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大阪天満宮のうそ替え神事 2018 [わが街・大阪ブギウギ]

朝!ベランダのドジョウの水槽に
氷が張っていました。
大阪に流れ着いて幾星霜
こんなに冷えた朝は
なかったと思うのですが。

大川(旧・淀川)です。
左岸から北へ天満橋を渡ります。
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雪とユリカモメが舞っています。

橋を渡ったところの
500 円のランチの看板に魅かれて入店。
「焼肉一杯」?!
面白い屋号ですね。

ホルモン煮込み定食!税抜き 500 円。
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ホルモンというより
柔らかく煮込んであるすじ肉が
多く入っていました。

ああ!満足。
寒さも忘れます。
安あがりな人生です。



西にたどれば
大阪天満宮の北の亀の池。

ここに梅の木が集中していますが
黄色い蝋梅(ろうばい)の花はあるものの
梅の花のつぼみはまだかたそう。
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ああ!
ひと株だけ白くほほえんでいますね。
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蛭子遷(えびす)殿の前に人だかり。
ドヤ顔の芸達者な男の子(!)がいました。
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今日(2018/01/25)は初天神でにぎやか。
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昼からは「初天神梅花祭」の中の
「うそ替え神事」です。
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ひとり 1 枚
「鷽(うそ)鳥御守」という
封筒をもらいます。
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それを近くの人と取り替えるのです。
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発声は決まっています。
「替えましょう!」
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「替えましょう!」
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「うそをまことに替えましょう!」
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けっこう!すばやく!なん度も!
老いも若きも
美女も醜男(ぶおとこ)も
飽きるほど交換を行います。

童子だっていそがしいのです。
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疲れたころ!やっと「うそ替え」終了。
一斉に封筒を破り
中の「鷽(うそ)鳥御守」を拝します。
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裏返せば
「木うそ」と書かれていました。
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あたりました。

木製の「鷽(うそ)」と
交換してもらいます。
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「金うそ」「銀うそ」「土うそ」も
あったようですが!多くは望みますまい。

「木うそ」があたっただけでも
ブログに誇らしげに書きつづる人生で
よしとしましょうか!今日は。
寒いから。
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大根の皮の漬けもの 中華風 [絵に描いたどじょう地獄]

邱永漢(きゅうえいかん)宅に
作家仲間が集って
かれの作る自慢の中華料理に
舌鼓を打っていたそうな。

しかし!檀一雄なんかが
「お新香(しんこ)がない」と
不満をいっていたそうな。

中華料理には
「日本の一夜漬けのようなものは」
「あまりない」とか。

そうなんですか。

清朝の宮廷料理のレシピがのっている
愛新覚羅浩著/食在宮廷/に
四季の漬けもの(鹹菜)は
250 種あると書いてありますがね。

もっともそれは日本の漬けものと
同格に扱われるものか
疑問でもありますが。

日本の漬けものは
特に私のような平均以下の
貧しい食生活では
おかず・お惣菜の
立派な位置にありますが。

中国の漬けもの(鹹菜)は
調味の補助食品かも知れません。
宮廷料理でも中国の庶民の食卓でも。
粥に添えて味覚を楽しむとかいうふうに。



邱は
口うるさい文士たちのために
「醃蘿蔔皮(いえるおぷうぴい)」という
漬けものを考えついています。

「蘿蔔」は大根のことですね。
大陸に侵攻した日本帝国軍を
「蘿蔔」とさげすんだと
聞いたことがあります。

日本の兵士はやたら大根を好んだとか。
煮もの!漬けもの!なます!大根おろし!
さらに干し大根!汁ものの具にと。

軍隊調理法(昭和 12 年陸軍省)を
パラパラめくれば
大根飯!関東煮等々
あちこちに大根の記述があります。

それはさておき邱の漬けものは
その「蘿蔔」の「皮」を使うのですね。

大根の皮を短冊に切って塩をまぶし
水分をしぼり
調味料(醤油!味の素!ごま油)に
1 晩浸けておくだけとか。

「漬ける」じゃなく「浸ける」ですね。



清朝の漬けものも
ごま油を振って食卓に出すことが
多々あるようです。

では!
私もマネして「梅蘿蔔皮」(?)を。

大根の皮に
梅肉(梅干をたたいたもの)をまぶして
水分をしぼります。

味の素を振ってごま油をからめます。
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おいしいじゃないですか。
ごま油がいいですね。



