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ひもとうがらし素麺 [こな(粉)もん]

奈良の明日香村で買ってきた
「ひもとうがらし」(拙ブログ 2017/09/29
どう調理したらいいのでしょう。

大和の伝統野菜というものの
まったく気づかなかったので
当然!料理したことも
食べたこともありません。

長さは 10cm ばかり
太さは私のパソコンの LAN ケーブルくらい。
すぐに火が通りそう。

なり口のヘタだけはずし
いっしょに買ってきた人参と炒めて
醤油と砂糖を振ってから
日本酒をかけて
ふたをして加熱。
blogひもとうがらし.jpg

おいしいじゃないですか。

キッチンで立ったまま!
缶ビールを開けて!食べてしまいましたが。



こんなバカなことを
している場合じゃないですね。

あらためて
人参をピーラーでまじめに繊切り。

オリーブ油で丁寧に炒めて
「麺つゆ」を振りかけ
昆布茶も振って味をつけました。

昔!
四国のうどん・素麺多食文化圏出身の
おじさんがいっていました。

「小学校のときに母が死にました」
「学校から帰ったら夕飯の支度です」
「湯を沸かして煮干しをひとつかみ」
「味噌を溶き入れて素麺を放り込みました」

茹でもなにもしない!
ポキポキ折って放り込んでいたそうな。
煮干しは引き上げもなにもしない!
そのまま具にするんだそうな。

とろみがわずかについて
重労働していた父や兄が
毎日好んで食べていたそうな。

では!そうしてみますか。

素麺をふたつ折りにして加え
水分不足のようですから
日本酒をどばって入れて
ふたをして蒸しました。

私の好物の青ネギの上に盛ります。
blogひもとうがらし素麺.jpg

なるほど!

麺つゆの量を加減しなければ
塩味が強くなりますけどね。

私の口にはやはり
素麺を茹でてから使うほうがいいような。

これはこれで
ひとつの味ですね。
感謝していただきます。



そんな素麺の食べ方を
教えてくれたおじさんも
鬼籍に入って久しい。

お世話になりっ放しでも
あちこち不義理ばかり。

まして
遠くの世界に行かれた人は
思い出すこともまれな
バチあたりの秋の夜長です。
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