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嵐山の紅葉 小倉山に登れば [平安京有情]

阪急・快速特急で嵐山に着きました。

ありましたね!噂には聞いていましたが
乗車したことがなかったのですが。
こんな 4.1km の
虫垂のような嵐山線を走る特急。

それにしても!特急は
佃煮にしてもあまるほどの人でぎっしり。

こどもは遠慮なく泣き
「おじいさんがいない」とおばあさんが叫び
カップルはしっかりと抱き合い、、、!

嵐山駅から桂川の中之島のほうへ向かう
群衆からのがれて
法輪寺の石段を上がります。
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「十三詣り」の振袖の女の子が
途切れなくやってきますが
すし詰め特急のような
阿鼻叫喚(あびきょうかん)はありません。

眼下の渡月橋。
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特急なみの混雑さをつづけています。

降ります。
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中之島で保津川下りを終えた舟が
トラックに載せられています。
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いつまでもながめている訳にも行かず
意を決して渡月橋を渡る群れに身を投じます。

右岸に錦織りなす山がありますが
北側の左岸からカメラを向けても太陽と対峙!
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アマゾンで買った安売りカメラと
私の技術では到底無理な撮影。

みなさんもおなじなのか
左岸の料亭の吉兆の門前が
外国の人の撮影ポイントになっています。
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宝厳院!?
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事件のやじ馬ではなく入山待ちの行列?!

このあたりには歌碑が多いのですが
その中でも集中している
嵐山公園(亀山地区)の丘に上がります。
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絶景ポイント。
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保津川下りの舟が見えます。
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小倉山に登ってみます。
しかし!
行けども行けども山頂が分かりません。
もっとも!
詩歌に詠まれたのはふもとで
山頂に吟行したものがあったのやら。

渡月橋が見えます。
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この辺で妥協して下山しますか。

お~!
もときた道は歩きにくい急斜面でしたね。
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ここは私有地かも。
ここはどうか知りませんが
京都は!京都に限らず
観光や行政に協力しない地主は多いですね。

歴史も史跡も知ったことじゃない!
オレのもんはオレのもん!
どう処分しようが勝手という輩。

降りると!また!ホモサピエンス。
特売・詰め放題の袋のジャガイモのごとし。
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トロッコ嵐山駅。
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最近は景色を見ることもなく
スマホだけ操作している人!多し。

今日は常寂光寺だけ拝観して帰るつもり。
行きあたるたびに入山していたら
拝観料で破産してしまいます。

あら!?
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入りません。
芋の子を洗うように大混雑しています。

落柿舎を遠くながめて。
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吟行する雰囲気でもないですね。

JR山陰本線の横の竹林が
開放されて遊歩道さえついています。
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紅葉のにぶい野々宮神社。
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これだけ「縁結び」を願う人がきたら
神さまもパニックになりませんかね。

竹林の中に人力車専用道を造っています。
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もう!
私の知っている嵯峨野・嵐山はありません。

渡月橋につづく車道が
歩行者天国に変貌していました。
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葛城山麓ウォーク 芋のかつぎや?! [みんなで歩けばこわくない]

「葛城山麓ウォーク」(2017/11/23)です。

奈良県の葛城市や商工会や観光協会や
町内会や運輸機関やその他大勢
みんなが集まって催しているらしいので
なにかおいしいものでも
食べさせてくれるのかも。

「行くよ!

と!張り切ったものの
集合場所が遠い。
近鉄・新庄駅からとぼとぼ。
20 分も歩いて
やっと受付のある紅葉の美しい屋敷山公園へ。
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参加証を首にかけてスタート。

未明まで雨だったのか
これからまだ降るのか
なんだか不安な空ですね。
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浄願寺の「子授け地蔵尊」です。
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「40 歳を越えた女性にも
「霊験あらたかだそうですよ!

