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8月7日 京の七夕 [平安京有情]

地下の京阪・清水五条駅から地上に出ると
五条通りに陶器を商う屋台が並んでいます。
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清水焼発祥の地です。
「五条坂 陶器まつり」の季節かな。

例年!六道珍皇寺の
「精霊迎え 六道まいり」(2018/08/07 ~ 10)に
呼応して開催されているはず。

まず!六波羅蜜寺をお参りしてから。

「迎鐘(おむかえがね)」を
撞かせてもらいました。
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わが国最初の地下の大つり鐘だそうな。

六道珍皇寺は「精霊迎え 六道まいり」の
参詣客でいっぱい。
ここでもみなさん!
「迎え鐘」を撞いています。
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十萬億土の冥土にまで届く鐘の音だとか。

関西の縁日では珍しいような
ホオズキが売られています。
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1 茎 800 円。



ちょっと徘徊してから茶わん坂。
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正面の清水寺の
仁王門や三重塔を仰ぎ見ながらあがります。

先日(拙ブログ 2018/08/04
「ひやしあめ」を考察しましたが
そのとき宇治の岩井製菓のそれの原料は
「米飴」と書きました。

その岩井製菓が
この茶わん坂に
「とにまる」という店舗を
今日(2018/08/07)オープンしていました。
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なんだか偶然に驚きます。

表で立ったまま
「冷やしあめ」(200 円)をいただきます。

横に急な細い坂が!
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茶わん坂と上の清水坂を結んでいる
あさひ坂!?

あがってみます。
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京都タワーが見えました。



清水寺の門前で仰いで頭をさげてから
清水坂をくだります。
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さらに三年坂(産寧坂)。
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二年坂。
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暑いですね。

あい変らず
インバウンド(訪日外国人旅行)が多い。
外国のこどもたちがバテて
不平不満をいっています。
日本を嫌いになりますね。

一年坂を一瞥してから
高台寺の駐車場にかけあがります。
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なんだか様子が変わっています。

拝観無料という利生堂におじゃますると
壁に天井に仏教絵画がありました。
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バチあたりは震えて退散しましょう。

お!銅閣寺!
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いや!失礼!大雲院祇園閣。
珍しや!特別公開しています。



八坂神社に着きました。

舞殿の周囲に七夕の笹飾り。
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「京の七夕」と名乗って
京都市内数か所で
七夕まつりとしゃれこんでいます。
そのひとつの催しの
コンサートがあるのですね。

会場によって日時と期間は多少違いますが
どうして 8 月の上旬に
「七夕」なのか。

京の七夕実行委員会事務局が
京都市観光振興課にあるようですから
行政指導のイベントでしょうか。

日本はふしぎな国民性で
旧暦の行事を新暦でしたがるので
非常に不可解な事象に
往々にして直面します。

赤穂浪士の討ち入りは
1 月の末でしょうけど
どうしても 12 月に持ってきたがっても
生活に痛痒も感じないのでいいのですが
桃の節句なんかは新暦ですれば
桃の花がなかったりします。



八坂神社の常盤新殿で
冷泉(れいぜい)家 24 代当主のお嬢さんの
「七夕のおはなし」という
講演会がありました。
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お嬢さんには違いないのですが
たぶん古希を過ぎられた刀自ですが。

会場のボードに
「乞巧奠(きこうでん)」とあります。
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先日(拙ブログ 2018/07/06
荊楚歳時記を開いたらのっていたことば。
なんだか身近に感じるじゃないですか。

そのお祭りを
冷泉家はずっと守ってきたのですか!?

余談ですが
「京の七夕」を旧暦でも新暦でもない
8 月 7 日前後に開催する理由が分かりました。
講師いわく
この時期!京都になんの催しもなくて
寂しいからだそうな。

なんと!安易で!単純な。



四条大橋の下の鴨川の夕暮れ。
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笹飾りが並んでいます。
ここも「京の七夕」の 1 会場ですか。

もうすぐ明かりがともるでしょう。
ま!それまで待てず!帰ります。
みなさん!楽しんでくだされ。
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