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七草かゆ 唐土の鳥は鬼鳥 [もっそうライス]

小康状態になったと思って
ちょっと動いては
また苦しくなって
結局 2、3 日ほぼ寝込んでいたら
もう!
人日(正月 7 日)は過ぎていましたか。

6 世紀の荊楚歳時記に
人日には「七種の菜をもって」
「羹(あつもの)をつくる」と
記述されていることは覚えていましたが。

今!病床(?)で
荊楚歳時記を広げてみると
「人日」の項には他にも
たくさんのことが書いてありますね。

「人日に鬼車鳥が飛ぶ」ともあります。

ひぇ~!
なんだか知らんけど!怖そう!

この鳥の名は姑獲(こかく)!?
天帝女!隠飛鳥!夜行遊女とも?!
幼女をさらって逃げるとか。
人の魂を抜くとか。

この鳥を追うために
庶民は戸や床をたたき
犬の耳をねじるとあります。
犬は痛いから鳴きますわな。

その昔!鬼車鳥は犬にかまれたらしい。
犬の声を聞くと避けるのでしょうか。

ああ!それで
七草(七種)をきざむときに
包丁でとんとんとしながら
「唐土の鳥が渡らぬ先に七草たたいて」と
歌うのでしたか。

「唐土の鳥」とは鬼車鳥でしょうか。

もっとも!私が育った家には
このような歌が伝承されていませんでした。

神戸市立森林植物園等の関西で教わったので
拙ブログ 2018/02/06
西日本の歌詞かも知れません。

でも!神戸では
犬には応援を頼まないようでしたが。
頼む地方もあるのでしょうか。



七草粥を思い出したのですから
病人(!)の今!お粥を食べますか。

ん!?考えてみれば
病床でお粥を食べた記憶がありませんね。
母が「お粥は病人食ではない」と
思っていたようです。

穀物の粥状のものを常食としている
地方も国もありますからね。

大きなスーパーの棚に
レトルトの粥がてんこ盛り並んでいました。
1 人前のものが 120 円くらい。

わが愛する安売り店には
79 円でありましたが。
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メーカーは違うようですがね。

ただ「七草」は売っていません。
1 日過ぎたら!
まったく店頭から消えています。

水耕栽培の小さなセロリを買ってきて
レトルトの粥にのせて電子レンジで加熱。
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夕食には
少し元気が出たので
青ネギととろろ昆布と
塩昆布をトッピングして。
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塩昆布も関東と関西では
違うものを指していたようですが
今はメーカーの販路が交錯していて
なにがなんやら。

いつ買ってきたのやら忘れた
赤いかぶらを切ってみたら
すが入っています。

でも!もったいない!
スライスして塩を振り水分を出してから
強い酢っぱさがよさそうなので穀物酢と
昆布と椎茸のだし醤油をぶっかけて
おかずを作りました。



血圧の上が 90 を切りました。
面白いほど急降下するじゃないですか。

もう!生きられるところまで
生きるしかないですね。

へたの考え休むに似たり。
夜中は起きている時間が多い毎日でした。
今はもう!寝るしかないですね。

「寝る」といっても
発情した
アラフォー(around 40)のおね~さん方のいう
「寝る」ではなく「眠る」ことですよ。
余計な説明で!すみません。

ああ!どこまでつづく天罰ぞ。がはは。



(宗懍著/荊楚歳時記/守屋美都雄訳注/)参照
(敬称略)
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羽豆川コスモス畑 黒豆の枝豆 [もっそうライス]

盆地の底がピンク色!
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兵庫県三田市北東部を
南北に流れる羽豆川(はずかわ)の
八坂神社のあるあたり。

コスモスが咲いています。
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波豆川農業生産組合が
休耕田に育てた花園らしい。
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麦を作った後に
コスモスを播種したといいます。
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推定 8 万本。
今年 26 回めのコスモス畑だそうな。
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長期間にコスモスの育成のノウハウが
蓄積されているといいます。

今年は乾燥の日がつづいたため
草丈が少々低いとか。
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最近は種子の購入に
補助金が出ているそうですが
ずっと波豆川農業生産組合の組合員の
手弁当で育ててきたそうな。

