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赤いボケの花 [解語の枯れ尾花]

最寄りの駅は
大阪市営(もうすぐ民営化?)地下鉄の
御堂筋線にあると思うのですが
普段は地下鉄・谷町線を
利用することが多いような。

こちらのほうが
知人に会う機会が少ないからです。
根性がねじ曲がっていますね。
ま!距離は徒歩 1 分も違いませんから。

早朝から腰痛!
歩行もなにもきわめて辛い。

好事魔多し!?
このところ!
満身創痍といいながら
歩くスピードは落ちなかったので
なんの不安の自覚もなかったのに。

まさか前かがみになって
ゴリラのようによたよた
ぶざまに歩かねばならないとは。

早く行って早く帰り
休もうと家を出たのですが
夕方近い帰り道。

そしてJRから歩いています。
地下鉄の駅より 4 分以上も遠いのですが。
この期に及んでも
電車賃がほんの少し安かったから。
由緒ある貧乏人の根性は怖いですなぁ。



桃ケ池のほとりに出れば
「お花見」しているじゃないですか。
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もう!(2018/03/25)
桜(ソメイヨシノ)が見ごろ?!

まだ咲き切らない花桃があるというのに。
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ハクモクレン(白木蓮)も桜も
同化しているじゃないですか。
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梅花はたしかにさきがけて咲きましたが
あとはみんないっしょに咲く年かも。



今年度の予算の消化のためかどうか
つまらん工事をしていて
池の半分に水がありません。
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汚らしいですね。
早く水を張りなさい。
水棲動物はどうしたのでしょう。

いつもサギ(鷺)などが
先にとまっているので
杭と思っていたのですが。
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なんですか!?
まか不思議なものが沈んでいたのですね。



近くの住宅街の中に
炎のようなかたまり!?
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大きい!
ボケ(木瓜)の花でしょうか。
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そうです!
これがホント(?)のボケですよね!
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思い出しました。

「行きすぎて 顧みすれば 花しどみ  虚子

いわゆる「しどみ」という
「クサボケ(草木瓜)」を
最近!ボケと呼んで
みなさんとそうしゃべっていたような。

すみませんでした。

クサボケという
草のように地をはっているものと
せいぜい見降ろして鑑賞できる
ヒボケ(緋木瓜)のようなものばかりが
記憶にありましたが
「立性」のものがありましたね。

すっかり忘却していましたが。

「照りとどまる 春の日輪 庭の奥に
「緋木瓜の花が ほてりに倦める   利玄

このボケは
横張り性のヒボケだと思うのですが
立性のボケでも歌になるような。



とにかく腰痛。
焼酎飲んで忘れましょうか。

なにを考えているのでしょうね。

ぼけっ!(関西弁で罵倒語ですな)
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淀川の揚げひばり 土筆づくし [もっそうライス]

「淀川で最後まで残っていた渡し舟」
「知ってる?!」

暑苦しい!いわゆる!
大阪のおばちゃんがいっていましたね。

私はクイズ形式の会話は大嫌いなんですが。
そんな脈絡のない質問をするより
答えを最初からいいなさい。

「豊里大橋のところかな。

しつこく聞いてくるので
たまたま知っていたことを答えたら
大いに不満のようです。
知らない!ということばを
待っていたようです。

「左岸と右岸では
「渡しの表記が違いますね。

2、3 度訪ねているので
知っていましたが
おばちゃんはそれも
とくとくといいたかったようで
ご機嫌が悪かったですね。はは。



その豊里大橋です。
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左岸が大阪市旭区
右岸が大阪市東淀川区。

くだんのおばちゃんは
このあたりの出身らしい。

日本万国博覧会(1970)の開催に合わせて
架橋したのですね。
それで「へいたの渡し」が
廃止になったそうですが。

左岸の表示は「平太の渡し」!
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右岸のそれは「平田の渡し」!
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なぜそうなのか!
教えてもらったことがあるはずですが!
忘れました。
今!おばちゃんに
聞いてみる気もありません。



あ!?
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タンポポ(蒲公英)は
カンサイタンポポばかり。

なんだか安堵してしまいます。
まだ自然が残っているのですね。

頭上でヒバリ(雲雀)が歌っています。
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「わが背丈以上は空や初雲雀  草田男

