雨と霧の高野山 春浅く [みんなで歩けばこわくない]
雨の朝です。
南海・なんば駅の 3 階改札口。
雨脚が強くて
新型コロナウイルス禍のためか
ひと月前には芋の子を洗うような
混雑ぶりがうそのように閑散。
月例の寄せ集めハイキングです。
今日は少々遠い。
高野山に行きます。
それやこれやで参加者は皆無かも。
皆無でもいいのですが
途中から合流するつもりの人も
いるかも知れないので
河内長野駅か!
山を越えて和歌山県の橋本駅まで行って
帰ってきますか。
そんな不謹慎な思いで目をこらすと
向こうの端っこに
最高齢ではないけど
そちらのグループに近い
お年寄りが立っています。
集合時間の 50 分前なのに。
これで催行決定です。ああ。
「ああ」なんていってはいけませんね。
ぞろぞろ参加者がやってきました。
南海高野線・極楽橋駅行き急行も
河内長野駅以遠は各駅停車。
50 パーミルの急勾配の山岳部は
気のせいかきしみながらのぼって行きます。
窓外の雨の集落に人影はありません。
極楽橋駅からケーブルに乗り換えて
高野山駅に着けば雨脚はさらに強く。
今日は欲張って回れないでしょうね。
とりあえず!待っていたバスに飛び乗って
終点の奥の院前まで行きます。
余談ですが「奥之院」表記が一般的ですが
南海りんかんバスでは
「奥の院」と書くようです。
まず!食事にします。
なにもしないうちに
お年寄りたちが「はら減った」というので。
今日は外食と通達しています。
どのレストランにするか
メニューを見て回るつもりでしたが
このうっとうしい雨に負けたようで
最初に寄った「はちよう」に
みなさん!入店してしまいました。
高野山には
この 1 年に 2、3 度きていますが
いつもにぎやかだったのに。
今日はインバウンド(訪日旅行)も
日本人もほとんど見えず。
私は精進料理の中で
一番安い(1,500 円)ものを。
8 年前にもここで食事をしたような。
あれからも途切れず
ハイキングしているのに
あのときのメンバーが
ここにひとりもいません。
この時の流れはなんなんでしょう。
私ひとりの感慨。
奥之院には中の橋入り口から向かいます。
企業の慰霊碑が並ぶ中を進みます。
みなさんが目ざとく見つけた
花菱アチャコの句碑がある楽書塚。
ここから左に折れて奥之院参道を行きます。
織田信長の墓参がしたいというので。
御廟橋に着きました。
ここから弘法大師さまと歩きます。
カメラをしまって
ケータイの電源を切って
脱帽してください。
あ!ウィッグはいいですが
アデランスはお取りくださいね。
まず!正面の燈籠堂にお参りしましょう。
お賽銭を忘れた方のために
小銭を用意してきたのでさしあげます。
ひとつかみずつお持ちください。
つぎに裏手の御廟に参詣します。
お大師さまは今も瞑想されています。
合掌。
燈籠堂の地下に参ります。
残ったお賽銭を全部納めてください。
あたしゃ!詐欺師口調の三流のガイドか。
一の橋につづく奥之院参道を帰ります。
1.9km あります。
雨がほぼあがったので
自由にそれぞれのペースで歩いてください。
それが「姿見の井戸」です。
井戸をのぞいて
水面に自分の顔が映っていなければ
3 年以内に他界するそうです。
そういえば 8 年前にきたとき
みなさん!のぞいていましたね。
やっぱり、、、。
苔に覆われて眠りたいもの。
苅萱堂(かるかやどう)まで出てきました。
苅萱道心と石童丸の
父子を名乗れない涙の物語があります。
え!聞きたくない!?
もう歩けない?!
つぎのバスまで 30 分近くありますよ。
その間に金剛峯寺まで行けます。
雨もあがったことだし!頑張って。
今日のみなさん!
高野山は初めてではないというのに
あまり知識も記憶もないようですから
総本山の金剛峯寺(こんごうぶじ)だけでも
案内しておきましょう。
かけあしで拝観いたします。
私の感動する「二石釜」も
みなさんの共感が得られたかどうか。
聖地・壇上伽藍に霧が深くなって行きます。
御影堂と金堂の間にあるのが
三鈷(さんこ)の松です。
松葉が 3 本。
たぶん!
高野聖が作った因縁ばなしがありますが。
ともかく!これを持っていたら
無事に下山できるそうですよ。
松葉 3 本の松は
そんなに珍しいことではないといえば
叱られますかも。
弘法大師は
神さまにも帰依していたようです。
丹生明神!高野明神を勧請しています。
大急ぎで回った高野山ハイキング。
無事に高野山駅まで帰着。
駅舎の 2 階は休憩所だったのですね。
×十年きていて初めて知りました。
窓外が幻想的な墨絵のようです。
ケーブルでくだれば
標高が低くなるほど
霧が薄くなって行きます。
往路で見た集落かな。
おなじようなところで
シャッターを切るものですね。
南海・なんば駅の 3 階改札口。
雨脚が強くて
新型コロナウイルス禍のためか
ひと月前には芋の子を洗うような
混雑ぶりがうそのように閑散。
月例の寄せ集めハイキングです。
今日は少々遠い。
高野山に行きます。
それやこれやで参加者は皆無かも。
皆無でもいいのですが
途中から合流するつもりの人も
いるかも知れないので
河内長野駅か!
