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大阪城梅林 満開 2020 [解語の枯れ尾花]

可愛い桜の花があります。
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大きな「南無阿弥陀仏」の石柱の前。

ここ大阪城公園の下に
蓮如の石山本願寺の遺跡が眠っているかも。

石山本願寺をさっぱり取り払ってから
秀吉が大坂城を建造したようです。

その城の上に盛り土をして
徳川幕府が 2 代目の大坂城を建てたのですね。

さらにその上に
昭和の大阪人が建てた城が
今の大阪城ですよね。
1、2 代目が大坂城 3 代目が大阪城!
漢字が違います。

だから!どこに
本願寺のなにの建てものがあったのか
特定もできない今!
石柱を立てて
しのぶよすがにしているようです。



梅林を見降ろします。
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雪が降ったようです。
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南宋の陸游(りくゆう)も
そう思った梅の林があったようです。

 聞道梅花坼暁風
  きくならく
  ばいか ぎょうふうにひらくと

 雪堆遍満四山中
  ゆきのごとく うずたかく
  あまねく よも やまのなかにみつ

「梅花絶句」の中にあるひとつの詩。

陸游が 78 歳のときの作らしい。
つづいて書けば。

 何方可化身千億
  いずれのすべもてか
  みをせんおくにわけ

 一樹梅前一放翁
  いちじゅのばいぜんに
  いちほうおうたるべき

この年寄りの身を千億に分けて
それぞれの梅の木の前に
ひとりずつおきたいといいます。

なんともはや!
仙人に近くなると
だれも考えないことを思うのですね。

人間が枯れていますか!いい意味で。



満開です。
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早咲きから遅咲きまで
いろんな種類を植栽していますから
長い間!花は見られるのですが
今日(2020/02/20)は
大多数の花が開いているような気がします。
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年中!このあたりを通過していますが
こんなに咲いているときに
遭遇できることはまれです。
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今年はコロナウイルスの猛威の前に
花見客が少ないですね。



特にインバウンド(訪日旅行)者が少ない。
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陽気に誘われて飲む酒はおいしいでしょう。
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私も少しいただきますか。

梅林の中の唯一の茶店のローソンで
おでんと梅酒を買ってきました。
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コンビニのおでん。
食べる機会がまったくなかったのですが
おいいしいじゃないですか。

それに安い!

場末の奥の吹きだまりの
小汚い(という人も 5 人ほどいる)
居酒屋のおでんより
安くて衛生的(?)でおいしい。

思わぬ発見です。

ただ!梅酒は甘い!
自分で作る梅酒には
極力糖分を使用しないから
よけいに不愉快な甘さを感じるのかも。

私の記憶がたしかなら
レスラーのブルーザー・ブロディが
ジョー樋口の作った梅酒を
たいそう好んで飲んでいたとか。

それには糖分が入っていたのでしょうか。
「野獣」が売りのレスラーが
甘い酒を好んでいたのなら
なぜか笑えます。

ブロディが鬼籍に入って
もう 30 年越えているはず。
どうして唐突に思い出したのでしょう。



黄色い花があります。
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時期を過ぎたロウバイの花でした。

実を採る南高梅がありました。
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この梅林には
花梅ばかり咲いていると思っていたのですが。



(一海和義著/漢詩一日一首/)参照
(敬称略)
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