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雨の山崎聖天 椿が散る石段 [猫も歩けば棒立ち]

雨がやみそうで!やみませんね。
なんとかなるでしょう。
天王山にのぼってみますか。

阪急・大山崎駅から西国街道を北上
すなわち京都方面へ歩きます。

JR東海道本線の騒音に驚かされると
鳥居があります。
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観音寺と書かれた扁額があがっています。

寺院に鳥居とは!
ま!あまり深くは考えますまい。

そしてここは山崎聖天の入り口。
だれも観音寺だなんていいませんが。
本名(!)は観音寺だったのですか。

JR線につづいて
阪急・京都線の下をくぐれば石段。
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蹴上げが 180mm ばかりの高さに疲れたら
つぎにちょっと低い階段が。
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中間の鳥居を越えたら
また足があがりにくい高さの石段が。
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はうようにのぼって行けば
ヤブツバキの花が雨に濡れています。
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やれやれ!やっと山門!
仁王門というのかも。
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ああ!まだ最後の石段がありましたね。
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山崎聖天!いや!観音寺に着きました。
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今日(2020/02/16)は
「厳冬謝恩祈願会」の最終日。

粕汁のお接待がありました。
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精進の粕汁です。
雨の午前中!参詣者がない中
3 人のおね~さんが
張り切って作っていました。

お代わりをしてともいわれましたが。



天王山にのぼるのはやめます。
根性がないことは
自慢じゃないけど人後に落ちません。

引き返します。

見降ろす仁王門。
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すごい建造物だったのですね。

石段をくだるのは避けて
門の横から急な坂道を歩きます。

石清水(いわしみず)八幡宮のある
男山が見えます。
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その前に淀川があるはず。

男山のふもと!
淀川沿いを京街道が通っています。

そこに山崎聖天の参詣者が利用する
橋本宿があったそうな。
遊廓でもあったのですね。

橋本から山崎まで渡し船があったのです。

いつごろまで
赤線営業があったのか知りませんが
作曲家の小林亜星が
売春の追加料金を踏み倒して
渡しに飛び乗り
こちら山崎側に逃げようとしたそうです。

が!あえなく御用に。

渡し船は中州で乗り換える仕組み。
中州にいたら
追手の船がすぐ到着したのです。



JR線まで降りてきました。
このあたりで阪急線と交差しています。

大きな公孫樹(いちょう)の木の下に
山崎院跡の碑があります。
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行基の建てた寺院があったのです。

行基は淀川に橋を架けていますね。
たぶん!その橋のそばにできた宿場だから
橋本という名前になったのでは。

橋が流された後に
渡し船が運行するようになったのでしょう。

桂川と宇治川と木津川が合流して
淀川になっています。

京街道を京都から南下すれば
宇治川と木津川を渡り
淀川河畔に出て
そこから渡って山崎に行くとは?!

2 川も渡らず
桂川を渡って淀川右岸!
すなわち山崎側に出たほうが
近そうなんですが。

山崎側には西国街道もあるのに。



雨がやまないので気力は完全に喪失。

JR山崎駅を経由して
阪急・大山崎駅に帰り着きました。

改札口の前にベーカリー(?)の
「Pao 阪急大山崎店」があります。
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なにか食べて帰りますか。

じゃがチーズベーコンのパン!?
(税込み 194 円)と
コーヒー(税込み 162 円)をもらいます。
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パンは「ふすま」入りなのか
食感が少しもさもさ。



(小林亜星著/あざみ白書/)参照
(敬称略)
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