皮といえば
冷蔵庫に
カブラ(蕪)の皮の漬けものを
保存していました。
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塩で水分をしぼって
甘酢(穀物酢!砂糖!昆布茶!味の素)に
浸けていました。

普段!味の素等の
旨味調味料は買わないのですが
到来ものがあるので
どんどん使います。はは。

これで十分おいしいのですが
ごま油を振ると
また!違った味が楽しめます。



(上記図書の他)
(邱永漢著/食指が動く/)参照
(敬称略)
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雪の下鴨神社から上賀茂神社へ [みんなで歩けばこわくない]

遅ればせながら新年のご挨拶。

「賢姉・大兄のみなさん!
「生きていらっしゃいましたか。

久し振りとかそうでないにかかわらず
出会ったとき
「生きていたの?」なんて
ぶしつけにいうのは関西人の特徴らしい。
私も大阪暮らしが長いと
そんな挨拶ができるようになりました。
エラいでしょ。

今年最初の
仮面(氏素性を名乗らなくてもいい!)の
寄せ集めハイキング。

冬は天候急変の心配やら
高齢者が多いので
死にかけたときの対処のため
アップダウンの少ない町の中を歩きます。

京都は糺(ただす)ノ森。
河合神社の鴨長明の邸宅(!)の
方丈からスタートです。
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この日は雪をかぶっています。

「鴨長明は
「家の作りようは夏をむねとすべし
「といいましたが
「いくらなんでも
「この住まいでは寒くてたまらんでしょう。

と!知ったかぶりで
みなさんに説明しましたが
ごめんなさい。
「夏をむねと、、、」といったのは
鴨長明ではなく
吉田兼好でした。
今!気づきました。すみません。

下鴨神社の馬場。
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梢の雪が落ちてきます。

フラダンスの木。
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参道にこんな木が並んでいるので
私が勝手にそう呼んでいるだけですが。
「雪の中のフラダンスというのものねぇ」

「糺(ただす)ノ森」には手をつけては
いけないことになっているようなので
原始林(?)かも。
その原始林の中の
「烏縄手(からすのなわて)」という
細道をたどって社殿に案内するのですが
落ちてやまぬ雪に!不評です。

風がなくそんなに寒くはないのですが。
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白い花が雪と見まがう美しさのため
「擬雪(ぎせつ)」と命名されている名椿に
雪の花が咲いています。はは。
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今は花と見まがい
「擬花」と呼ばれています。はは。
(呼ばれていませんよ)



名物「みたらし団子」も食べずに
下鴨神社を出て北へ。
冬空の下で「北へ」なんていえば
心は艶歌の世界。
うつむいて!とぼとぼ。
みなさん!めげずについてきてね。

氷河時代の遺物かもしれない
「深泥(みどろ or みぞろ)池」も白い。
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大田神社です。
「庭園ですかぁ?」
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ここ!池!まぁ沼地かな。
水面を埋めるカキツバタの群落が有名です。

社家にも雪。
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社家とは上賀茂神社の神官の屋敷。
その屋敷町です。



上賀茂神社に着きました。
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雪の中でさらに白い(!)神馬。
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「この子!男の子?女の子?」

「え?!

(小声で)
「馬並みということ!どういうこと?!」

なにを考えているのですか!
またまた!スケベ心を起こして。
TVの「5 時に夢中!」で
「!!ぽ」連発の(拙ブログ 2017/06/17
岩井志麻子・中瀬ゆかりコンビみたいに。

「立砂(たてずな)」もさらに白い。
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立砂は神の降臨した山の形。
今日は寒いから降臨はないかも。

またまたまた!この形から
よけいな妄想を起こさないで
食い気のほうを出してご覧あれ。
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「すぐき」の天秤押し。
すぐき漬けの
「すぐき菜」の栽培の嚆矢(こうし)は
上賀茂神社の境内だったそうな。



(敬称略)
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伏見の酒蔵 抹茶のいなりずし サンライズ [食い意地]

酒樽の形のベンチがありました。
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京阪・中書島駅の前に。
酒造りの町の伏見ですからね。

弁財天のおわします長建寺。
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弁財天は七福神のお仲間ですよね。
神さま!?
それが仏教の寺のご本尊(?)とは?!
からから木枯らしが吹いている頭で
あまり深く考えるのはやめましょう。

それより
西口克己の力作「廓(くるわ)」を
思い出したりしながらお参りです。

この街は大きな遊廓だったのですね。
その小説をめくれば
明治・大正・昭和の時代の
廓の日常やら
街の風俗がよく分かりますが
その面影は消えてしまっているようです。

長建寺に花の色はありません。
前の運河も冬の底に沈んでいます。
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十石舟も春まで休航です。



運河を越えたら酒蔵の街。

「酒蔵開き」(2018/01/21)ですか。
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1 月前にも開催していたような。
酒蔵開放もときどき。
年になん度も催しに遭遇しています。

行列ができています。

「無料試飲の列はどこですかぁ!?

