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田辺大根スパゲティ [こな(粉)もん]

未明にあんまり意味もなく時間だけ消費して
スズメ(雀)の家族が窓際にきたころ
少しだけ寝ました。

冬の朝の街に出て
季節の移ろいや
人心の変遷や
わが身の勝手な不幸を
勝手に憂いながら
眠気覚ましにさまよいます。

「さぶい(寒い)ねぇ!」

わが脳は行きずりの変なおばさんとしか
認識しないのですが
向こうは昵懇(じっこん)の間柄のように
口をきく人に遭遇。

「昨日に比べたら暖かいのでは。

「あんた!大丈夫?!」
「色ボケしてるんやないの?!」
「それとも夜遊びした朝!?」

「ほっといてください!

つくづく信用のない身の上ですなぁ。

「田辺大根!」

あい変らず!わが町のシモジモの住民は
形容詞も動詞もない
日本語に似た(?)奇声をあげます。

中略。

はやいはなし!
長居植物園(大阪市東住吉区)に
「田辺大根」をもらいに行くのに
つき合わされましたがね。



大根の頒布(はんぷ)は 11 時から。
早過ぎましたね。

「行くところないなぁ!植物園も冬は」

「そんなことないですよ。
「桜のお花見できますよ。

ね!
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ヒマラヤザクラ。(拙ブログ 2017/12/15
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「貸し切りですよ。
「麦めしを握ってきて!
「お花見してください。

「麦ごはんでは握りにくいよ~!パラパラで」
「田舎のこどものころ!貧しかってね」
「おかあちゃん!ごそっと麦を入れんねん」
「上にある麦をよけて下のほうの」
「米のところをお弁当に持ってったなぁ」

たしかに麦めしを炊くと
米と麦が分かれて炊きあがりますけど。

「最近!娘の家なんか」
「なんとかいう大麦やら」
「麦のふすまから作った粉を買ってんねん」
「そんな麦のほうがお米より高いんやて!」
「なにがなんやらねぇ!世の中は」

あの!いおうとしていることは分かります。
でも!「麦めし」というのはことばのアヤで!
そんなに深刻には考えないでくださいな。

パンジーがいっぱい咲いています。
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水仙の花もぽつぽつ。



長居植物園の南東の端っこの
「キッチンガーデン」エリアに
なにわの伝統野菜という
「田辺大根」が植えられていました。
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9 月 23 日に播種。
ということは 3 月で収穫期を迎えましたか。
成長は標準的な大根ですね。

キッチンガーデン横で
寒い季節なのに大勢休憩しています。
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ボランティアの人が
ハーブティをふるまっています。

今日はレモングラス・ティでした。
毎回だいたい「レモングラス」のようです。
万人に好まれる味ですからね。



あ!大変!田辺大根!
もう!始まっていますよ。
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大根を選んでいいのですね。
まぁ!みなさん!
バーゲン会場のおばちゃんと化しています。

「あんたも早く~!」

いいです。
私は端っこの大根で。
どれもそんなに遜色ないでしょ。
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1 本 100 円。
レモンは 3 個で 200 円。

おいたカードと比較あれ。
思ったより大根は小さく
レモンは巨大です。



おばちゃんを振り切って
JR南田辺駅前まで帰ってきたら
田辺大根の「だいこだき(大根煮)」無料!?
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単純な煮ものだけど冬にはご馳走かも。
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初老の夫婦が毒づいて帰って行きます。
食べもののうらみはおそろしい?!

「無料!無料!」と
マイクであおっているのに
引換券のない人にはくれないんですね。

なんだかねぇ!
駅前で仰々しいのですが
商店街の内輪の!排他的な催し?!

無料ではなく!いくらか
安価でいいから売ったら!
怒られることもないような。



スパゲティでも茹でてランチにしましょう。

田辺大根をおろして
「桃屋のキムチの素」を
混ぜて着色してトッピング。
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青ネギもかけたら
見た目はいい感じになったのですが
ま!万人に好まれる味ではないかも。
私だから食べられますけどね。
ポン酢のほうがよかったかな。

大根の皮に塩をして
少しおいてから出てきた水をしぼり
昆布茶と輪切りの唐辛子をまぶして
砂糖を加えた穀物酢に浸ければ
1 品できました。
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これはわれながら上出来です。
タグ:田辺大根
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