そして!無料で開放。
頭がさがります。

横の八坂神社の秋祭りはコスモスの中。
絵になるでしょうね。
が!この 2 年!それはなし。
新型コロナウイルス禍には
神さまもお手あげのようです。



稲刈りの終わった田んぼの畦(あぜ)に
大豆が残されています。
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このあたりは黒豆の生産が多いようです。

道ばたでも売られていました。
茎つきのものを買いました。
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500 円でした。
ちなみに柿は 200 円。

「黒い枝豆を食べますか。

ひとりごとをいいながら歩き出したら
おじさんが追いかけてきました。

「枝豆のときは黒くないよ~!

熟して初めて黒豆になるのでしょうか。

ゆでてみたら
中途半端に黒くなっていました。
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「レモン胡椒(こしょう)」をつけて食べます。
「レモン胡椒」とは
九州の「ゆず胡椒」をまねたもの。
とうがらしを
かの地では「胡椒」と呼ぶらしい。

青いレモンと
オレンジ色の
弥平とうがらし(拙ブログ 2021/10/12)と
塩で作って寝かしておいたもの。

ああ!枝豆があるのに
家貧しくて
冷蔵庫にビールがありませぬ。

ウイスキーをウーロン茶で割って飲みます。

昆布を入れて炊いたごはんに
ゆでた黒豆の枝豆と
焼いた塩鮭をほぐして入れます。
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かきまわして食べれば
おいしいじゃないですか。
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フキの葉寿司 [もっそうライス]

大和葛城山を歩いていても
めぼしいものは落ちていませんでした。
そんなに簡単に
“世過ぎ” ができるはずがないですね。

おいしくなさそうな
スカンポ(虎杖)には
たくさん出会いましたが。

ラズベリー(キイチゴ)の花が。
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その花は食べられないのですが
横のフキ(蕗)はどうでしょう。

山中のすべてものに
持ち主があるのでしょうけど
山道の脇。
踏まれたり
動物がオシッコかけて行ったようなフキ。
少し失敬して歩きます。

下山までに 10 数本。
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細くて短いフキばかり。



皮が引きやすい。
塩ずりしてから茹でて
濃い口醤油とだしの素(液体)で当座煮。
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期待していた以上においしい。



葉柄より量のある葉。
塩を振って軽くもんでから
茹でて水にさらしてみます。

すごく苦い。
フキ特有のえぐみ。

フキの葉は
ふつか水にさらしてから使うと
スナックのババ!
いや!
昔は美人だったと
歩行と記憶があやしくなったご老体がいう
ママがいいますが。

フキの葉の炒め煮は
「家族では私と娘婿だけしか食べない。
なんていっていましたが。
他においしいものを作りなさいよ。

しこたま資産を残したのに(知らんけど)
フキの葉なんて捨てたらどうですか。
よけいなおせっかいですが。

資産のない私は食べますがね。

薄焼きたまごと人参とごぼうだけの
寂しいちらし(?)寿司に
茹でたフキ(葉柄)を混ぜて
丸く握り
茹でたフキの葉に包んでみます。

このままでもいいのですが
電子レンジで少々加熱したら
落ち着きがよくなりますが。
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丸ごと食べられます。
葉のクセは
ほどよく感じられるようになり
私には!おいしい。

中華ちまきが作れるかも。
ちまきの竹皮の代わりに
フキの葉を使うという手はないでしょうか。



茹でた葉をきざんで
酒と濃い口醤油とで炒めます。

このままでは
葉のえぐみが強く感じてまずい。
砂糖を多めに加えると
おいしくなりますね。

汁気がなくなるまで煮詰めて
到来ものの干しアミを混ぜました。
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もらっておいていうのも品がないですが
あんまりおいしくないアミ。
こうすると食べられるじゃないですか。
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コロナ疲れ 4 人参そぼろごはん [もっそうライス]

新型コロナウイルス禍はつづきます。

今日も世間は自粛。
気が滅入ります。

ともかく!暇だから
人参をおろし金でおろします。
そこに人参があったから。

そのまま!マヨネーズと醤油で
食べようかと思ったのですが
少しは労働しますか。

フライパンにサラダ油を入れて
炒めてみます。

なかなか水分が飛ばないものですね。

フライパンの半分で
小さな干しアミを空煎りして
人参と混ぜ合わせました。
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砂糖!醤油!胡麻油!
各ごく少々!おまじない程度にふり!完成。

