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ラーメン女子博 花々の女の子 [わが街・下駄ばきドドンパ]

大阪市営地下鉄の
文の里駅の駅長室前の黒板。
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チョーク画ですか。
駅員のだれかが描いたそうな。
器用ですね。

なぜか印象に残っていたので
その絵に描いてある
長居公園(大阪市東住吉区)の
自由広場へ行ってみます。

「ラーメン女子博 in 大阪」
(一部 2017/09/29 ~ 10/03)
(二部 2017/10/05 ~ 09)です。
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「とことん女性に特化した
「女性のためのラーメンイベント
だそうな。

1 杯 900 円!?
ひぇ~っ!
すごいですねぇ!
私がランチによく食べている
鯖弁当(拙ブログ 2017/04/05)が
みっつ買えますな。
私のランチ代の三日分ですな。

それを食べ比べをするんですか!?
この値段で!
恐るべし!ラーメン好き女子。



ん!?
おじさんたちが混じっていますね。
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いるんですよね!
電車の女子専用車両に
わざと乗るようなヤツ。

その昔!
定年退職してからずっと
妻の尻について歩く人もいましたが。

奥さんの学校の同窓会について行って
出席もしたと喜んでいう
私の感覚では
情けないおじさんもいますが。

男女同権をはき違えてはいませんか。

女にもふんどしをつけて土俵にあがって
男と対等に相撲をとらせろ!とか。

男にも出産の痛みを感じさせろ!とか。

男と女の体の違いを認めて尊重して
その分野を侵さないことこそ
男女同権じゃないんですかねぇ。

ま!奥さんのつき添いで
ラーメンを食べにきた男に
そんなに目くじらを立てなくても
いいですけどね。

ははは。
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なんですか!これは。



「カトレアのように 派手なひと
「鈴蘭のように 愛らしく
「また 忘れな草の 花に似て
「気弱でさみしい 眼をした子

「みんなみんな 咲いて散る
「街に花咲く 乙女たちよ
「みんなみんな 咲いて散る
「街に花咲く 乙女たちよ

(西条八十詞・花咲く乙女たち)


今!まさに咲き誇っている人もいれば
枯れかかっている人もいますね。

つぼみのままで腐って行っている人も。

ふと!唐突に
「堤中納言物語」の中の
「花々のをんな子」を思い出しました。

「花々の女の子」なら
今どきのいい方ですが
長保 2 年(1000)の秋の創作らしい。

堤中納言物語は短編小説の寄せ集めで
それぞれ書かれた年代が
よく分かっていないそうです。

「花々のをんな子」は
多くの女たちが
それぞれの女主人を
秋の花にたとえてほめているのですが
その女主人の称号が全部一致するのは
長保 2 年しかないので
その年の秋だということになったそうな。



女院は蓮の花
一品の宮は竜胆(りんどう)
太后の宮は玉簪花(ぎぼうし)
皇后の宮は紫苑(しおん)
中宮は桔梗(ききょう)
四条の宮は露草(つゆくさ)
承香殿は瞿麦(なでしこ)
弘徽殿は刈萱(かるかや)
宣耀殿は菊
麗景殿は花薄(はなすすき)
淑景舎は朝顔
御匣殿は萩
淑景舎の妹君の三の君は萱草(かんぞう)
その妹君の四の君は草の香
左大臣の中の君は女郎花(おみなえし)
帥の宮の北の方は葉笹
右大臣の姫君は吾木香(われもこう)
斎院は五葉
斎宮は山菅(やますげ)
帥の宮の(もうひとりの)北の方は芭蕉葉
中務の宮の北の方は尾花

花薄(はなすすき)と尾花
違うのでしょうかね。

葉笹(クマザサか?)
芭蕉の葉にたとえられてもねぇ、、、。
「花」にしてあげてよ。



四の君の
「草の香(くさのこう)」とはなんですか。

山岸徳平訳では
「芸香(うんこう)」とありますが。

講談社/園芸大百科事典/を広げると
芸香はヘンルーダのこととありますが。
それは江戸時代に輸入されたともあります。
平安時代の小説と合わないのですが。

ま!動植物の名前は
それほど厳重に区別されていた訳でもなく
現に近代になった明治あたりの標本でも
誤記だらけだそうですし。

長居公園にいるのですから
長居植物園のハーブ園に行ってみます。
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お!黄色い花が!もしや?!
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わ!ウイキョウ臭い!
フェンネルの花でしたか。

ありませんね。
見つけられないだけかも知れませんが。



フェンネルの花の向こうに
フジバカマが咲いていますね。
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台湾あたりから旅してくる蝶
アサギマダラの飛来を待ちますが
きませんね。

「青りんごや!」

フジバカマの上のカリン(榠樝)の実。
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「違うよ~!」

父親の「青りんご」説に
こどもの小学生が反発していますが。

「そうやね?!」

あ!私にご下問ですか!?
私に聞かないでほしいのですが。

「はい!そうでしょ」

青りんごと思えば青りんごでよろしい。
信じるものこそ!救われます。



(堤中納言物語/山岸徳平訳注/参照)
(敬称略)
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