裏なんばは初夏 B級グルメ

うつむいてとぼとぼ歩いていても
なにも拾えず
（あたしゃ！なんのショーバイや！？）
朝から疲労感だけ増します。

公園があります。
休憩！仮眠しますか。

あれ！？
「寝ないでください」とあります。

「野宿禁止」の札も。


あ！「くり船」があります。


モニュメントですが。

ここは難波中公園でしたか。
近くを通り過ぎていても
もう 10 年くらい寄ることもなく
まったく！忘れていて！なにか新鮮な気分。

「鼬（いたち）川」の「くり船」ですね。

どうでもいいことですが
船より舟の字をあてるほうがいいように
私は思うのですが
大阪市は船の字が好きなようです。

このあたりにはいたち川の他にも
七瀬川！難波新川！高津入堀川！なんかの
運河だらけ。

といっても！
その運河で使用された舟ではなく
明治期！運河掘削中に発見された
古墳時代のものらしいのですが。

現在！運河はほぼすべて埋め立てられ
くり舟は空襲で灰燼と化したはず。



公園のそばに
「てんぷらやさん」がありました。


屋号が「てんぷらやさん」！？
呼ぶときには
「てんぷらやさん」「さん」といわねば
失礼にあたるのかな。

ワンコインの丼がふたつもあります。


では！そのひとつ
野菜天丼（税込み 500 円）を。


ひざの抜けているずぼんをはいて
公園から出てきたせいかどうか
先払いでしたが。



なんばパークスは初夏の色。


モッコウバラの白い花が散っています。


黄色の花もあります。


フツーにモッコウバラといえば
この八重咲きの黄色の花を
思い浮かべる人が多いようですが。

漢字で「木香薔薇」と
書かれたりしていますが
八重咲きには
あんまり芳香はないですね。

秋篠宮眞子女王の「おしるし」でしたが
眞子さまが眞子さんになった今
どうなるのでしょう。
私が案じることでもないですが。

名前の知らない花が咲いています。


知らないほうが多いですね。




なんばパークスの丘（！）を降りると
高架道の下に「キャベツ焼」が見えます。


今日は発情やまぬ大年増！いや！もとい！
スレンダー美人のおね～さまが
待ち伏せしているような予感。

オトコ日照りが長期化すると！だれてきて！
アルコール依存症と
食い気が増してきているので
「キャベツ焼」を買って帰りますか。

見つかったらこれを差し出しましょう。

私は 30 秒あれば食べ切れますが
庶民でも（知らんけど）
親に猫可愛がりに育てられた彼女は
餓鬼のようなことはなく
もたもた食べるはず。
そのすきに逃げられます。

「2 枚！ください。

『300 円です。

ん！？
「一枚 160 えん」と書いてあるぞな。


私にどうしてやさしいの？！
なにか！ウラがあるのでしょうか。

いや！他の人にも
2 枚 300 円で売っていました。

高いよりはいいですけど。


家路を急いでいると
いわゆる大阪のド厚かましい！いや！もとい！
とてもフレンドリーなおばちゃんにばったり。

私のことを「友だち」と吹聴していますが
ぜ～ったい！違いますからね。
お顔を存じあげているだけですからね。

「キャベツ焼！食べます？！

「うん。

うん！ですか？！
いや！いや！結構！と
遠慮するものでしょう！フツーなら。

公園のすべり台の横のベンチに座るやいなや
おばちゃんは 30 秒で食べてしまいました。