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金花茶一輪 [解語の枯れ尾花]

春ですね。
キンカチャ(金花茶)が咲き出したとか。

キンカチャは
「ツバキ属の分布域図」を見ると
中国の南の端の広西省とベトナムとの国境
ほんの狭い場所にしか自生していません。

私の頼りない学習では
日中国交回復(正常化ともいいますが)後に
パンダなんかといっしょに
どどっと珍なるものが入ってきましたが
そのときのひとつではないでしょうか。

それから育種熱心な日本の園芸家は
それを元に交配を繰り返し
今たくさんの黄色いツバキがあるような。

私は原種のキンカチャの
20cm ほどの可愛い挿し木苗を 1 本入手して
育てていました。

原種は寒さに弱く
(今は寒さに比較的強い交配種がありますが)
冬は室内で抱いて(?)寝ていました。
やがて人の背丈ほどにはなりましたが。



「キンカチャが咲いた」という
長居植物園(大阪市東住吉区)に行きます。

「1 輪咲いています」

はは。
1 輪だけですか!?

「よく!探してください」

ないんですが!
つぼみはたくさんあるのですが。
blog31金花茶.jpg

キクカチャ(菊花茶)を撮りにきた
(たぶん!)アラフィフ(around 50)の
おね~さんに協力を求めて探したのですが
やっぱり見つけられませんでした。はは。

ちなみにキクカチャは無数に咲いています。
blog32菊花茶.jpg

3 ~ 5cm ほどの花。
純白が清楚です。



「ホトケノザの花がたくさん!」

(たぶん!)アラフォー(around 40)の
おね~さんのグループが騒いでいます。

ツバキ園の林から
隣接のキッチンガーデンに出ます。

ん?!
blog33.jpg

サンガイグサですかぁ!
コオニタビラコじゃない!
拙ブログ 2018/02/06

ま!これも
ホトケノザというのかも知れませんが
牧野富太郎が
「毒にはならんだろうが」
「まずくて食えない」といった植物。

今年も人日(1 月 7 日)には
「春の七種」が売られていましたが
多くの店頭では
コオニタビラコの代わりに
このまずい!
サンガイグサを入れていましたね。

なん年か前に出荷元の農協にいったら
(たぶん!)狂人が
脈絡のないことを叫んでいると
思われたようです。

端境期のキッチンガーデン中に
サンガイグサが
なんと勢いよく咲いていることか。
これを摘んで売れば
しこたま稼げることでしょう。



田辺大根の花。
blog34田辺大根.jpg

ターサイですね。
blog35ターサイ.jpg

ブロッコリーの類の花。
blog36カリフラワー.jpg

収穫を免れた野菜が咲いていますが
もうすぐ抜かれてしまうことでしょう。



カワヅザクラ(河津桜)がほほえむころ。
blog37河津桜.jpg

スイセンとクリスマスローズの花は今が盛り。
blog38クリスマスローズ.jpg

チューリップとパンジー。
blog39チューリップ.jpg

明るい春です。



梅林です。
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満開です。
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花が咲けば
灯火にくる蛾(が)のように
厚顔無恥な
自称・カメラマンやら画家もどきが
大挙して押し寄せ
長い間占拠しているのが常ですが
この日は数人!少数でよかったのですが。
blog42.jpg

花に近づかない!
近づいても 3 秒で去れ!という
「3 秒ルール」を作ったらどうでしょう。


キャベコン!?
blog43.jpg

大根に赤キャベツを継いだもの?!

ハクコンだそうな。
blog44.jpg

白菜と大根のドッキング。

色違いの大根をふたつ継いでどうします?!
blog45.jpg

長居植物園の入り口の
「花と緑と自然の情報センター」に
展示されていました。



(ツバキ属の分布域図は)
(講談社/園芸大百科事典)参照
(敬称略)
タグ:田辺大根
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