今里から二軒茶屋跡へ 暗越奈良街道

大阪メトロの今里駅の北東
西にアーケード街がつづいていました。


神路１番街。
「神路」は「かみじ」と読むんですね。

アーケードが始まるところに
「お好み焼 クレイン」がありました。


いつも先の大戦後の欠食児童のように
（経験はありませんが）
食欲のかたまりですが
基本的に白いごはんと古漬けがあれば
こと足ります。

さらに欲をいえば幕の内弁当みたいに
少量多品種のおかずがあればうれしいのです。

なので！お好み焼き店の様子は
日ごろ注視することはありません。

が！スタミナ定食！？


スタミナをつけようじゃないですか！
税込み 650 円でつけられるのなら！

これ！？


「野菜炒め」じゃないんですか。
牛肉が少量で！ほとんどキャベツ。

身体によさそうなので！ま！いいですか。



西に進めば 10 分も
アーケードがつづいていました。

あれ！？
終点で振り返れば町の名前が変わっています。


いくつかの商店街に分かれているようです。

このすぐそばに
「暗越（くらがりごえ）奈良街道」の
大きな説明板があります。


ここはシルクロードの一部？！
東の端になるのだそうな。



では！奈良街道を
奈良の反対方向に少しだけ歩いて帰ります。

道標はいくつかありますが
夾雑な街の中！面白いものはありません。


大阪市が設置している
歴史の道の伝い石はありますが。


平野川に架かる玉津橋を渡ります。


大坂・奈良の境の暗峠（くらがりとうげ）の
敷石をモチーフにしているらしい。


（石畳の国道・暗峠　拙ブログ 2020/05/08）



「暗越奈良街道」の「壱里塚」があります。


この街道は
明治政府が高麗橋からと定めたので
そこから 1 里という道標。

ここは八坂神社の入り口。
入って行けば！住宅街に長い参道があります。


周囲はたぶん！
昔はみんな境内だったのでしょう。

喬木に囲まれた由緒ありそうな神社でした。


いつまでも残ればいいですね。



再び伝い石をたどります。


路地に隠れるように
「矢田地蔵尊」がありました。


「地蔵道しるべ」とあります。
たぶん！表にあったものでしょう。
じゃまになるのか追いやられています。
道しるべになりませんね。

廃墟のような（失礼！）交番？！


隣の「パンヤ」は屋号かどうか知りませんが
あまりにも直截（ちょくせつ）的！はは。

「二軒茶屋跡」の碑があります。


石橋跡でもあるのですね。

道の向こうに橋の跡が見えます。


大坂城の黒門の近くだったから黒門橋かな。

ということは！ここに川！
猫間川（ねこまがわ）があったのです。

川は道路に変じています。


暗渠（あんきょ）になっているのかも。

猫間川は高麗川の別表記。
高句麗の後の高麗（こま）の人が
多く流れてきていたのでしょう。

近くには
百済からきた人の集落が多かったはず。
住み分けていたのかも。



ＪＲ大阪環状線にぶつかったので
玉造駅から帰ります。