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片葉の葦 れんげ草のランチ [草のゆかり]

仕事に疲れて!
ま!それはないですが
勉強に疲れて!
ま!それもないですが
だらだらと過ごして
恋もしないのに疲れて前の庭に出れば
季節は確実に通り過ぎています。

庭といってもよその庭
桃ケ池公園ですが。

夏の終わりに草刈りをしていましたが
もうアシ(葦)の芽がいっぱい。
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「なにわの片葉の葦(ヨシと読むそうな)」!
だそうな。

ははは。

笑ってはいけません。
本気で植えたのでしょう。
どこからか苗をもらってきて。

まったく片葉に!
つまり茎の片方にばかりに
葉が出ることはないですね。
みんな互い違いに両方へ出ています。

刈り取る前もフツーのアシでした。
新しく出る茎に期待したのでしょうか。



「片葉の葦」は全国にあり
たくさんの伝説が残っています。

恐いはなしやありがたいことや
弘法や親鸞や旅のエラいお坊さんやらが
関わっていたり。

でも!すでに江戸時代には
水か風のせいだという
科学的に考えた人もいたそうな。

結論は出ているでしょう。

風のせいです。

強い風に吹かれつづけるような場所に
アシを植えたら
葉は片側に寄るのだそうな。

高山の尾根で一方からの風のため
樹木が片側しか
枝を張れないのとおなじです。

種類でも形質遺伝でも
僧侶や魔もののせいでもなく
風のせい!

だから!ここではダメなんです。
いくら!片葉のアシ(?)の
苗をもらってきても。

苗はフツーのアシでいいのです。
風の一方的な通り道に植えれば。

だれか教えてあげてください。



公園にはフツー(!)に植栽した
アシもあります。
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穂が出るころですね。

アシの原!アシの家!
アシというとわびしいニュアンス。


 野蘆編作室
  やろをあみて しつをつくり

 青蔓與為門
  せいまん ために もんとなる


宋の梅堯臣(1002 ~ 1060)の
「岸貧」という詩の一節。

アシの家
つる草の門ですか!貧しい家は。

もうすぐこんな家に住めるかも。
住まざるをえなくなるのかも。
それも因縁(いんねん)!自業自得。



そう!アシの穂の出るころ
「蒸し料理」を
食べましたね。(拙ブログ 2013/10/10

行ってみます。

高い電車賃を使って
遠くの山や街をあてもなく彷徨していますが
案外!近隣の情報には接していません。

ひんぱんに
安売りスーパーには行っていますが
いつもおなじ経路を走っているだけです。

ああ!ここですね。
地下鉄・谷町線の田辺駅近くの
「和のせいろ蒸し 俵や」だったのですが。
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ん?!
たたずまいは変わってはないようですが
屋号が変わっていました。
「れんげ草」という可愛い名前に。

居酒屋になっています。
きれいなおね~さんがふたりいました。

お昼どきには
日替わりの定食があるんですね。
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600 円(税込)。

こんな家庭料理がおいしい季節です。



ということは!
心がだいぶ病んでいますね!私は。



(梅堯臣/筧文生訳注/参照)
(敬称略)
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