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まぼろしの武田尾温泉 [猫も歩けば棒立ち]

JR宝塚線(福知山線)の無人駅の
武田尾(たけだお)駅を出て
武庫川の左岸をさかのぼると
トンネルと吊り橋が見えます。
blog61武田尾温泉.jpg

トンネルは昔の福知山線の名残りかな。
吊り橋から上流は武田尾温泉。

トンネルを抜けて
吊り橋・武田尾橋を渡れば
なんですか?!
blog62武田尾温泉.jpg

川の姿がガラリと変わっています。
大規模な護岸工事中!?

毎年のように洪水が暴れ
被害甚大だったことも
いくどか報道されていましたが。

武田尾温泉は
武庫川をはさんで両岸にあります。

左岸の宝塚市には紅葉館が 1 軒。
blog63武田尾温泉.jpg

大昔に宿泊したり
また別の日にランチ入浴したような。
結構!ぜいたくをさせてもらいました。

新装したのか
きれいな建てものが並んでいます。

右岸の西宮市側には
支流沿いに数軒ありましたが。
こちらにも日帰り入浴に
連れてきてもらったような。

よく働き!
よく悪いこと(?)ができた
今では考えられない
夢のような時代がありましたね。

あれ?!
あの藁(わら)ぶきは河鹿荘!
blog64武田尾温泉.jpg

こんな見通しのいい場所でしたか。
渓流が消え
ピカピカの用水路と化しています。

武庫川のほうを振り向いてみます。
blog65武田尾温泉.jpg

ああ!たしかここに!渓流の上に
マルキ旅館の渡り廊下があったような。
拙ブログ 2011/10/21

廊下も客室もなんにもありません。

渓流に沿って上ると
すぐ昔の小径になりましたが。
blog66武田尾温泉.jpg

藁ぶき屋根の河鹿荘は
窓ガラスが割れ!全体が錆びをまとって!
寂(せき)として声なし。

その奥の元湯旅館は営業していました。
「日帰り温泉 1,000 円」とあります。
それに「土曜、日曜、祝日」とも
書いてありますね。

ま!いろんな事由があるのでしょうけど
今は右岸・左岸に
それぞれ 1 軒ずつ残っているのですね。



帰ります。

大岩があります。
blog67武田尾温泉.jpg

たぶん!大洪水に耐えて
100 年前からここにある岩。

わ!
blog68武田尾温泉.jpg

頭をつぶされたヘビが。
(なぜか!とっさにそう思ったのですが)

ん!?
通り過ぎて振り返ると形が違います。
blog69武田尾温泉.jpg

動いたの?!

数歩進んでまた見返ると。
blog70武田尾温泉.jpg

やっぱり!生きています!?
でも!瀕死のようにも見えます。
しかし!どうしてやったらいいの!

見なかったことにします。

私の人生はいつもこうですね。
思いやりというものが
たとえ!肉親にもないような。

思えば当時!
この里に遊んでくれた多くの人にも
感謝の念もなく別れて
それっきり音信不通です。

友人が皆無のはずです。
よく分かります。
この生来の性格のせいなら
なにを今さら!あきらめましょう。はは。



武田尾駅は武庫川の上。
blog71武田尾駅.jpg

宝塚市と西宮市をまたいで
橋梁とトンネル内の駅です。

トンネルを出たところが駅で
発車したらまたトンネルです。
大阪駅まで 12 駅しかないのですが
45 分はゆうにかかります。

これも私の人生のようです。
暑い日です。
タグ:廃線
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