広い淀川の河川敷ですが
ころがりまわる人間に
じゃまされないように
営巣できるものか心配です。

あちこちで摘み草!?
つくし(土筆)を採っているのですね。

でも!季節は過ぎていて
ほとんどの頭がほうけていて
硬いものを探すのに骨が折れます。
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みなさんのそれを見たら
野生の血が騒ぎ
ともかく摘み集めたのですが。
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この中から硬い頭のもの!
いくつありますやら。



つくしのはかまを取って
ゆでて水にさらします。

ヨモギ(蓬)とタンポポの葉も
湯通しして流水で洗います。

鶏卵と麦ごはんで焼きめしを作り
酒と塩と昆布茶で調味し
つくしとヨモギとタンポポを混ぜます。

「サクラエビ」と書いてあった
アミエビみたいな赤いエビを混ぜたら
きれいでしたが。

醤油の香りを少しつけようとして
あああ!ほんの少しのつもりが、、、!?
黄色だったごはんが
すっかり黒くなってしまいました。
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ゆでたつくしを酒煎りして
昆布だしと味噌を加えました。

汁が多かったので
なんとなく
はったい粉(はだか麦)を加えて練ったら
まか不思議なものができました。
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でも!おいしい!
もっと試行すれば
いい 1 品になるかも。

ゆでたつくしを
梅肉(梅干をたたいたもの)で和えただけ。
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シンプルですが
十分!肴になります。
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天満橋の満天 大阪城桃園 [たべほ!ブフェ!バイキング!]

大川(旧・淀川)の天満橋下流の
八軒家浜船着場の
桜(ソメイヨシノ)はつぼみのまま。
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アクアライナー(水上バス)が
停まっています。
屋根(!)が開いています。
くるまイスの乗降は上からするんですね。

橋の下を運航するため
天井を低くしている船なので
横からではしにくいのですね。



「なにしてるの!?」

ああ!旧知のおばちゃんが目前にいました。

「帰るとこですよ。

「いっしょに帰ろ」

(イヤですよ)

「あんたとこ!(地下鉄の)谷町線やろ」

「まりえ(仮名)ちゃんは!
(典型的な老婆でも)
(ちゃんつきで下の名前を呼ぶと)
(なごやかな顔になります)
「近鉄(の駅近く)じゃないの?

「谷町線でも帰れるんや!」
「ちょっとだけ遠いけど」

「あ!今!ランチするつもりなんです」

とっさにテキトーに答えます。

「い!いっしょに!い!行きます?

「もう食べたから、、、」

(よかったぁ!でも!ごめんね)



予定になかったけど
天満橋のたもとでランチすることに。

早くどこかに入店しなければ。

ん?!
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京阪ホテルの半地下に
「ランチバイキング」の看板があります。

倉庫みたいな(失礼!)入り口ですが
ホントに飲食店?!
まさか!看板を物置から
運び出しているところじゃないでしょうね。

「IZAKAYA 満天」というレストランでした。
もしかして裏口!?

「全 30 種類食べ放題ドリンクバー付 60 分」
「ランチバイキング」
「税込み 980 円」とは安いですね。

食べます。

炊き込みごはんを少し!カレーをかけて
惣菜をひと口ずつもらいます。
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今日はなぜかいつもより空腹を感じて
白いごはんにまたカレーをかけて。
この日のメインディッシュという
鶏肉のクリーム煮も。
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漬けものの種類が多かったので
田舎もんにはうれしい。

全 30 種類はあるのかな。
数え方にもよるでしょうけど。

野菜ミックスジュース!
コーヒーを飲んでおしまい。
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ドリンク類は他にもありました。



根性が曲がっているので
人見知りする日は
徹底して人嫌いになるんですね。
悲しいことながら。

まだ!おばちゃんがいるような気がして
逆の大阪城のほうへ歩きます。はは。

寝屋川が大川に合流する口に架かる
寝屋川橋を渡ります。
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向こうの上流の下の橋が京橋!
JRや京阪や地下鉄の京橋駅と
場所が隔たってはいますが。

ちなみに上は大坂橋?!
すごい命名ですね!歩道橋ですが。



「大阪城 桃園」に着きました。
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なんだか国破れて山河あり!の感。
寒々としていませんか?!

