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アーモンドの紅白の花 桃の花 [解語の枯れ尾花]

突然!春がきました。
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アーモンドの花が爆発的に咲きました。

ここで実生から大きくなって
昨年!初めて 1 輪だけ咲いた木です。

白い!
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純白ともいえそうです。

接ぎ木苗から育った
なん年も前から咲いているほうの花は
ほんのりピンク色。
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スズメがグループでやってきて盗蜜。
花の元をついばんで蜜を盗んでいます。
花びらをぽとりぽとりと落としています。

白いほうの花には行きません!今のところ。
スズメには色が分かっているのでしょうか。
それとも、、、。



アーモンドが咲いているということは
よく似ている桃の花も。

わが家の前の桃ケ池公園の花桃も赤い。
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花桃は毎年どんどん減って行き
昨秋の台風襲来でまた倒れ
もう!
桃の花の公園とはいえなくなりました。

大木は枯れて
ひこばえが咲いているのもあわれ。
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枯れた後に苗を植えても
忌地(いやち)などの障害が出て
ふたたび!
桃の花の公園が復活するかどうか。

向こう岸では公園の一部を封鎖して
まだ!堅牢な橋をつぶしています。
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年度末!なにをしているのやら。
桃の木の心配でもしなさい。



桃はあわれ。


桃之夭夭
  もものようようたる
灼灼其華
  しゃくしゃくたるそのはな
之子于帰
  このこ ここにとつぐ
宜其室家
  そのしっかによろしからん


詩経にある「桃夭(とうよう)」という詩。
「桃」の詩の嚆矢(こうし)かも。


「桃の 花が 咲いた
「空に 満ちた 春に
「恋は 風に 託し
「嫁ぐ 人は あわれ


私が勝手に訳しているので
クレームはつけないでね。


桃之夭夭
  もものようようたる
有賁其実  (賁は草冠つき)
  げにもふくれたるそのみ
之子于帰
  このこ ここにとつぐ
宜其室家
  そのしっかによろしからん


脚韻(きゃくいん)に敬を表して
せめて日本語では
モーラ(拍)はきちんと。


「桃の 甘い 匂い
「胸に 満ちた 夏に
「愛は 風に 聞いて
「嫁ぐ 人は あわれ


桃之夭夭
  もものようようたる
其葉秦秦  (秦は草冠つき)
  そのは しんしんたり
之子于帰
  このこ ここにとつぐ
宜其室家
  そのしっかによろしからん


「桃の 青葉 若葉
「ときは とわに つづく
「夢の おわり 知らず
「嫁ぐ 人は あわれ



わが家のアーモンドの木。
どんどん嫁して行きましたが
2 本だけ残っています。
大木になりました。

いきかねて いとさまでいる 大娘
          (かざしぐさ)

大女も大きな木も
もらい手がありませんかね。
あ!失礼!
寛政(1789)のころのはなしですよ。

どなたかもらってください。



(一海和義著/漢詩一日一首/)参照
(敬称略)



(追記 2019/03/23)
満開になりました。
白いほうのアーモンドが。
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急に気温が下がった夜。
寒い風に震えていました。
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