取りなんですね。
台本がないのに
質の高いおかしみがあります。

ちなみに!
この人の名前は「だいふく」さんだとか。
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一心寺 あらしのよるに [通天閣が見える]

ん!?
なにか気配が!
振り向けば塀の丸い窓(!)から
なにかが見ています。
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紫薇花(しびか)ですか!
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一心寺(大阪市天王寺区)に
北門から入山して
窓の内側の鐘楼の前に立てば
先ほどの紫薇花が
古い墓地に彩りをつけています。
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晩唐の杜牧(803 ~ 853)の
紫薇花という題の七言絶句は

「暁迎秋露一枝新
  あかつきに しゅうろをむかえて
  いっし あらたなり

で始まり

「向風偏笑艶陽人
  かぜにむかって
  ひとえにわらう えんようのひと

で終わっています。

紫薇花は日本の名は「さるすべり」
盛夏の花だと勝手に思っていましたが
夏から秋の花でしたか。

百花繚乱の春の花園にはなく
桃李の花も実もない季節に
笑っているという詩なんですが
いろんなことを皮肉っているのでしょうね。

今!大阪中で咲いている花でもありますが。
皮肉ってみたくもなるほど
倦怠的な行政や人心の大阪ですねぇ。



あれ!?
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残暑の木漏れ陽が気だるい
仁王門(山門)近くの墓地。

ちなみに「お骨仏」一心寺ですが
周囲にいくつか古い墓地があるのです。

この紫色!
ジャカランダの花びらじゃないですか!
初夏の花ですよね。(拙ブログ 2017/06/24

見上げても深い緑だけ。
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市川団十郎(8 代)の墓石まで下がって
離れて見上げたら
こずえの先に可愛い花が!
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探せば他にもありますね。
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外に出て一心寺 三千佛堂の前から見上げて
また見つけました。
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ここにはまだ!
つぼみがほんの少しありますね。

これで 3 群見つけましたが
3 輪といったほうがいいような大きさの花。



三千佛堂の地下の
「一心寺シアター倶楽(くら)」で
「あらしのよるに」が公演されていました。
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オオカミの男の子のガブと
ヤギの女の子(たぶん!)のメイの
友情物語といいますが
釈然としません。

それは純真さも誠実さも
正義もなくしてしまった
乾いた心の私だけなんでしょうか。

歌舞伎の中村獅童がすっかりはまり込んで
思い入れは深く
「そうでやんす」と
ガブの口調でばかりいっていたので
私も原作を読んでみましたが。

ひらがなばかりで!はは
とても読みやすいのですが
1 巻だけでもうおなかがいっぱい。

どんな結末なんですか。
入場してみましたが。

影絵劇でした。
こどもとそのママばかりが見ていました。

こんな肉食は悪で
(たぶん!)草食は善だという
安ものの仏教の端のほうにあるような思想!
私には無理ですね。

草食でも草の命を奪っていますよ。

オオカミとヤギのかなわぬ友情!?
無茶苦茶なはなしですね。

かなわぬ恋なら心中だという
近松門左衛門の戯曲のほうが
まだ少しは分かるような気がします。



あ!
まつや!?
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いや「松のや」ですか。
牛めしの「松屋」の
「松屋フーズ」が展開している
「とんかつ」店ですかね。

歌舞伎で中村獅童が「ガブ」役なら
「メイ」は
尾上松也が演じたそうですが。

「まつや」つながりで入店。
唐突に勝手につなげて!ごめんなさい。

夕方ですがランチにします。
一番安いものでいいです。
「親子ささみかつ丼」税込み 500 円。
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(石川忠久著/夏の詩 100 選/)
(木村裕一著/あらしのよるに/)参照
(敬称略)
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大阪名物 ミックスジュース [郷に入ればガタロー]

あれ?!
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通天閣の下!
じゃんじゃん町(横丁)の千成屋珈琲店。

こんなはなやかな店でした!?
改装したの?!

長い間!閉店していたような。
さらに
黄色いテントなんかありました!?
印象になかったのですが。
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昭和 23 年(1948)創業!
「THE BIRTH PLACE OF MIX JUICE」!
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イングリッシュ(?)ですか。
「ミックスジュース」発祥の地と
いいたいのですね。

ミックスジュースは
バナナ!みかん(缶詰)!もも(缶詰)と
牛乳と砂糖と
それに氷を加え
がーっとかきまわしたものと
認識していますが。

くだもの店だった千成屋。
売れ残ったくだものをもったいないから
かきまわして売ったのが
最初だといいますが。

今 1 杯 500 円ですか!
売れ残ったものにしては高価なものですね。



最近!
ミックスジュースは大阪名物だと
声高にマスコミなんかが騒いでいますが。

そんなにパテントが取れるほどの
思いつきでしょうか。
だれでも考えていた
レシピのような気もしますが。

わが家の隣の区(東住吉区)には
「みっくちゅじゅーちゅ」なるものが。
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これ!偶然!命名を見たことがあります。

あまりTVに接しない私ですが
深夜のくだらない(失礼!)バラエティ番組で
日本サンガリアという飲料メーカーが
ミックスジュースを
売り出す相談をしていました。

いかつい顔の漫才師が
「みっくちゅじゅーちゅ」と叫んで
その当時は奇行の目立つボクシングあがりが
文字を描いていたような。

それにしてもなんですか!
大阪のことばは!

