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母と子の秘めごと 故郷に錦 [スペインのハエ (R-18)]

(ご注意。R-18です)



親愛なるおね~さんへ。
「母子相姦」の中途報告です。
この考察は人生経験の未熟な私には
ちょっと手ごわいテーマでした。

先日!場末の居酒屋の片隅で
アラフォー(around 40)のおね~さんと
豚の足なんぞをかじりながら
TOKIO の山口達也の淫行を
拙ブログ 2018/05/10
はなしていたら
おね~さんが唐突に
「近親相姦」の話題を持ち出しました。

「昔から普遍的なものでは?!
「故郷に錦という落語もありますよ。

「なにか隔靴掻痒な気持ち」

「それなら私なりにまとめてみますか。

と!安請け合いしたのですが。



「故郷に錦」は母と息子が女と男!
早いはなし SEX をする噺(はなし)!
でも!
じめじめした陰湿なこともありません。
人情(?)噺です。

あくまでもエロ・グロが染みついた
私の感想ですから
アテにしないでくださいね。

TVやコヤ(寄席)で演じることは
あまりない演題でしょうが
宇井無愁が集めた 1,000 ばかりの
上方落語の中にもあるので
古典落語なんでしょうね。

「故郷に錦」の原典は
安永 4 年(1775)の
「軽口開談儀」とも推察されます。

日本の昔話や落語は
外来のはなしを元にしているものが
少なからずあるようですが
これはどうなんでしょう。



有名な母子相姦といえば
ギリシア悲劇のオイディプス王。

昔から政権の円滑な委譲には
先帝のこどもと婚姻したりしますが
オイディプスは
先の皇后を襲って自分の皇后にしたのです。

秦の始皇帝は父が死んだその晩
父の愛妾をあさりました。
だいたい!権力者は
すばらしい女性を集めていますからね。
奪う価値が高そうです。

日本でも
神武天皇が亡くなったら長子はさっそく
神武帝の皇后を妻にしています。
自分とは血のつながりはありませんが
今風にいえば継母ですがね。

しかし!オイディプスは
実母とは知らずに妻として
子をなすのですね。
「故郷に錦」とは少し違うような。



今東光が八尾(大阪府)の寺に赴任して
村人を寺に呼んで
雑談することから始めたらしいのですが
かれらの関心事は「けんか」と
「夜這い(よばい)」だけだったそうな。

この村人たちが異常でもなく
日本全国!夜は「夜這い」が当然のこと!
男女ともに楽しみだったのですね。

夜這いができる男は「成年式」を終えて
若衆組の仲間になってから。

成年式は集落によって違うものの関西では
だいたい 13 ~ 15 歳で行うものらしい。

その儀式のひとつに性教育!
SEX の技能も教えたのですね。

ある関西の村では
教育するのは「後家」だといいます。
夫のいなくなった女性でしょうね。

若衆入りが多い年には
後家が足りなくなることもあります。
そんなときには
たいてい嬶(かか?)が加わるとか。
嬶とは!?
人妻かな。
もしかしたら!嫁がきた家の女!
つまり姑(しゅうとめ)かも。

それでも女性が足りなければ娘!
さらには尼僧というふうに
村独自に順番が決まっていたそうな。

そして男女同数でまず
寺社とかで雑魚寝(ざこね)です。

相方はくじ引き?!

たまたま!メンバーに
その年の若衆入りの男の子と
教育係としての後家の母が
いるときもあります。

母子はくじが当たらないようにと
祈るそうですが
それが!よく当たるのだそうです!
世の中!皮肉なものです。

でも!それには粛々と従うのです。
くじは神仏が決めたことですから
変更は一切なし。

これが純然たる母子相姦なのかどうか。

若衆と性教育係の男女の関係は
1 年以上つづくそうですよ。
母子のカップルは便利といえば便利ですが。



30 世紀のことでしょうか。
宇宙の果ての「エデン17 」という星に
不運にも取り残された母と息子が
子孫を増やそうと夫婦になります。

不運はつづき
生まれてきた息子と
さらに夫婦にならねばならない母の
複雑な物語は「火の鳥 望郷編」ですが!
重いですねぇ!私には。

あ!これも運命に従うだけ。
恋愛でもない!?
でも恋愛感情がなければ
やり切れませんね!想像をたくましくすれば。



SEX を楽しんでいる(?)母子の
記録がありました。

ちょっと古いけど
昭和 53 年(1978)10 月から 1 年間
「ダイヤル避妊相談室」にかかってきた
男の子が実母と
性関係を持ったという記録は 110 件。

男の子はほとんど 10 代。

これは母親が悪いですね。
ほぼ 100 %悪い。
母親が拒否すれば近親相姦を防げたはず。

とは思うものの
母親のほうが積極的に
仕掛けている場合が多いですね。
困ったものです。
困ってはないのかも。
双方!結構ラブラブのようです。

種々の事由から
こんな母子相姦は
増加傾向と予測してありますが。
それから 40 年!
今!大変な数になっているのかも。
となり近所!そんな関係の人だらけ?!



露の五郎兵衛(2 代)の
落語の「故郷に錦」は
息子が母親に惚れる設定の高座ですが。
やっぱり!母親のほうが
息子を求める(!)高座もあるそうです。

娘と実父の性関係はどうなんでしょう。

前記の「ダイヤル避妊相談室」の
おなじ 1 年間にかかってきた
父子相姦は 12 件。
極めて少ない!母子相姦より。
相談が少ないだけかも。

父と娘の性関係を扱った
「畜生め」という噺(はなし)もあると
宇井は書いていますが
蒐集していないところをみると
東京落語なんでしょうか。

「カムイ外伝」で
抜け忍(忍者)の父と
哀れなその娘が命を燃やして
SEX をしていましたが。

最初に読んだときには
幼かったので理解の外でしたが
今!その宿命を思うと泣けます。
エロは感じません。

古事記の仲哀天皇のところに
「上通下通婚(おやこたわけ)」を
連行した記述があります。

国をあげての大祓(はら)いのとき。
獣姦の人とおなじ罪らしい。

ちなみに獣姦には
馬婚(うまたわけ)!牛婚(うしたわけ)!
鶏婚(とりたわけ)!犬婚(いぬたわけ)!
などがあるらしい。

どのようにして!
たとえば鶏と結ばれるの?!
あらたに疑問が湧きますねぇ。

それらのことで推察すれば
この「おやこたわけ」は
父と娘の姦淫のような気がしますが。



私のベッドの周囲の
わずかな本をめくっただけで
なにか深い渦に巻き込まれて行きます。

これは腰を落ち着かせて
段取りをしっかり決めてから
やりなおさねばならないテーマのような。
そんな気がしてきました。

したがって!とりあえずの
なんのまとまりもオチもないレポート!
すみません。



(露の五郎著/つゆの艶ばなし/)
(小島貞二編/定本・艶笑落語/)
(宇井無愁著/落語の系譜/)
(ソポクレス作/オイディプス王/藤沢玲夫訳/)
(赤松啓介著/夜這いの民俗学/)
(古事記/福永武彦訳/)
(手塚治虫作/火の鳥 望郷編/)
(川名紀美著/密室の母と子/)
(白土三平作/カムイ外伝/)他参照
(敬称略)
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