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渡来人の町・猪飼野 芸人の町・片江 [いわなが姫の丑の刻参り]

大阪メトロ(地下鉄)今里駅から南へ行き
近鉄の奈良線と大阪線が並んで走っている
ガード下に着き!振り返ります。
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たぶん!今!歩いた道が
新橋通り商店街だと思うのですが。

繁華街にして歓楽街!
商店街にしてカフェ街にして天丼屋街!
活動屋!浪花節の小屋!
煮抜き卵!アイスケーキ!

ここが 2 代 桂米之助(4 代 米団治)が
高座でそういっていた(上方はなし 48)
にぎやかな街でしょうか。

そんな片りんもないのですが。

もっとも
昭和 15 年(1940)ごろのことらしい。

ちなみに米之助は後の
人間国宝・桂米朝の師匠ですが。

このガード下の交差点が
猪飼野(いかいの)橋。
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猪飼野は仁徳天皇の時代から
渡来人が多く!先進文化あふれる里。

さらに国が滅亡した百済人が移住。
近世では関東大震災後の
大大阪時代の繁栄に
済州島から大勢働きにきました。

それで今なんとなく
済州島文化が漂う街のような。



ん!?
なにか感じのよさそうな中華料理店が。
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感じがよさそうというのは
安価なことだけですがね!私的には。

本日の
「ランチ」と「定食」がありました。

分かったようで分かりませんが
どちらも 630 円(税込み)なら
説明を聞くのもメンドくさいし
「定食ください!」
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この日はニラ入りオムレツに
鶏肉の唐揚げに春巻き。



こんなに憩っている場合じゃない!
今日は今里新地の周囲にあった
演芸場と芸人の
痕跡を探しにきたのでした。

この道が「芸人の町・片江」のような。
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消えてしまいそうだった
上方落語の火をともしつづけた
笑福亭松鶴(5 代)をはじめ
多くの芸人が住んでいた町でしょうか。

ここは NHK の落語を扱ったドラマ
「ちりとてちん」の撮影に使用した
理容所かも知れません。
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なにも見つけられませんね。



もう少していねいに探したら
よかったのかも知れませんが
飽きっぽいので
「芸人の町」(らしい)ところから
北に抜けると見覚えのある道標が。
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火袋がある珍しい構造。

ここは昔の幹線道路の
暗越(くらがりごえ)奈良街道ですね。

大木がたくさんあるほうへ行けば
熊野大神宮に出ました。
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昔から気になる
私には妖しく感じるものがあります。
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隣接のやはり高木の
緑がうねっているのは妙法寺。
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境内の
ハナミズキの花の季節になりましたね。



(敬称略)
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