無動寺 六條八幡宮 冬の裏六甲 [手のひらを太陽に]
「あんな家でした!育った家は。
「大きな家じゃないの!」
「家の大きさではなく屋根瓦の色!
釉薬(うわぐすり)の色が似ています。
あの瓦は知りませんが
わが家のものは
亡くなった祖母が大昔に
“ 伊部焼(いんべやき)” じゃないかと
いっていました。
でも!伊部などの備前の焼きものは
釉薬を使わないような気がします。
あ!?
今思えば釉薬はかかってなく
あんな赤っぽい色だったのかも。
「詳しく調べてみたら!」
「強いて知りたくもありません。
「それにもう!その家はありません。
「瓦は 1 枚も残っていませんよ。
冬の終わりには
群れていたスズメも
カップルになって行動をするようになり
営巣場所候補をいくつか調べていました。
わが家の瓦の間は一等地のようでした。
さらに特等地は日あたりがよくて
犬小屋の上とか
猫が日向ぼっこをするけど
ジャンプしても届かない高さのところとか。
そんなところは
天敵が近寄りがたいですからね。
六甲山の北側
神戸市北区を歩きます。
神戸市の 44 %を占める区なら
やたら広くて人口密度が低そうな
田園地帯です。
「トリ!」
「鳥の群れですね。
「なんという鳥?!」
「スズメよりは大きいけど!
「分かりません。
しばらくながめていられます。
なんにも考えることもなく。
飛んでいる方は命の叫びかも知れませんが。
あるささやかな目的で徘徊しています。
このあたりでは
目印にしている「新兵衛石」です。
250 年前に 15 歳の新兵衛が
善行(?)をしたのでしょう。
坂をのぼって行けば無動寺。
四国八十八か所の
祠(ほこら)を訪ねながらくだります。
祠の上部の石は古そうですが
下部の石は最近のもの?!
くだって六條八幡宮に。
神仏習合時代があったようで
三重塔があります。
文正元年(1466)建立?!
ひぇ~っ!
古い!
しかも!応仁の乱(1467 ~ 1477)の
前年のことですか!
そんな大変な三重塔ですが
いろいろ視界にじゃまが入り
全体の姿を
はっきり見られるところがありません。
裏六甲は山また山。
前にいつか見ただれかのバストのような
形のいい山があります。
後ろにだれかが座って
大きな尻でへこんだような山があります。
「おね~さんのことじゃありませんよ。
「三寒四温について行けず幻覚が出ているよ」
「つくしがいっぱい出るころに出直してこようよ」
「そだね~。
「大きな家じゃないの!」
「家の大きさではなく屋根瓦の色!
釉薬(うわぐすり)の色が似ています。
あの瓦は知りませんが
わが家のものは
亡くなった祖母が大昔に
“ 伊部焼(いんべやき)” じゃないかと
いっていました。
でも!伊部などの備前の焼きものは
釉薬を使わないような気がします。
あ!?
今思えば釉薬はかかってなく
あんな赤っぽい色だったのかも。
「詳しく調べてみたら!」
「強いて知りたくもありません。
「それにもう!その家はありません。
「瓦は 1 枚も残っていませんよ。
冬の終わりには
群れていたスズメも
カップルになって行動をするようになり
営巣場所候補をいくつか調べていました。
わが家の瓦の間は一等地のようでした。
さらに特等地は日あたりがよくて
犬小屋の上とか
猫が日向ぼっこをするけど
ジャンプしても届かない高さのところとか。
そんなところは
天敵が近寄りがたいですからね。
六甲山の北側
神戸市北区を歩きます。
神戸市の 44 %を占める区なら
やたら広くて人口密度が低そうな
田園地帯です。
「トリ!」
「鳥の群れですね。
「なんという鳥?!」
「スズメよりは大きいけど!
「分かりません。
しばらくながめていられます。
なんにも考えることもなく。
飛んでいる方は命の叫びかも知れませんが。
あるささやかな目的で徘徊しています。
このあたりでは
目印にしている「新兵衛石」です。
250 年前に 15 歳の新兵衛が
善行(?)をしたのでしょう。
坂をのぼって行けば無動寺。
四国八十八か所の
祠(ほこら)を訪ねながらくだります。
祠の上部の石は古そうですが
下部の石は最近のもの?!
くだって六條八幡宮に。
神仏習合時代があったようで
三重塔があります。
文正元年(1466)建立?!
ひぇ~っ!
古い!
しかも!応仁の乱(1467 ~ 1477)の
前年のことですか!
そんな大変な三重塔ですが
いろいろ視界にじゃまが入り
全体の姿を
はっきり見られるところがありません。
裏六甲は山また山。
前にいつか見ただれかのバストのような
形のいい山があります。
後ろにだれかが座って
大きな尻でへこんだような山があります。
「おね~さんのことじゃありませんよ。
「三寒四温について行けず幻覚が出ているよ」
「つくしがいっぱい出るころに出直してこようよ」
「そだね~。