散った後でも!咲く前でもないような。
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病んでいるのでしょうか。

わが家の前の
桃ケ池公園(拙ブログ 2018/03/16)は
ほとんど赤系統の花桃ですが
この桃園には白色が多いような。
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「白桃や雫もをちず水の色
(はくとうや しずくもおちず みずのいろ

芭蕉の弟子(親戚とも?)の桃隣の句。

「白桃」は「しろもも」とも読めますね。

「白桃」と聞けばすぐ
岡山原産の果実を思い浮かべますが
ここでは「白い(桃の)花びら」だそうな。

白い花びらは青味がかっていて
水の玉のように見えるらしい。

見えますか?!

昔はそんな色の花があったのでしょうか。

白い花びらの向こうに
第二寝屋川が流れています。
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アクアライナーに
桃の花のしずくがかかりそうです。



帰路!駅から裏道を通っていたら
10 年以上避けていたおじさんとばったり。
いつもはこのあたりに
まず出没しない人なんですが。
のがれようがないですね。

私は気が合わないのですが
向こうは大好きと思っているらしい。

「おごるから!」
「どこかで!つもるはなしをしよう」

私にははなすことはなにもありません。
振り切って走ります。

ああ!心重い!
つくづく自分がイヤになるつまらん日。
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暗峠 芭蕉最後の旅をたどれば [町道!街道!眠り未だ足らず]

近鉄生駒線・南生駒駅前の竜田川で
コンビニで求めた紙パックの牛乳だけで
寂しい遅いランチ。

「月日は百代の過客にして
「行きかふ年も又旅人也

なんだか心身に力が入りません。
ずいぶん生きてきたような。
しかし!
あともう 100 年は生きていたいような。

ここは奈良県の生駒市。
生駒山が見えます。
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幅員のない道が山に向かっています。
まるで軽トラの専用道路に見えますが
国道です。
国道 308 号!

大変古い道です。
難波京(大坂)があったあたりと
平城京(奈良)を結んでいた街道。
暗越(くらがりごえ)奈良街道と
呼ばれています。

奈良側からいえば
大坂(大阪)街道でしょうけど。

よし!
ここで屍(しかばね)をさらすのも無念。
大阪に帰ろう!
この街道を歩いて帰りましょう。



この街道はまた!
松尾芭蕉の最後の旅の道。

「菊の香や ならにはふるき 仏たち

元禄 7 年(1694)9 月 8 日
51 歳の芭蕉は故郷の伊賀上野を立ち
奈良に 1 泊しています。

折しも
重陽の節句(菊の節句)だったのですね。

翌日!大阪に向けてこの道を歩きました。

当時はともかく
現在はとても狭く感じる道です。
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アンテナの見本市のように
山頂に並ぶ電波塔を確認しながら上ります。
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住居がつづいているくらいですから。
大阪側から上るよりゆるやかです。
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ゆるやかというのは比較してそうだけで
決して楽な上りではありません!はぁ~。

40 分も歩いて!家並みも途切れたころ
古民家を利用したような
うどん屋がありました。
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あまりにも唐突に現れたような店ですが
その昔は幹線道路ですから
旅籠(はたご)や
茶店が並んでいたのかも知れません。



椿の花の季節は終わりましたか。
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だいぶ上りましたね。
どうして歩こうと思ったのでしょう。
ああ!徒労感がひしひし。

棚田は冬のまま。
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なぜか懐かしい!麦の青さ。
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麦?!今の時代に!?

ああ!「往馬大社 御小麦畑」だそうな。



山頂近くに本陣跡。
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やっと街道の頂上
石畳の国道!
暗峠(くらがりとうげ)に着きました。
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峠の茶店で
なにか食べようと思ってきたのですが
心が花粉症?!
うつむいたまま通り過ぎます。

大阪側は下るだけです。
上るのも大変ですが
下るのも爪先が痛くなるほど!

この道のあちこちで
遅々としてですが拡幅工事をしていますが
依然としてこのあたりが一番狭そう。
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幅員 2m あるのやら。

大阪側の棚田は逆光のせいか寂しい。
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芭蕉の句碑。
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「菊の香に くらがり登る 節句かな

このあたりでは
芭蕉は下っているのですけどね。
奈良側の!
上りのほうに建てたらいいのでは。

そしてその日のうちに芭蕉は大坂に投宿。

「菊に出て 奈良と難波は 宵月夜

昨夜は奈良!今夜は大坂!
どちらもいい月夜だったのでしょう。

ぎゃ!
ここまで 2 時間近く浪費しています。
6km ほどの道程なのに。
死期の近かった芭蕉の脚に負けているはず。



ふもとの枚岡神社に梅花が映えています。
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そう!
枚岡梅林はどうなっているでしょう。
「ウメ輪紋ウイルス」に感染して
伐採してしまいましたが。

