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大安寺 笹酒まつり 2019 [南都有情]

大安寺の東塔の基壇。
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奈良時代にあったそうですが
かなり大きなものだったのですね。

たんぽぽがたくさん咲いています。
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今時期は寒風をやり過ごすかのように
ロゼット型に葉を地面すれすれに
水平に広げているのはよく見ますが
花もぺちゃんと
低く咲いているじゃないですか!

花茎がほとんどありません。
セイヨウタンポポでした。
外来種は強い!

西塔跡。
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東塔より少し後に建てられたらしい。
両塔!ほぼおなじ大きさだったとか。

その一番下の層が
12m 四方と推察されていました。
現存する東寺の五重塔の初層が
9.5m 弱四方だそうです。

東寺のそれは 50m を越えている
日本一の高さを誇ります。
すると!この大安寺の塔は
100m を越える塔だったのかも。



大安寺です。
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「南都 大安寺」と掲げられています。
今は静かなところですが
「南都」なんです!
南都七大寺のひとつ。

境内はいにしえの六条大通りをはさんで
500m 四方はあったのでは。
今はそのなん分の一かの面積ですが。

リーフレットには
いつのころか
887 人の僧侶がいたとありますが
なんといっても大安寺の僧といえば
普照(ふしょう)を思い出されます。

ま!早いはなし!私は
その人しか知らないのですけどね。

興福寺の僧の栄叡(ようえい)とともに
「伝戒の師を招く」という使命を受けて
留学僧になったのですが。

井上靖著/天平の甍(いらか)/では
他にたくさんの
特徴のある留学僧が出てきますが
結果 22 年かかって
鑑真を招聘(しょうへい)したときには
普照ひとりになっていました。

ひとりになっても頑張ったのです。

「天平の甍」は先に映画を観て
それから!あわてて
小説を読んだ記憶があります。

まず!小説は読まない情緒のない人生。
どうして!あのとき感動したのやら。



竹に酒を入れて
焚き火で燗(かん)をつけています。
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今日(2019/01/23)はがん封じ笹酒まつり。
正式には
光仁会(こうにんえ)というはずですが。

久し振りにきましたね。
前回(拙ブログ 2011/01/24
どんな手段でだれときたのか忘れましたが
今日は心身ともに軟弱になっていて
近鉄(JR)奈良駅からたくさん出ている
臨時バスに乗ってしまいました。

偏屈な私は笹酒ではなく
竹酒だといいたのですが
ま!不毛な議論に
時間を費やすのはやめましょう。

500 円納めてもらった
竹の猪口(ちょこ)に入れてもらいます。
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今年の笹酒娘(!)は
なんという国際色豊かな!
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大和ですね。
露店には「柿の葉寿司」がいっぱい。
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でも「目張り寿司」(300 円)と
笹酒と
お接待(?)の葛湯でランチ。
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笹酒はお代わり(?)はいいらしい。
でも!用意してきた器に入れて
持ち帰るのはいけません。

いけない人が後を絶ちません。
露骨に不満がるバカもいます。

別に竹筒に入れた酒を売っているので
買いなさい。



(敬称略)
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