「どうして私のほうを向いていうのよ!」

よくお祈りしたら「癒(いや)しの庭園」へ。
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この参加証を見せれば拝観料が無料。
十月桜かな!咲いています。

「子授けお地蔵さまの境内と」
「癒しの庭園とおなじ浄願寺なのに」
「山号が違うようだけど!どうして?」

「そこがありがたいところですよ。

「は?」

たとえば
ここ葛城市でも!
ホントーは私が今書いている葛城市の
「葛」の字ではありません。

しかし私の機器では
この「葛」しか出てきません。

地元でも苦労しているのでしょうか。
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上の大きい活字が正字。
でも!どうしても
下の「葛」になってしまうんですよね。

「それと山号の違い!どうつながってるの?」



きれいな石垣と紅葉の山を見て歩きます。
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置恩寺でお茶をいただいて
秘仏・十一面観音さまを拝んで
「念ずれば花ひらく」に首を垂れます。
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「路傍の花に囲まれているお方は!?」
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どなたでしょう。
道祖神のように
1 枚の石板にふた方彫ってありますね。

雨はもう降らないのでしょうか。
カラスウリと柿の実が赤い。
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葛城山麓公園をかすめます。
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平岡地区でそばの試食があるはず。
え!?
もう予定数が出てしまったの!?
私たち 9 時に出発した 1 陣ですけどね。

新米のおにぎりにはあたりました。
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そばドーナツは 100 円で買いました。



菊畑に遭遇。
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「二輪菊日本一のまち」だそうですが。

山口地区で梅干を買いました
サツマイモ掘りをしていました。
300 円でかなりたくさん出ています。

「あ!おね~さん!?
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「紅葉がきれいね」

「それじゃなく
「その手前に桑畑があるじゃないですか。

「養蚕でしょ!」

まさかぁ!現在!ここで?!

梅室地区で桑茶のふるまいがありました。

それですよ!あの桑畑は!
桑の葉を育てているんですよ。

「桑葉入り鶏団子スープ」(100 円)を
買ってあげましょう。
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すぐに笛吹地区です。
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大根(100 円)買ってくれたのですか。
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ここに紅葉に包まれた神社がありました。
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マップには葛木坐火雷神社とありますが
地元では笛吹神社と呼んでいましたが。
日露戦争時のロシア製の大砲がありました。



再び平岡地区に帰ってきたような。

ジャガイモ掘り(100 円)をしましょうか。
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ゴロゴロ出てきました。
「インカのめざめ」ですか。
色から見ると
「インカのひとみ」のような。

山田地区ではミルクセーキの試飲。
豚汁をいただきます。
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この日一番安かったものです。50 円。

この地区にはひまわりが
寒い風に震えながら咲いています。
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芸術作品!オブジェのようなナスの畑。
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「鎮守の杜(もり)みたいね」
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「古墳じゃないでしょうか。



歩行距離 10km も残り少ないようですよ。

このあたりになると
前後に人がいなくなってしまいました。

でも大丈夫。
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道路に矢印を描いています。
こんな大胆なこと!初めて見ましたが。

スタート地点にもどってきました。
祭りに盛りあがっていると思いきや!?
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学生たちが
「野菜くじ」なんて思いついています。
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100 円で野菜がど~んとあたるのかな。



まだ正午過ぎですけど帰りましょう。
大阪まで帰って
あたたかいところで休憩しませんか。

重いなぁ!この荷物!
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100 円で買った里芋。
100 円で掘ったジャガイモ。
100 円のくじであたったサツマイモ。

かついで近鉄の駅まで歩きます。
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大阪最後の祭 もつマニア丼 [昼定食]

神農(しんのう)祭です。
毎年 11 月 22、23 日の両日です。

神農炎帝と
少彦名命(すくなひこなのみこと)の
ふた柱を祀っているので
少彦名神社とも呼ばれています。

「参拝者待ち列」最後尾?!
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大変です!簡単に参拝できません。
もっとも境内が狭すぎるのです。
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ビルとビルのすき間におわします。

ここは船場
今は大阪市中央区道修町(どしょうまち)
古くから薬問屋の集中する地区です。

昔は馬車が馬糞をまき散らし
丁稚がコマネズミのように
走りまわっていたところ。

現在は高いビルだらけ
くるまの往来が激しい。
そこがこの祭のときには
ホコ天(歩行者天国)ですね。
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堺筋と御堂筋の間
東西の通りがホコ天です。
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香具師(てきや)の露店に
行列がある店があります。
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お好み焼き 150 円。

こちらの屋台も。
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焼き芋が 100 円!