あ!?
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梅の木は 1 本もありません。

伐採した後
新しい苗木を
植えているのかと思っていたのですが
そのまま放置していました。

まだ土中にウイルスがいるのかも。

キティちゃんのベンチが寂しそうでした。
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四天王寺春分の日 桜と桃と はんなり [わが街・下駄ばきドドンパ]

四天王寺(大阪市天王寺区)はにぎやか。
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「市」が立っています。
今日(2018/03/21)は大師会ですね。
弘法大師像が花に包まれています。
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この像の横が極楽門。
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極楽門の向こうに石の鳥居があります。
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夕方!あの鳥居に沈む太陽をみつめて
極楽浄土を思い浮かべる修行
「日想観」が行われます。

日想観は弘法大師・空海がここで最初に行い
皇族から庶民まで広がったらしい。

この空模様!沈む陽が見えるかしらね。



今日(2018/03/21)は奈良県桜井市で
MBS ラジオウォークがあります。

TVにも新聞にもあまり接しない生活。
ラジオなんて全然。
それでぼんやりしていると
アラフォー(around 40)のおね~さん方が
毎回「行くよ!」なんて
声をかけてくるのですが。

天気予報では雨。
これから風も強くなりそうです。

おね~さん方のように
しゃれた雨具は持っていません。
あるのは私より貧乏そうな人が
哀れんでくれた
100 円ショップのレインコートだけ。

気力が喪失してしまいました。

それでひとり四天王寺へ。
予報に反して晴れてきましたね。

漫才で生恵幸子(いくえさちこ)が
人生幸朗(じんせいこうろ)にいっていた
「天王寺のどろがめ」を
見にきたのですが。(拙ブログ 2018/03/15

冬眠から醒めたアカミミガメだらけ。
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どろがめ(すっぽん)も
いるとは思うのですが。

あべのハルカスが見えます。
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今日は五重塔と金堂のエリアを
開放しています。

大阪は「粉(こな)もん」文化の街ですが
この境内の
香具師(てきや)の品は安いですね。

たこ焼き!焼きそば!ホルモン焼きそば!
いか焼き!うどん!そば!
ほとんど 200 円ですね。
お好み焼きが 150 円という店も。
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それに多くのサンズン(店舗)は
イートインスペースを作っています。
親切ですね。



四天王寺とJR天王寺駅を結ぶ商店街に
いつも表で
「ランチ」の声をかけている
女将風のおね~さんがいます。
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桜井市に行ったら交通費だけで
2,000 円を越えます。
それをつかったつもりで
少し優雅なランチをしましょう。

狭い階段を上がればその店
「はんなり 天王寺店」がありました。

わ!女将さん(?)がいっぱい。
割烹着のおね~さんが数人もいました!

日替り膳の中から
「鰆(さわら)の梅煮」にします。
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私好みのちまちました膳でした。
ごはんのお代わり可。
税込み 1,000 円。

客はおばあさんばかり。
たぶん!一心寺や
四天王寺の参拝帰りでしょう。



あ!?
JRが動いていません。
強風のためとか。

たいてい地下鉄の御堂筋線か
谷町線を利用するのですが
今日はJR阪和線できていました。
自転車をつかうときには
停めやすいJRにするのです。

歩いて帰ります。
精神的ですが徒労感ひしひし。

ん!?
やっと乗った駅にたどり着けば運転再開?!
駅のエスカレーターが動いていますが。
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違います。
まだ!電車運転は見合せのまま!

構内にだれも入れていないのに
4 台のエスカレーターは
なん時間でも運転しておくものらしい。



わが家の前の桃ケ池に帰りつけば
1 本の花桃の木が強風に揺れています。
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倒れたら危ないのか!囲んでいますが
それより!支柱を立ててやってよ。

皮 1 枚!?
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それも
だいぶ欠損した幹の皮だけで
生きているじゃないですか!

咲き始めた
桜(ソメイヨシノ)の花びらも
風にふるえています。
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これは案外風に強い。
満開を過ぎなければ散りません。

でも!スズメやメジロ!
最近はドバトやキジバトの盗蜜行為で
咲いた途端!散らされていますけどね。



(敬称略)
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