SSブログ

嵐山 青葉有情 嵐電饅頭 [平安京有情]

発電しています。
blog51渡月橋.jpg

「嵐山保勝会水力発電所」という
立派な名称があります。

下流に渡月橋が見えます。
インバウンド(訪日旅行)やら修学旅行やら
渡っている人は
よそものだらけのてんこ盛り。

その重みで!いつか!
「London Bridge Is Broken Down」
(ロンドン橋落ちた)のような
高名な民謡(?)が生まれないかと
ひそかに期待(!)はしているのですが。

ここは桂川です。
でも!渡月橋は
大堰川に架かっているといわれていますから
渡月橋の下は大堰川でしょう!知らんけど。

この発電所のところまで
保津川くだりの舟がくるので
その舟の澪(みお)は保津川でしょう。
はるか下流!海に出るところは淀川です。

その他全部で 10 以上の愛称がある川では。
のら猫のみ~ちゃんのように
行く先々で違う名前があるようなものです。



亀山公園のゆるやかな坂をあがります。

周恩来の碑。
blog52周恩来.jpg

ああ!急に切なくなります!勝手ですが。

あんまり旅行に縁のなさそうな人たちの
グループを案内してここにきたのは
私の無理やり依頼される添乗(?)人生の
嚆矢(こうし)だったかも。

先日!通天閣の下で出会った
その中のひとりのおじさんがいうことには
あのときのほとんどの人が
鬼籍に入ったとのこと。

またあるときには
周恩来という名前がすてきに思えて
こどもが生まれたら!あやかって!
男の子なら「真来(しんらい)」
女の子なら「真来(まき)」にしようなんて
笑い合ったのはいつの日のことでしたか。

バカやろ~!

叫んでみても!その後が空しいだけ。
よいこは冷静にね!
アホのマネをしないように。



角倉了以(すみのくらりょうい)さん!
こんにちは。
blog53角倉了以.jpg

村岡局(むらおかのつぼね)さん。
blog54村岡局.jpg

この方は
もう少し歴史の評価があってもいいような。
一般に伝わる歴史はいびつですねぇ!
当然ですね。
正義は移ろいやすく!道徳は変遷しますから。



保津川くだりが見えます。
blog55保津川.jpg

展望台がいくつかあるのに
ひとつだけに観光客が群がっています。
こういう心理は法則があるのでしょうか。
ただ!他にあることを
知らないだけでしょうか。



小倉山の頂上に行きますか。
blog56小倉山.jpg

いや!行っても
特別見晴らしがいい訳でもないし。
逡巡して!結果!行きません。
恋愛なら!悩んだときには!
行くほうを取ってきたような!今までは。

小倉池までころがり降ります。

池の畔の「御髪(みかみ)神社」の絵馬。
blog57御髪神社.jpg

十二単(じゅうにひとえ)のおね~さん!
おばさんかも!後ろ姿ですから。

あ!?
これ!櫛(くし)の形でしたか。

小督(こごう)の箏(そう)の調べが
か細く聞こえるような常寂光寺。
blog58常寂光寺.jpg

男社会に翻弄(ほんろう)された小督は
絶世の美女だったそうな。
ブスだったら物語になりませんね。

落柿舎の隣
高い杉の下で
有智子(うちこ)内親王が眠っています。
blog59落柿舎.jpg

嵯峨天皇皇女。
この人も聡明で美人。
そして薄命。

先日!葵祭(賀茂祭)で(拙ブログ 2019/05/16
斎王代(さいおうだい)!
つまり斎王の代理を見ましたが
初代の斎王(賀茂の斎院)は
この人だったのですね。



お!
(たぶん!)クレソンが繁り始めています。
blog60.jpg

排水溝みたいな流れなので
摘むのはちゅうちょしますが
なぜか!通るたびに確認!はは。

長い間!同道していたけど
今はどこかの腕の中でまどろんでいるはずの
アラフォー(around 40)のおね~さん!
クレソン!今も残っていますよ~!

慈眼堂の前のお地蔵さまたち。
blog61慈眼堂.jpg

石の地蔵に紛れて咲く
十薬(じゅうやく)の花が白い。

嵯峨釈迦堂(清凉寺)の広い境内に入山。

豊臣秀頼の首塚に参ります。
blog62秀頼首塚.jpg

今の大阪城の下に隠されている
大坂城の跡から見つかった頭骨を
ここに埋葬したのですね。

死んだ人はなにもいいませんけどね。



もどります。

トロッコ嵯峨駅前の二宮金治郎像。
blog63.jpg

どうしてここにあるのか知りませんが。
伝説の多い人ですね。
幼年期に習う人によって
評価が正反対になる偉人(?)でしたが。

ランチになにか食べたいのですが
田舎もんに合うものはなし。
どこも混んでいて
早いはなし!嚢中に合うものはなし。はは。

らんでん(京福)嵐山駅の構内で
「嵐電饅頭」をひとつ買いました。
blog64.jpg

渡月橋を渡り中之島公園でいただきます。
blog65嵐電饅頭.jpg

まんじゅうのあんは
漬けものと牛肉を炒めたようなものです。
blog66嵐電饅頭.jpg

高価(税込み 400 円)でしたが!おいしい。



桂川の向こう岸(左岸)は
岡本かの子の「鯉魚」の舞台ですね。
18 歳の沙弥(しゃみ)と
17 歳の姫の可愛い恋物語。
小説の結末は意外にぽつんと!
さらさら!瀬音に消えるごとし。

姫の隠れていたあたり
今はたくさんの野犬がいると
ニュースになっていましたが。

夜になれば出てくるのは
姫でしょうか
犬でしょうか。

禅寺には生飯(さば)という
しきたりがあるそうな。
施餓鬼(せがき)のためですか。
自分の食べものをひと箸
野の生きものに分け与えるのですね。

沙弥は姫に生飯を与えました。

現代には野犬に生飯を与える沙弥!
すなわち修行僧の見習いがいるのでしょうか。



(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理