冷やごはんに牛乳をふって
電子レンジで加熱してから
人参のそぼろ(!)をのせました。
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山椒の花もトッピング。

人参の皮は
酒と酢と昆布茶を混ぜた液に漬けたもの。

人参を食べて!疲れを飛ばしましょう。



思い出しました。
向田邦子の得意料理に
「にんじん白す」というのがありました。

すりおろした人参としらす干しを
胡麻油で炒めて!水気を飛ばし
醤油を香りづけ程度にふっていました。



よく考えたら!
コロナで滅入ることもないような。
私は年中自粛(?)
生産性のある生き方をしていませんね。



(向田和子監修/向田邦子の手料理/)参照
(敬称略)
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刑務所の中の醤油かけごはん 美味! [もっそうライス]

ぬくめしに雲丹(うに)をぬり向きあってゐる

種田山頭火の句。

塩ウニでしょうか。
アルコール処理のもの?!

山頭火は山口県防府の生まれ。

はなしが澪(みお)をはずれますが
「Microsoft Word」で
「ぼうふし」を変換していたら
「某不死」だとか「防腐死」だとかに変換。
「防府市」が出てきません。

ふた昔以上前のワープロはもっと丁寧に
変換していたような気がします。

ただそれだけのことですが
「防府市」にもたもたしていたら
唐突に山頭火の句を思い出してしまいました。

防府にはウニがよく獲れるのでは。
山頭火には幼年期に
食べなれていた食品のはず。

明治時代!地元の人は生ウニ!?
ミョウバン等で処理もしていないものを
食べていたのかも知れませんが。
句は到来もので
生ウニではない気がしますがね。



ま!この体たらくでは
「ウニ」なんて
想像することさえはばかられます。

炊き立てのごはんがあれば
なにもいらない私です。

大阪では伝説の阪急百貨店の大食堂の
「ソースライス」がありましたね。

メニューにはありませんが
昭和の初めごろ!不景気で
「ライス」だけ注文して
卓上のウスターソースだけを
かけて食べるというもの。

場末の酒場の隅の酔っ払いに水を向けると
「たしかにメニューにあった」だの
小林一三社長がライスだけの客には
「大盛りにしてあげなさいと指示した」だの
「福神漬けをつけなさいといった」だの
「天かす(揚げ玉)をサービスした」だの
みんな講談師が逃げるような
見てきたようなことをいいます。

あなた方!生まれてないでしょうが!



一般家庭の卓上に調味料!
最初は醤油さしでしょうけど
それが置かれたのは
高度成長期に入ったあたり(1955 年以降?)
という説もあります。

それまでは味つけが塩辛いので
強いて調味料を必要とはしなかったのかも。

百貨店の大食堂の卓上の調味料を見ると
「ハレ」の気持ちになったのかも。



麦 3 割りの麦めしに醤油をかけると
「おかずなんかなくてもいい」と
思えるほどおいしいそうな。

刑務所(たぶん!札幌刑務所)の中の
受刑者たちのはなしですがね。

ちなみに雑居房には
醤油とウスターソースの小瓶が
常時置いてあるんですね。

なくなったら補充してくれるとか。

ソースライスも
もちろん!美味だそうですがね。

天国ですね。



麦めしに
先日(拙ブログ 2019/11/03
私市(きさいち)で入手した
ビネガーをかけてみます。
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お~!いいじゃないですか!
おいしい。

山から採ってきた
「むかご」(拙ブログ 2019/11/10)と
だしがないのでエノキダケの頭とで
塩味をつけないで炊き込みごはんを作り
醤油を振って食べてみます。
blog96むかごごはん.jpg

これまた!美味です。



刑務所暮らしが長くなると
白いごはんは味気なく
麦めしが一番と感じる人もいるらしい。

私はまだ!白いごはんのほうが
おいしく感じますがね。



(小泉和子著/ちゃぶ台の昭和/)
(花輪和一著/刑務所の中/)参照
(敬称略)
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