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舞洲ゆり園 2018 [解語の枯れ尾花]

「鞍馬の竹伐(き)りに行こう」

ほんの数日前に恋多き!
ま!いいかえれば年中発情している!
アラフォー(around 40)のおね~さんが
誘ってきました。
オトコにあぶれたら
なにかとちょっかい出してきます。

「急にいわれましてもねぇ。
「あなたと違って懐中不如意極まれり。
「おごってくれるんですか?!

「すべて自分の経費は自分で!」

「鞍馬寺の竹伐り会式(えしき)ですか。
「あれは恋人とふたりで見るものでは?!

「?!」

「大蛇に見たてた青竹なんて
「非常にエロチックです。
「熟した女たちは
「大蛇(?)を見て興奮するのです!

「行ったこと!あるの?」

「もちろん 2、3 度。

「恋して?」

「もちろん!

「あなたの恋人って!男?女?!」

私をなんだと思っているの!?
引き返せない「道」におしおきして
泣かせてあげようか!



昨日(2018/06/20)がその竹伐りの日。
朝から半端じゃない大雨。
京都行きはあっさり中止。
根性のないおばさんじゃのぉ!
深窓の飼い猫みたいです!表面だけは。

私は仕方なく
なけなしの郵便貯金を出して待っていたのに。
そんな大げさなこともないのですが。

「大阪 舞洲(まいしま)ゆり園」にきました。
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大阪市此花区の沖の海の中の埋め立て地です。
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2013 年の開園ですから
もう 6 回目の初夏ですね。
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「竹伐り会式」のために用意していた
大金(?)をつかいにきたのです。はは。
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最初の年のゆり園は
砂地に突き刺したような茎が
並んでいましたが
今や園内すべて雑草(?)に覆われて
その緑色がやさしい。
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今年は球根を 20 万球植え替えて
公称 250 万輪だそうな。
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2013 年には 200 万輪なんていっていましたが
増えているのかな。



黒い花もありますか。
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ま!白い色に安心します。
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根が清純ですから。

「ゆり」は「百合」と書きますが。
球根(鱗茎)がいくつも重なっているから?!

すると!百合は漢語なんですか。

表記は漢字でも読みは
重なっていることから寄り合いの寄り?!
「より」が「ゆり」に変化。(松田修説)

古語の美しいという意味の
ユルから。(松村任三説)

朝鮮語説。(大槻文彦説)

ラテン語説。(松崎直枝説)

一般的には大きな花が揺れるから?!
「揺り」!?

古事記では「さい」ですね。

神武天皇が狭井川(さいがわ)のほとりで
伊須気余理比売(いすけよりひめ)と
寝て(!)います。

「さい」が咲いているから「さいがわ」!
「さい」はゆり?!
ヤマユリのこと!?

万葉集になると
もう「由利(ゆり)」になっていますか。
「さい」はどこへ行ったのでしょうか。



今年のゆり園(2018/06/01 ~ 07/01)も
もう終わりが近いようです。
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狭井川はなく
発情したおね~さんもいないから
食い気に走りますか。

「ゆりあんまんじゅう」が
売られていました。
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1 個 150 円!?
40g もないのに。

ゆり根のあんではないですね。
白あん?!
ゆりの花の香りはしましたが。



「君に似る ゆりひらかせぬ
「ゆりに似る 君ねむらせぬ
「山の夜の月      (平野万里)



(敬称略)
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