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野田城跡ふたつ [いわなが姫の丑の刻参り]

大阪市福島区にある野田恵美須神社。
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古い神社だそうな。
永久 3 年(1115)と
刻まれた石があるそうなので
少なくとも平安時代から。

創建時には海の中だったと思われます。
中洲か小島かにあったのかも。
エビス神ですから
漁民の信仰を集めていたのでしょう。

安治川の底から出てきた
大坂城に使われるはずだった石。
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戦捷記念碑にしています。

日露戦争で戦死した
この里の出身者を表彰しているのですか。

死んでから表彰してもらってもねぇ。
私はうれしくもなんともないですが。
これを建立した人たちの真心かな。
その人たちも今は風の中。

姿のいい獅子と狛犬がいます。
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狛犬はやっぱり角が値打ち。



神社の西に行けば
古そうな石灯籠がありました。
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東方御坊極楽寺ですか。

違う面には
「證如上人御舊跡」と刻まれています。

山門の前に「野田城址」の碑が。
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「信長公記」の元亀元年(1570)のところに
「野田福島御陣の事」がありました。

信長は 8 月 26 日
「御敵楯籠る野田福島へ」着いたのですね。

「御敵」とは三好三人衆と
證如を座主とする本願寺の連合かな。

野田と福島に石山本願寺方の
出城(砦?)があったのでしょう。
今の大阪城の場所に
石山本願寺があったのですから。

これが
長い石山合戦の始まりだったのでしょうか。

少し歩けば
大阪メトロの玉川駅の上に「野田城跡」の碑。
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ぽつんとあります。

極楽寺のほうは寺やその信徒が建てた碑。
こちらは大阪市が建立しています。

いろんなおとなの事情があるのでしょう。



JR大阪環状線は高架。
その野田駅の高架下の商店街は
灯が消えたよう。
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なにがあったのでしょう。

東に行けばいくつかの店舗がありましたが。

「さぬきや」!?
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さぬき(讃岐)と聞けば
うどんと短絡的に思いましたが
ランチにはうどんの影がありません。
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税込み 650 円とはいいじゃないですか。
懐中不如意のものには。

刺し身!カツトジ!カレイ煮つけ!
おでん!サバ塩焼き!とありましたが。

650 円ですから
あんまり期待しないほうがいいのかも。

「カレイをください」

15 分以上待たされました。
昼から飲んで!愉快になっている
グループがいくつかあるせいでしょうか。

隣の人がカツを食べています。
意外に大きいじゃないですか!

やっときました!
「サバの塩焼き」がきました。

大きい!
思ったより!ずっと大きいサバ!

「間違えました!すぐ取り替えます」

「いい!いいです!これで」
「サバ!食べます!」

しかし!お運びのおね~さんは
サバを持って行ってしまいました。

初めに注文のカレイの煮つけ。
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なんだか!気のせいか!
カレイが小さく見えます。はは。

品性の卑しさは一生治りませんかね。



(太田牛一著/信長公記/桑田忠親校注/)参照
(敬称略)
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