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奈良眩暈行(3) 新薬師寺 [南都有情]

あまり話したことはないのですが
実は
大昔!ちょっとの期間ですが!奈良にいました。

そのとき!
週1度は
新薬師寺に行っていました。

人生うつ状態!
それも「大うつ」の時代で
あまり興味をひくものもなく
食欲もなく(色気はちょっとだけありました!はは)
他に行くところを考えるのも億劫だったのでしょう。

あ!お久しぶりです!
国宝の本堂は変わっていませんね。

aa.jpg

そりゃぁ!変わりませんよね!
1250年前の天平時代からおんなじなんですね。
ご苦労さまです。

薄暗い本堂の中には
木造の薬師如来像
塑像(そぞう)の十二神将像
ずらずらずらずらずらずらずらと
国宝だらけ!

手塚治虫の「火の鳥」太陽偏では
四天王やら十二神将やら仏族の先兵たちが
日本の多くの守護神と戦い
圧倒的な力を誇示します。

確かに強そうです。
中でも「バサラ」のこの迫力!すごい表情です。
cc.jpg
いい顔ですね!
この国宝は500円切手にも印刷されていますね。

「火の鳥」では
土着の民が
産土神(うぶすながみ)とあがめていた
古来の守護神たち
狗族(くぞく)!天狗(あまきつね)族!
亥族(いぞく)!鬼族(きぞく)!たちが
ことごとく敗北です。

宗教戦争を
霊界戦争に表現し
手塚治虫の見事な構成に感服いたします。

当時もそんなことを考えたり
なにも考えなかったり。

縁側に座って
抹茶の茶碗を持ったまま
さほど広くもない(失礼!)庭園を
ぼ~っと見ていました。情けない。はは。
ナイショにしている青春です。(他言は無用に存じます)

bb.jpg

ちなみに
古いお寺なのに「新」「薬師寺」とは。
西ノ京の薬師寺の
後から建てたられたからではありません。

新薬師寺の「新」は
霊験「あらたか」の「新」です。

(敬称略)
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