三輪明神 避雷針 苗木頒布

奈良県桜井市の
三輪明神 大神（おおみわ）神社の
境内には杉の大木だらけ。


「向こうの杉には避雷針があるのに！」


「どうしてこちらの」
「巳（み）の神杉にはないの？」
「蛇は雷と友だちなの？」


変なことに注意が行くおばさん！
いや！おね～さんがいます。

「そうではありません！たぶん。

拝殿の中にもたくさんの杉がありますが。


避雷針のある杉はそうありません。


保護角度の問題でしょう。

落雷事故を防ぐためとはいえ
やたら施工するのは不経済でしょう。
効率のいい設置基準があるのでは。



「杉の苗でももらって帰りますか。

「くださるの？」

「たぶん！

「参拝記念樹」の頒布が。


「この苗木は」
「境内の樹木の種子を採取して」
「発芽したものです」

あ！有料でしたね。
500 円。

あれ？！
杉の苗はありませんでしたか。
実のきれいなものだけ？
センリョウ（千両）と
ナンテン（南天）だけかな。

でも！今日は売り切れ（？）でした。



「恋人の聖地」にあがります。
展望台です。


大和三山の耳成山（みみなしやま）と
畝傍山（うねびやま）が見えます。


「もうひとつは？」

天香久山（あまのかぐやま）が
視界の左端にありますが
丘のような山なので
形がはっきりとらえにくいですね。

この展望台は
春には桜の花で埋まります。

「花の季節に恋人ときましょうね。

「はい！」

期待するのは勝手！無料ですが。

「それまでに出会いがあるものかどうか。

容姿も教養も気立ても
郵便貯金も（知らんけど）
ウエストのふくらみも（知らんけど）
ごくフツーなのに
つぼみのまま腐るさだめは哀れ。

「ははは！

「笑うな！」