山を越えて和歌山県の橋本駅まで行って
帰ってきますか。
そんな不謹慎な思いで目をこらすと
向こうの端っこに
最高齢ではないけど
そちらのグループに近い
お年寄りが立っています。
集合時間の 50 分前なのに。
これで催行決定です。ああ。
「ああ」なんていってはいけませんね。
ぞろぞろ参加者がやってきました。
南海高野線・極楽橋駅行き急行も
河内長野駅以遠は各駅停車。
50 パーミルの急勾配の山岳部は
気のせいかきしみながらのぼって行きます。
窓外の雨の集落に人影はありません。
極楽橋駅からケーブルに乗り換えて
高野山駅に着けば雨脚はさらに強く。
今日は欲張って回れないでしょうね。
とりあえず!待っていたバスに飛び乗って
終点の奥の院前まで行きます。
余談ですが「奥之院」表記が一般的ですが
南海りんかんバスでは
「奥の院」と書くようです。
まず!食事にします。
なにもしないうちに
お年寄りたちが「はら減った」というので。
今日は外食と通達しています。
どのレストランにするか
メニューを見て回るつもりでしたが
このうっとうしい雨に負けたようで
最初に寄った「はちよう」に
みなさん!入店してしまいました。
高野山には
この 1 年に 2、3 度きていますが
いつもにぎやかだったのに。
今日はインバウンド(訪日旅行)も
日本人もほとんど見えず。
私は精進料理の中で
一番安い(1,500 円)ものを。
8 年前にもここで食事をしたような。
あれからも途切れず
ハイキングしているのに
あのときのメンバーが
ここにひとりもいません。
この時の流れはなんなんでしょう。
私ひとりの感慨。
奥之院には中の橋入り口から向かいます。
企業の慰霊碑が並ぶ中を進みます。
みなさんが目ざとく見つけた
花菱アチャコの句碑がある楽書塚。
ここから左に折れて奥之院参道を行きます。
織田信長の墓参がしたいというので。
御廟橋に着きました。
ここから弘法大師さまと歩きます。
カメラをしまって
ケータイの電源を切って
脱帽してください。
あ!ウィッグはいいですが
アデランスはお取りくださいね。
まず!正面の燈籠堂にお参りしましょう。
お賽銭を忘れた方のために
小銭を用意してきたのでさしあげます。
ひとつかみずつお持ちください。
つぎに裏手の御廟に参詣します。
お大師さまは今も瞑想されています。
合掌。
燈籠堂の地下に参ります。
残ったお賽銭を全部納めてください。
あたしゃ!詐欺師口調の三流のガイドか。
一の橋につづく奥之院参道を帰ります。
1.9km あります。
雨がほぼあがったので
自由にそれぞれのペースで歩いてください。
それが「姿見の井戸」です。
井戸をのぞいて
水面に自分の顔が映っていなければ
3 年以内に他界するそうです。
そういえば 8 年前にきたとき
みなさん!のぞいていましたね。
やっぱり、、、。
苔に覆われて眠りたいもの。
苅萱堂(かるかやどう)まで出てきました。
苅萱道心と石童丸の
父子を名乗れない涙の物語があります。
え!聞きたくない!?
もう歩けない?!
つぎのバスまで 30 分近くありますよ。
その間に金剛峯寺まで行けます。
雨もあがったことだし!頑張って。
今日のみなさん!
高野山は初めてではないというのに
あまり知識も記憶もないようですから
総本山の金剛峯寺(こんごうぶじ)だけでも
案内しておきましょう。
かけあしで拝観いたします。
私の感動する「二石釜」も
みなさんの共感が得られたかどうか。
聖地・壇上伽藍に霧が深くなって行きます。
御影堂と金堂の間にあるのが
三鈷(さんこ)の松です。
松葉が 3 本。
たぶん!
高野聖が作った因縁ばなしがありますが。
ともかく!これを持っていたら
無事に下山できるそうですよ。
松葉 3 本の松は
そんなに珍しいことではないといえば
叱られますかも。
弘法大師は
神さまにも帰依していたようです。
丹生明神!高野明神を勧請しています。
大急ぎで回った高野山ハイキング。
無事に高野山駅まで帰着。
駅舎の 2 階は休憩所だったのですね。
×十年きていて初めて知りました。
窓外が幻想的な墨絵のようです。
ケーブルでくだれば
標高が低くなるほど
霧が薄くなって行きます。
往路で見た集落かな。
おなじようなところで
シャッターを切るものですね。