SSブログ

餅の茶漬け 青きな粉の春蘭の花 [貧乏自慢]

正月は餅を食べねばならない!
とも思わない!いいかげんな人生ですが
スーパーで平積みされていたから
買っていました。

焼いて食べますか。

そのまま!
なにもつけずに食べてもおいしい。
私は十分食べられますが。

なにか塩分のあるものと食べるように
生理的に要求があるのが
フツーかも知れませんが。

赤塚不二夫が年末年始
現金 28 円と到来ものの餅しかなく
醤油の小瓶を買ってきて水で薄めて
スープ(?)を作ったとき
横山孝雄がやってきて
汁を全部飲み干してしまったので
以後!
なん日も朝昼晩!焼いた餅だけを
なにもつけずに食べていたそうな。

日本の漫画の黎明期の梁山泊だった
トキワ荘時代のこと。



池田満寿夫が絶賛する餅の食べ方に
「餅の茶漬け」がありました。

焼いた餅を
市販の茶漬けの素で食べています。
blog01.jpg

なるほど。
これで十分ですね。

雑煮の具を
あれこれ腐心してみた過去が
ご破算になりかねません。

松茸の雑煮(!)だってできますね。
blog02.jpg

好みの青ネギをふりました。



焼いた餅にもどります。

今!韓国では
餅と
「きな粉」の組み合わせがはやりだそうな。
「きな粉餅トースト」とか
冬でも「きな粉餅かき氷」とか。

わが家にきな粉はないのですが
「青きな粉」があります。
すごいですね!
自分で感心してもこっけいですが。

青きな粉に砂糖を混ぜてかけてみます。
blog03.jpg

きな粉は黄色いからきな粉でしょうけど
青きな粉という命名も面白いですね。

落語の「茶の湯」では
隠居が知ったかぶりで
「青きな粉」を溶いて
「風流だ!風流だ!」といっていますが。

泰平の江戸時代にできた
噺(はなし)でしょうけど
その時代に
「青きな粉」という名称があったのですね。

ちなみに落語では
「あおぎなこ」と濁って演じられています。

「萩の花」という食べ方があるそうな。

ごはんを丸めずに盆にのせ
きな粉をかけたものだそうな。

ん!?それのどこが「萩」なんですか。

青きな粉で試してみます。
blog04.jpg

青(緑?)の花ってなんでしょう。
カキ(柿)の花?
ナツメ(棗)の花?
なかなか思いつきませんね。

シュンラン(春蘭)がいいかな。
「春蘭の花」なんてね。



焼いたバケットに
とろけるチーズをおいて青きな粉。
blog05.jpg

チーズの代わりにマーガリンでも
マヨネーズでもおいしい。

豆乳に混ぜたら。
blog06.jpg

青きな粉の色は消えますね。

牛乳に混ぜたら。
blog07.jpg

ホワイトバランスをあれこれ変えても
豆乳とおなじ画像になります。はは。

ヨーグルトと食べましょうか。
blog08.jpg

これは私の口に合います。



あ?!
餅のはなしが?
青きな粉!

またまた
はなしが澪(みお)をはずれて
土手に乗りあげています。
いつもの千鳥足で!すみません。




(手塚治虫他著/トキワ荘青春物語/)
(池田満寿夫著/男の手料理/)
(林春隆著/野菜百珍/)参照
(敬称略)
タグ:手塚治虫
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理