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茶碗蒸しらーめん [食い逃げ未遂]

日本一長いアーケード商店街といわれる
天神橋筋商店街(大阪市北区)の真ん中あたり
四番街のテントウムシが
今日はきれいに見えます。
blog01.jpg

塗り替えた訳じゃないのでしょうけど。
なぜかそう見える日。(拙ブログ 2012/03/23

ん!?
「茶碗むしらーめん専門店」ですか。
blog02丹頂.jpg

「丹頂 天神橋店」?!
「本店」は「創業三十年」だとか。

750 円(税込)でした。
blog03茶碗蒸しらーめん.jpg

外見は茶碗蒸しですが
底にラーメンの麺がありましたが
茶碗蒸しのように
肉とか
ギンナンとかの豊かな具はありません。
小さなカマボコ片はありましたが。

おいしい。
でも!麺類や卵料理!
どちらにも興味がないので
お得感はありませんでしたが。

外に出て看板を見ると
ランチどきには
ごはんが無料とかの
いろんなサービスがあったのですね。
損した気分!はは。



「おだまき蒸しやね」

アラフォー(around 40)の
大阪生まれの大阪育ちのおね~さんが
教えてくれましたが。

「おだまきってどう書くの?!

「小田和正の小田に!左巻きの巻き!」

「右巻きならダメですか!?

「りくつをいうんじゃありません」
「あなたは左巻き!」

「はい。

「船場発祥の料理かも」
「船場ではうどんだけど」
「麺ならなんでもいいはず」

「へい!とう(嬢)さん。
「おだまきというのなら
「糸を巻く苧環(おだまき)じゃないの!?
「麺を糸に見立てて。

「知らないよぉ」

「あ!船場!?
「じゃ!質素倹約料理!

「どうして?」

「しづやしづ しづのをだまき くりかへし
「むかしを今に なすよしもがな

静御前(しずかごぜん)が
詠んだといわれている歌。

「しづ(しず)」は
「しずか」のことでしょうけど
「賤(しず)」の意味ものせてあるはず。
だから貧しい料理。

「船場汁」なんて
丁稚が食べさせられていた
おかず兼汁ものは
塩サバのアラで作ったもの?!

「まあ!そうだけど」
「卵料理はぜいたくな料理だったの!昔は」

「それでは在原業平ですかぁ?

「いにしへの しづのをだまき くりかへし
「むかしを今に なすよしもがな

前記の静御前の歌はこの歌の
100 %パクリですね。
もっとも!静御前が作ったのじゃなく
だれか物語の作者がいるのでしょうけど。

この「しづ(しず)」は
倭文織(しずおり)のことでしょう。
きれいな織りものかな。
見たことはないけど。
ぜいたく品だったはず。

「よって船場の小田巻きはぜいたく品!?

「しずにこだわらなくてもいいのでは!?」
「小田巻きからどんどん離れて行くよ!」



(伊勢物語/石田穣二訳注/)参照
(敬称略)
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