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ジャガイモの花 山椒の青実 [お命!いただきます]

わが家の
ジャガイモの花が咲いていました。
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お大尽たちから新ジャガの収穫の
自慢(?)メールがきていたころは
まだ 10cm ほどでした。

もう見込みがないものと
思っていたのですが
急に大きくなったような。

農業経験もない生い立ちなのに
生活が豊かになった人は
土地を買ったり借りたりして
できそこないの収穫を
うれしがりますね。

私のように食い意地が張って
育てているものとは
基本姿勢が違います。

台所の隅で
シワシワのジャガイモを発見したときは
もう春の陽気が満ち満ちていました。

シワシワだろうが腐っていようが
皮をむいて食べます。
しつけがいいのです。

そのむいた皮についていた芽。
それを植えたのですが。
なんでもムダにしません。
しつけと礼節に長(た)けていますから。
なん度もいうことでもありませんが。

ジャガイモは
「インカのひとみ」だったような。
シワだらけでよく分かりませんでしたが。
収穫が楽しみ。



ジャガイモは丈夫ですね。

営農としては苦労があるのでしょうけど
私のようないいかげんなものにも
とりあえず枯れずに育ちます。

高松宮の日記を見たら
終戦の 3 月前の昭和 20 年 5 月 18 日
「ジャガ芋畠ヲオ共シテ」とあります。
大宮御所でのこと。
たぶん母である貞明皇后を訪ねたのでは。

戦争末期には皇族方も
ジャガイモを育てていたのでしょうか。

ん!?
その年の 2 月 25 日
宮城と大宮御所が空襲に遭い
大宮御所では 5 名が即死していますが。
そんな中でも
ジャガイモを育てていたのですか。

6 月 18 日
焔放射器の実験は失敗!
他の兵器も不発続出!
機銃連発せず!
ことごとく情けないかぎりの中
ジャガイモを蒸して食べたようです。
このほうが成績良好なんて
なかばヤケぎみですねぇ。



この季節!ほんの 10 日ばかり
店頭にあるのが「山椒の青実」です。

以前はたくさん醤油煮にしていました。

それを待っていてくれた人も
もうみんな鬼籍に入り
したがって
買わなくなって久しいのですが
野山を徘徊していると
道端で遭遇し
思わず!少しだけですが
衝動買いしてしまいました。
blog72山椒.jpg

しかし!最近!
なにもかも鈍感なんですよね。
もともと鋭角的に行動できる体力も
もちろん頭脳はもっとなく
山椒の青実の処理が思いつきません。

考えあぐねて結局!単純に
醤油で煮ます。
私には
梅の青実をつけた醤油がありますぞ。

山椒の青実の下茹ではしません。
アクは抜けるかも知れませんが
辛味も抜けます。

当座煮です。
blog73山椒.jpg

真夏までに食べてしまいましょう。



エノキタケは 1 年通して安価です。
今日は 200g を越えたようなものが
ふたつで 50 円でしたが。

オリーブ油で炒めます。
ニラも加えて
特価の「麻婆豆腐の素」で調味。

醤油煮の山椒の青実を混ぜました。
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到来ものの焼酎を
C.C.レモンで割って飲みます。



(高松宮宣仁親王著/高松宮日記/)参照
(敬称略)
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