宮中の幼児ことばのような女房ことばと
河内のがたろ(河童)ことばが
合体しているような。

ちょっとだけ弁護すれば
「じゅーちゅ」は
ジュースとは表記できないからでしょうか。
果汁 100 %じゃないから。

「みっくちゅじゅーちゅ」は
りんご!オレンジ!
パインアップル(表示のまま)!
もも!バナナ!
砂糖!乳製品!等と表示してありますが。



他にも「元祖」とうたっている
「ミックスジュース」はあります。

阪神・梅田駅!
御堂筋側の地階の改札口の前。
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正式な名称は
「阪神梅田駅ジューススタンド」かな。
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定番のミックスジュースは税込み 150 円。
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200cc 入りのカップに
あふれるほど入れてくれます。

ちなみに!この台は
飲み終わったカップを捨てるボックス。

このスタンドだけなのか
他にもあるスタンドとの合計なのか
1 日に 3,000 杯売る日もあると
豪語しています。

おそるべし。

他にも季節ものがあります。
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この日 1 番高かったのは
「すいかジュース」260 円。

右端の緑色のものは
抹茶ではありません。
「小松菜」のジュースかな。

それは!私が見たかぎり
いつもあるような。
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高校野球発祥の地 ねこじた 森のおはぎ [食い逃げ未遂]

高校野球発祥の地。
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大阪府豊中市の住宅街の中。
こぎれいに整備されています。

最初の大会名は
「全国中等学校優勝野球大会」ですか。
大正 4 年(1915)のことですか。
阪神甲子園球場がまだなかったころですね。
当時としては日本一の球場だったそうな。

球場の外壁が赤いレンガだったのですね。
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この小さな公園
最近リニューアルしたのじゃないでしょうか。
そのとき植えたのかアオダモの木。
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バットの材料として知られている木ですね。

でも!高校野球では
金属バットを使用しているのじゃないんですか。

野球にあんまり興味もないので
とんちんかんなことをいっていたら!
ごめんなさい。



阪急・豊中駅前に出ました。

「ねこじた」?!
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ははは。
人間だれしも熱いものは熱いでしょう。
口中に熱さをひどく感じるところと
そうでもないところがあるはず。

無意識にでも
なるべく熱く感じないところに移動させて
食べているような気がしませんか。

熱く感じるところにばかりに
熱い食物を持って行き
騒いでいるバカ(すみません!)を
「ねこじた」というのでは。

にゃんこだって!
あちこち位置を変えて食べていますがね。

なに屋さんかにわかに分かりませんでしたが
日替わり定食があるので入店。

昼食どきを過ぎているのにいっぱいですね。
お年寄りや買いものの主婦の時間帯かも。

鶏肉のから揚げ!税込み 780 円。
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素麺と茶わん蒸しがついていました。



上方落語の
「池田の猪(しし)買い」にあります。

「十三(じゅうそう)の渡し
「三国の渡し
「岡町を通って池田へひと筋の道や。

能勢街道ですね。

「ひと筋の道」なら
しばらく歩いて帰りましょうか。

ところが今!道があり過ぎて
複雑に暑苦しくからんでいて
どこが能勢街道なの!?

たぶん!
なんの変哲もないけど!この道かな。
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ほどなく岡町商店街に。

阪急は岡町駅を
「おかまちえき」といっていますが
落語では岡町を
「おかのまち」と発音するようです。

商店街に接して大きな神社がありました。
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原田神社だそうな。



商店街を散策していたら「おはぎやさん」?!

「森のおはぎ」には
変った「おはぎ」がありました。
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ふたついだだきましょう。
「そこの原田神社で食べます」といったのに
こぎれいに下げるひもをつけてくれました。
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ずんだもち 166 円。
焼とうもろこし 139 円。税抜き。
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大きくはありません。
スケールをあてて写したのでご覧あれ。

ときどきスーパーで買う
小豆あんのおはぎも
おなじくらいの大きさですが
みっつパックで 99 円ですが。はは。

私には大変高価なおはぎでした。
いつものおはぎはしっかりしています。
早いはなし!やや硬いのですが
このおはぎはふんわりとしていて上品。

おいしいですけどね。



(興津要編/古典落語/参照)
(敬称略)
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