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宇治のあがた祭り 暗闇の雑魚寝?! [町道!街道!眠り未だ足らず]

宇治橋を右岸から渡ります。
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茶どころでしょうけど
橋の上に植えられた茶の木。
なんだかねぇ!
乾燥と排ガスと排熱と振動と、、、!
橋姫さまもどこかへ行っているでしょうね。

ホコ天(歩行者天国)になっています。
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県(あがた)神社の
あがた祭り(2018/06/05 ~ 06)です。

暗闇祭りです。
6 月 6 日の午前零時に
梵天(ぼんてん)と呼ばれる
神輿(みこし)が走ります。

家々では消灯して
通り過ぎるのを待ちます。

ときどき
「夜這い(よばい)」の民俗学を習っていると
なんとなく分かります。

これもまた「性」の祭典ですね。
消灯して
村の男女がもつれ合う雑魚寝(ざこね)が
大胆に行われてきたに違いありません。

今 5 日の正午過ぎ!静かです。
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毎年 500 を越えそうな
香具師(てきや)のブースも
準備中のところばかり。



県神社と平等院の間の路地に
元祖・抹茶コロッケののぼりが見えました。
元祖とはホントですか。
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表通りではよそものの
心胆を寒からしめる
高い値段をつけた店ばかりですが
ここ「とり菊」には
フツー(?)に感じる定食がありますね。

「お茶の葉天ぷら御膳」をもらいます。
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柔らかい茶葉の天ぷら。
茶そば。
茶めし。
香のものは食べ放題(?)といったところ。
税込み 800 円。

元祖・抹茶コロッケは食べそこねましたが
なんとなく宇治にきた気分。
単純なものです。



あがた祭りに帰ります。

県神社に梵天(!)の神輿がありました。
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これが通るときが楽しみ!
わ~い!雑魚寝です。
私が喜ぶこともないですが。
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本町通りを急ぎ足。
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つきあたったところに
宇治神社御旅所があります。

雌雄の獅子の神輿が出迎えてくれました。
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そしてここにも梵天が!
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ここなん年も
鈍感にもなんにも気にしなかったのですが
どうして梵天がふたつあるの?!

近年!県神社と宇治神社の仲が
おかしくなっているのでしょうか。

互いに正統な梵天をかついでいるのかも。

ここは宇治です。
応神天皇の死後
その子たちによって正統性を争った里。

菟道稚郎子皇子(うじのわきいらつこのみこ)と
大雀命(おほさざきのみこと)が手を組んで
大山守命(おほやまもりのみこと)を
宇治川で殺害しています。

このあたり古事記でも日本書紀でも
不可解な展開が記されていますが
ま!それはともかく故事にならって
梵天と梵天を宇治川の激流でぶつけ合ったら
悪い(?)ほうの神輿を
神が流しておしまいになるのでは。



まだ人の数が少ないので
規制しなくてもいいようなものですが
一方通行を宇治橋のほうに進みます。
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お面の商いもあるのですね。
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きつねのお面があります。

「、、、人恋しくて
「縁日でおもちゃの面を 買いました
「化粧してない こころの顔に
「かむった面は きつね面
「だますつもりが まただまされて、、、

だれの歌でしたやら。
鮎川いずみかも。

この世はつらいことばかり。ああ。

わ!アカミミガメのあかちゃん!
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やがてこれが
日本の湖沼や河川に放たれるのですね。
規制しなければならないのでは。



疲れますね!すごすごと帰ります。

見知らぬバスツアーの人たちが
時間がないので
平等院には入山しないようにいわれて
残念がっていたので
鳳凰堂の盗み見に案内。
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親切で!エラいでしょ。
ま!エラいといえるものかどうか。

中の島(塔の島)でひと休み。

「ウミウ」たちがケンカばかりしています。
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ストレスがあるのでしょうね。

宇治川では
「放ち鵜飼」に取り組んでいるのだそうな。

追い綱なしに自由に泳ぎ
鵜匠が呼んだら帰ってくるという鵜飼。

毎年!ここでふ化し育雛しているから
野生のウミウと違い可能性が大なのかも。

お金持ちの賢姉・大兄
ぜひ資金援助してあげてください。
支援は 3,000 円から受けつけていますよ。



(日本書紀/宇治谷孟訳)参照
(敬称略)
タグ:古事記
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