京橋 藤のうなぎ定食

鶴見緑地に行くときぐらいしか利用しない
大阪メトロの
長堀鶴見緑地線に乗車していたら
旧知のうるさい！いわゆる
「大阪のおばちゃん」に出会いました。

「京橋に行くんや」

京橋駅に行くのなら
ＪＲでも京阪でもあるでしょ！
よりによってこんな電車に乗って
どうして奇跡的に出会うの！？
いいかげんにして。

「ＴＶで見たウナギを食べに行くんや」

おばちゃんは元気です。

あるおばちゃんなんか新幹線に乗って
ＴＶで見たパンを買いに行ってましたね。
生活に余裕があるとも思われないのに。

京橋にはＪＲの大阪環状線と学研都市線と
大阪メトロと京阪の駅があるから迷いますよ。

よけいなことをアドバイスしたら
案内するはめに。
どこに不幸のタネが落ちているのか
分かったもんではありませぬ。



京阪の駅に沿って歩けば
ＪＲ線の向こうに
「京橋グランシャトー」が見えます。


大阪の人は
「京橋」といえば
「グランシャトー」と反射的に答えます。

長い間！怪しげなメロディの
おなじようなＣＭを
流しつづけているからのようです。

「グランシャトー」のネオンの前に
おばちゃんの行きたい
「小料理 藤」がありました。


「では！またね。

「いっしょに食べようよ」

「おごってくれるんですか。

「自分の分は自分で払おう」
「後ぐされがないように」
「うちらはいつも割り勘や！ラブホもね」

おばちゃんとラブホに今まで割り勘で！
いや！割り勘でなくても！
行った人！いるんですか？！
そんな無分別な蛮勇のあるヤツ！

1 階が混み合っていたので
2 階の座敷にあがります。

窓外の「パチンコグランシャトー」の
ネオンの光が強い。


グランシャトーはパチンコばかりではなく
サウナやカラオケもある
レジャービルのようです。
行ったことはないですが。

ランチは 600 円（税抜き）の
日替わり定食から
2,000 円の松花堂弁当までずらずらと
数えきれないほどありましたが
おばちゃんはもちろん
「うなぎ定食」（980 円）を食べます。

ついでの私は日替わり定食でいいのですが
「ウナギ」が 980 円ならいっしょに。


かば焼きに
ヤマノイモのとろろがかかっています。

ま！こんなものですか。
ウナギは高価なものです。

おばちゃんは
さしたる感動も見せなかったのですが
納得したのか帰って行きました。



「左 京」「右 大和」の道標は健在。


大阪環状線の鉄橋に
「京街道」と描かれています。


反対側にも。


入り口に「真実の口」のある商店街が
京街道ですね。

商店街の中に
街道の説明の碑を大阪市が建てていますが
いろんなものが障害しています。


ここはいつきても雑然としていて
変らぬ景色に安堵（！）します。