さすがに大阪。
安いところに人は寄りますね。



昼どきです。
勤め人が吸収されて行く
飲食店(?)の集中しているビル。
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観光客が行かないようなビルなら
私好みの!ま!
リーズナブルなランチがありそうです。

うなぎの寝床のような通路があります。

奥のほうに
ホルモン料理の
調理臭が漂う店舗がありました。

そのものずばり「もつマニア」!?

最近!私の味覚は変に敏感なのです。

ジャガイモのえぐ味がよく感じられます。

強かった辛味に弱く(?)なりました。
今!激辛料理は食べられないかも。

それに
「ホルモン」や「油かす」のにおいが
異臭に感じられるときが多い。

神農さまに
尋ねてみようかと思っていたのですが
あの長い行列に恐れをなして
通り過ぎてきました。

自分のことは
自分で確認し対処しなければなりませんね。
ホルモン臭の充満している店舗に。

「もつマニア丼」650 円(税込)を。
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おいしいじゃないですか。
食べられました。
ホルモン臭には抵抗がなくなったのかな。

「ごはんの量」は聞かれましたが
それが無料か有料かは分からないので
フツーでいいと答えました。

あとはなんにもいわれませんでしたが。
生たまごはついていましたが
水とかお茶とか
香のものとかはありませんでしたが
もしかして
セルフで調達するシステムかも。

昼どきのサラリーマンの行く飲食店では
どこもあまり説明がないのがフツーです。



神農祭は大阪の
掉尾(ちょうび)を飾る祭りごとです。
このあと今年の大阪には
もう大きな祭はありません。

御堂筋に出ました。
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公孫樹(いちょう)が色づいてきましたね。
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日本一早い落語会 紅葉の六甲山 [パパラッチ!ママえっち?]

十善寺(神戸市灘区)の山門。
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まだ紅葉がないようです。

境内の真ん中に
赤く色づいた木がありました。
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「もみじ茶屋」があります。
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「ちらしずし」(450 円)をいただきます。
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朝食です。
早朝からオープンしている茶店なんです。

「よせぴっ!」(上方落語の情報紙)に
「日本一早い落語会」
「もみぢ寄席」があるというのできました。
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たしかに開始が早いです。
すでに 7 時 10 分開演の
1 回目は終わっていました。

8 時 10 分の 2 回目の寄席には
間に合いました。
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落語の演題は“ 尻餅 ”かな。
貧乏過ぎて餅が入手できないので
夫が妻の尻をたたいて
いかにも暮れの餅つきを
しているふりをするというはなし。

演者と顔つき合せるような
大変狭い寄席。
詰め込まれたおばちゃんたちが
大笑いして盛況でした。

ん?!
オチは
蒸した米をつかないで
「そのままで」食べてといっていたような。

妻は痛くてたまらないから
「残りふた臼」だという夫に
懇願するのですが。

私が今までに聞いていたオチは
「白蒸しで食べといとう」だった?!
笑福亭松鶴の系統のオチは。

東京に移った「尻餅」のそれは
「おこわにして」ですけどね。

「白蒸し」では
通じにくい世なのでしょうか。

ちなみに木戸銭は
決まっていませんでした。
ざるに「投げ銭」です。



この後すぐの予定がないので
北の六甲山の山上を目指します。

他国のものには
秋の紅葉の山が美しく感じますが
いっこうに緩まない坂道!
住むのには遠慮したくなりますねぇ。
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かなり高い場所にも人家があります。
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息を切らしてやっと
六甲ケーブルの下の駅に着きました。
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ここからホントの山道です。
「油こぶし道」コースを
60 分も頑張れば山上エリアです。

すぐです!チョー軽いもんです。



ケーブルに乗っていました。はは。
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すぐ!発車するというもので。

ああ!いい訳は寂しい。
ただ!心身が
特に精神が軟弱になっているのですね。
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上り 10 分
片道運賃 590 円。