「無料のものはありません!」

「最後列」のプレートを持っている
おね~さんが答えます。

「毎回ありましたよ?

「試飲はすべて有料です」

じゃ!いいです。
通り過ぎます。はは。

あれ?
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ポスターにも「無料試飲」があると
書いてありますがね。



黄桜の「カッパカントリー」の中庭で休憩。
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珍しいいなり寿司がありました。
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緑色のほうは
油揚げに抹茶が入っているといいます。
それにいたく興味を持って
赤いほうは尋ねなかったのですが
今思い出すと梅干の味がしたような。

ふたつで税込み 100 円。
安かったので
吟醸生酒 50cc (税込み 100 円)を
飲みましたが。
もの足りなくて
純米吟醸樽酒も飲みました!すみません。

ちなみに甘酒は飲んでいません!私は。



竜馬通りを抜けます。
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つづいて納屋街商店街に行けば
伝統のありそうなパン屋さん!
「ササキパン 本店」だそうな。
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店のおね~さんが
大正 10 年創業だといいます。

私が驚いたのはその歴史ではなくて
「サンライズ」があったから。

神戸ではメロンパンを
サンライズといってましたね。

神戸にもメロンパンはあります。
それは
ラグビーボールの形をしていましたが。

ここでもそう?!
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「ずっと昔から」だそうです。

大阪をはさんで頭越しに
神戸と京都に
共通のメロンパンがありましたか。

サンライズもメロンパンも 130 円でした。
たしか!税込みの値段でした。



(敬称略)
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東寺の初弘法 2018 [平安京有情]

五重塔がそびえています。
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今年(2018/01/21)の
初弘法(はつこうぼう)は天候に恵まれて
東寺は善男善女に囲まれています。

お参りは一方通行だとか。
東の慶賀門から入場させられました。
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広い境内には佃煮にするほどの人。
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紅白のサザンカの下にも近寄れません。
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この正月に初詣にきたときには
閑散としていたのに。
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12 月の終(しま)い弘法には
なん度かおじゃましたことがあるのですが
それより気のせいかはなやかな!
初弘法はまた違った雰囲気があるような。



外国の人が群がって
カメラを構えていたのは
白い境内がまぶしい東寺の事務所棟かな。
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立ち入り禁止です。

立ち入り禁止じゃないけど人の少ない
食堂(じきどう)周囲の
四國八十八か所霊場お砂踏みで
毎日!般若心経を唱えていた
祖母をしのびますか。
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臨時の休憩所が設けられています。
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いいことですね。
京都の有名寺社の中には
丸儲けに徹していて
参拝者を見下しているところが
多々あるのですが。



お寺ですから
高野槇(こうやまき)が売られています。
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仏具も。
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冬きたりなば春遠からじ。
ネコヤナギが売られています。
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境内の露店はたぶん
ほとんどがプロの
香具師(てきや)のようですが。
1,000 ブースを越えているでしょうから
初詣で見た
住吉大社の(拙ブログ 2018/01/04
種類はもとより
珍しいものかずかず。

骨董!がらくた(失礼!)!
古着なんかがよく目につきます。

フランス語の一家が
和服の品定めをしています。
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古着!シルクの着物が安いですね。

この妖しげなブースはなんですか?!
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出店登録証を持っているはずなんですが。
どこかに掲示する約束なんでは。
こんなふうに。
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でも!このタープにはありませんね。



客がマヨネーズを振っています。
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はは。考えましたね。たこ焼きやさん。
マヨネーズ!紅生姜!ネギ!それに
てんかす(揚げ玉)をかけ放題ですって。
お得(?)です。

京都らしい漬けものもたくさん。
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宮内庁御用達?!
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ではなく「ご用なし」だそうな。

童女たちがはなやいでいました。
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「こんぺいとう」の量り売り。
きれいな春の色。
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