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土御門天皇 御陵道 [町道!街道!眠り未だ足らず]

阪急・長岡天神駅前。
「阪急そば」があります。

数日前に!突然!このブログの
大昔の記事(拙ブログ 2010/10/14)に
アクセスがいくつもあり驚きましたが。
それは
「黄そば(大阪弁で“ きぃそば ”)のことを
書いていたのですが。

そんなそばが
どこかのメディアに取りあげられたからかも。

「阪急そば」の「和風中華そば」も
その範ちゅうに入ると決めつけていて
よかったのかどうか。

今一度食べてみますか。

いや!遠くにきたのなら
その土地の特色のあるものを食べたい。



「阪急そば」の向かいの
「お食事処 わかたけ」に
「しなちくいっぱい」という
和風ラーメンなるものがありました。
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長岡京市は「筍(たけのこ)」で有名。
それも日本一丁寧に栽培されている
高級品の生産地。

その筍で作られている(のかどうか?)
「しなちく」がいっぱいのラーメン。
食指が動いたのですが。

「シナチク」!?
漢字で書けば「支那竹」?!
(「支那」が差別用語ならごめんなさい)
ことばを替えれば「メンマ」!?
漢字で書けば「麺麻」ですかね。

「麻」!?
「麻竹」ですね!原材料は。
「麻竹」の大きな筍を発酵させて作る
画像を見たことがあるような。

ここは「孟宗竹」の里。
「シナチク」はここでは作れませんか。
急に気が変わり
「本日のサービス」定食を。
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かき揚げとお好み焼き風のたまご焼き?!
全然!最初の土地のものを食べるという
趣向は消えましたね。
量的にはどうかと思いますが
650 円(税込)ならあきらめましょう。



南へひと駅歩いて
探検(?)してから帰ります。

長岡天満宮の横の八条ケ池。
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筍料理で有名な
錦水亭が浮かんで(!)でいます。
筍のない季節はどうするのでしょうか。
ま!行くあてもないので
心配はいりませんね。

丹波街道ですか。
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左に分岐。
あ!いや!今歩いている道が
丹波街道のはずですよね。

右に「御陵道」が分岐しています。
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いにしえに京(みやこ)もあった里なので
「柳谷道」とか「西国街道」とか
「奥海印寺通り」とか
由緒のありそうな道がいくつも交錯しています。

「ガラシャ通り」とか
「サントリー通り」とかは
最近の命名でしょうけど。



「御陵道」をたどります。

たぶん!近代に拡幅したのでしょう。
幅員のある!
それゆえ情緒もなにもない道がつづきます。

「いちじく」です。
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菜園のように低い!
こんな可愛い種類ですか。
こんな仕立て方ですか。
まだ樹齢がないのでしょうか。

土蔵を改造したウインドウ?!
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京都縦貫自動車道をくぐります。
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道がよ過ぎて
なんだか不安になりますが
ときどき道標に遭遇します。
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御陵に着きました。

参道脇は庶民の住居です。
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土御門(つちみかど)天皇(1195 ~ 1232)の
金原陵でした。
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手元の年表と天皇家系譜を見ると
4 歳のとき即位しています。

源頼朝やら後鳥羽上皇やら
策士がからみあい
大変な時代に生きていたのですね。

37 歳で崩御。
名のある英雄の影で存在の薄そうな人生なのに
現在まで参道に名が残っているんですね。

しかし!配偶者は多い。
10 名を越えています。
子女は 20 名あまり。
この分野ではご活躍です。



あれ!?
稲田の向こうの丸い柿の木!
見覚えがあります。
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御陵道から分かれて
柳谷道に出られる細道の向こう。
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この風景にしばし足を止めていました。
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通り過ぎて
墓場にあげてもらいふり返ります。

夏ですね。
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