高いといえば高い。
安いといえば安いのですが。

みなさん!冬装束ですね。
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私だけ秋の格好です。
立ちどまれば寒い。
立ちどまらなければ大丈夫。
永遠に歩きつづけなければなりませんね。

展覧台から
錦織りなす山と
青い海と
白い雲が見える予定(?)でしたが
南を向いてもまぶしいだけですね。
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六甲アイランド!
ポートアイランド!
かすんでいます。
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とはいうものの
あの人工島あたりが
くっきり!はっきり見える日は
年にそうないようです。

大昔には六甲山好きに引き回されて
たくさんの回数ながめてきましたが
私は真冬に 1 度見たくらいです。

やっぱり寒い。
歩きます。



(敬称略)
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茶筌の里 柿の里 [みんなで歩けばこわくない]

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「里ふりて 柿の木もたぬ 家もなし

「柿」といえば真っ先に思い出す句。
芭蕉の死ぬ少し前の句。

「柿くへば、、、があるでしょ」

「子規の句ですか。

その句は風天のように
おなじ肺の病に苦しむ人には
理解できるのかも知れませんが
欲情が離れぬ私にはよく分かりません。

奈良県の生駒市を歩いています。

柿の実だらけです。
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ちょっとだけ郊外に出れば
柿の木があちこちにある関西です。
柿の実に少し顔がほころびます。

郷愁のない性格ですが
柿の木数本に囲まれた家で育ったので
心の澱(おり)にあるのかも。



では!即興句。

「柿熟れて こどもの産めない 年になり

「まだ産めるよ!私にあてつけ?」

そんな訳では。

「柿高し いつまでどこまで 発情期

「自分のことね」

違うと思いたい。



「あれは?!」
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柿の実になんの興味もないような
アラフォー(around 40)!
もしかしてアラフィフ(around 50)の
おね~さんが指さすのは
柿の木の向こうの建造物ですか。

畑に柿の実の色したあざやかな花が。
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日本の花でもないような。



高山製菓に寄ります。
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一瞥では
なんの工場やら分かりませんでしたが。
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「おかき」が流れています。
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いつもスーパーで買うおかきより
数段!高級ですね。
直売でも値段は高級のままでしたが
1 袋だけ求めます。

「つぎ!」
「茶筌(ちゃせん)の製作の見学!」
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生駒市のここ高山地区には
茶筌工房が集中しています。

あ!ドアが開きません。

中に人がいるのですけどね。
忙しく働いているからか!
おね~さんの顔を見たからか!
拒否されましたね!はは。

つぎつぎ訪れた人も
入れてもらってないので
おね~さんの顔のせいではないようです。



高山八幡宮。
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高山竹林園。
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竹は「秋」ではありません。
「竹の秋」は春の季語です。

高山竹林園は茶筌!茶道具!編針等
竹製品の資料館です。

おね~さんが気になっていた鉄骨は!
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関西電力の変電所でしたね。


近鉄の駅に出たところで
「カレが呼んでいるから」
見栄を張って(?)
おね~さんは先に帰りました。

たぶん!妹か親かが
用事をいってきたのでしょうけど。

私もしょっちゅう見栄を張りますが
この方も「そうとうなもん」です。
私の周囲には「そうとうなもん」だらけです。

先日!初代のハイキングの相棒だった
アラフォー女史(拙ブログ 2013/12/31)と
久しぶりに偶然!出会いました。

「あたし!近々結婚式あげるからね」
なんていっていましたが。

あのころよりくたびれた!いや失礼!
おとなになった顔をしているのに
またまた見栄を張って!と
思っていましたが
かの女の親(ちか)しい人も肯定しているので
ホントーらしい。

お祝いもいわず!すみませんでした。
おめでとうございます!

お嫁に行ったら帰ってこないように。
もう後はないよ。



ひとりで生駒市役所に行きます。
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地下の食堂で市民のような顔をして
A 定食の食券を買いました。

ちなみに B 定食もありました。
どちらも内容は分からず
A 定食を注文です。

小鉢は 1 品だけ自分で選びます。
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税込み 530 円。



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「柿の実や 色ぼけのまま 人はゆく  ほっ



(風天は渥美清の俳号です)
(敬称略)
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