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冬のバラに発情す [スペインのハエ (R-18)]

12 月も下旬なのに花盛り。
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長居植物園(大阪市東住吉区)のバラ園。
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冬のバラ園は小さく控えめに
寒空に凛(りん)として咲いている花の
イメージがあるのですが
まるで初夏の景色じゃないですか。

ただ!だれもいません!寂し~い。



気温は低いのに頭の中はほんわか!
唐突に小沢昭一が好んで歌っていた
「薔薇(バラ)の唄」を思い出しました。


「小さい鉢の花薔薇が
「あなたの愛の露受けて
「薄くれないの花の色
「きのう初めて笑ってよ


あまり格調高い詞ではないような。
即興詩のようでもありますが。

古い歌だそうな。
大正 5 年(1916)の流行歌。

アメリカからきたメロディらしい。
一説によると
南北戦争(1861~1865)の
従軍兵も歌っていたとか。

このメロディについている
日本語の歌詞は多いと聞きます。

「ごんべさんの赤ちゃんがかぜひいた」
「オタマジャクシはかえるの子」等々。

「薔薇の唄」は
神長瞭月の作詞というのが定説ですが
吉井勇作詞説もあるそうな。

これは猥褻(わいせつ)な歌!
春歌だという説もあります。

吉井勇が作って!
小沢昭一が歌えば!
春歌といわれても納得してしまいますが。



「ヨーロッパ人が聞いたら驚きますよ。

自称・有識者がいいます。

西洋には!バラの花は
女性器を指す民族が多いそうな。

日本人は女性器に
なにをイメージするのでしょうか。
梶山季之の蒐集した呼称をみますか。

カタカナで書かれているものや
ふりがなは生生しいので省きます。
勝手にお読みください。

美蕃登!陰!火戸!含処!開!通鼻!
牝孔!玉門!蜆!蛤!赤貝!馬鹿貝!
烏貝!汐吹貝!逆三角形!器!
奥之院!表門!傘袋!蟹!蝦蟇!
毛饅頭!肉饅頭!古里!出身門!
生在所!裂!下谷!谷間!獅子谷!
朱門!丹穴!赤門!玉孔!玉穴!
想門!情門!足袋!柄袋!
壺!蛸壺!火消壺!暗闇!常暗!
洞窟!弾豆!船玉様!豆袋!

「門」が多いような気がしませんか。
貝とかカニとか動物はあっても
花はないですね。

もうやめましょう。
飽きました。

梶山も
他に知っている方言が 40 ばかり
文学的な表現や
外来語由来のことばは
書き切れないといっています。

でも!バラに!いや!
どの花にもたとえたものはないような。

人種の違いでしょうか。

晩唐の高駢の詩・山亭夏日。

「水晶のすだれ動いて微風起こり
「一架の薔薇満院かんばし

この「薔薇」!
「しょうび」と読むのでしょうけど
とても!漢民族も
女性器を想像しているとは思えませんが。

あれ!?
唐は漢民族の国でしたやら。



「薔薇の唄」は 8 番まであるとか。
前述の歌詞は少女の初体験!?
そういわれれば!そうかも。


「かたいつぼみに口あてて
「小雨降るよな夢心地
「あなたはなにをはなしたの
「花はあなたを待っててよ


どこに口をあてて!ナニすんねん!?


「月のある夜がおいやなら
「昨夜も今夜も闇夜なら
「花にかわって私から
「おいでなさいと待っててよ

「月」ですか。
「月」のない日にかぎりますか。
ナニか変なこと!するときには。



日本語では
シジミ!ハマグリ!アカガイ!
バカガイ!カラスガイと
年代順にたとえを変えていますが
バラは種類が多いので
いろいろありますね。

年齢を想起させる
色と形はどうなんでしょう。
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年齢順に見えたらおなぐさみ。



バラ園の中で花見としゃれこみますか。
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鶏肉店の「鳥清」から
弁当を買ってきました。
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惣菜はおばちゃんにおまかせで
詰めてもらいました。
税込み 400 円。

おいしいですが!
おだやかとはいえ!
やっぱり寒い。

1 句詠んで早々に帰ります。

「いとけない 香はまぼろしの 冬のばら

満足な句は得られません。
されば!得意(?)の妄想。

「あのひとも またあのひとも 冬のばら



(梶山季之著/ポルノ日本史/)参照
(敬称略)

(追記)
小沢昭一著/私は河原乞食・考/を開くと
神長遼月(りょうの字が違いますが)が
演歌(演歌師か?)に初めて
バイオリンを入れた!との
文章がありますから
吉井勇説はないかも知れません。
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こん平師匠に合掌 [スペインのハエ (R-18)]

先月(2020/12/17)
林家こん平が亡くなっていました。

ま!あまりメディア(報道)に
接しないで生きているので
旧聞に属するニュースでも
突然驚いたりしてあきれられたりします。

それはともかく
日本テレビの「笑点」に
第 1 回(1966/05)から出演して
人気ものになったので
知人たちのコメントも
それに関したものが多かったようです。

ときどき!地方収録があり
こん平は二日酔いで出演していたというのは
だれでも知っている逸話のようですが。

この番組の企画者で司会者だった
立川談志の述懐によると
地方の収録の前日には酒と女とバクチで
ひと晩中騒いでいたらしい。

談志はどんな趣味の持ち主か
こん平がセックスしているところを
枕元で!また違う日には
後ろからながめていたとか。

談志もしない訳ではありません。
“していた” ときに
「キン×マがじゃまだ」という声が
後ろからしたそうな。

そのうち!談志のキ×タマを
のれんのように持ちあげたヤツがいたとか。
笑点のメンバーがみんなで
後ろから見ていたのですね。

そのころ!毎日セックスしないものは
落語家じゃないという常識があったらしい。



落語たちはセックス依存症なのでしょうか。

俳優の原田龍二は自分のくるまの中で
10 分ほどのセックスをくり返していたそうな。

記者に問われて
「自分は性欲が強い」と答えていましたが。

芸人の渡部建は
多目的トイレで
3 分間ほどで行っていたそうな。
早~!?

これらは
別に大騒ぎするほどでもないのでは。
犯罪ではたぶんないのでしょうから。

「パンツ!脱いで」といえば
さっと脱ぐ女性がいるからできるだけ。
男も女も好きもの(!)同士。

セックス依存症かなにか知りませんが
せいぜい!家族ともめて
血を見たらいいですよね。
芸能レポーターが喜ぶことでしょう。



世界 100 か国を歩いたという
ヒッピースタイルの放浪おじさんが
リオのカーニバルでは
腰が抜けたといっていましたね。

目が合った女性が
間髪入れずにパンツを脱いでいたそうな。
こちらもすぐ脱いだそうな。

あの祭りの場にいたら
20 時間だか 30 時間だか
セックスしつづけなければいけない
決まり(?)らしい。
うっかり目を合わせられない!?

ドラック依存症(たぶんです!)の
おじさんのいうことなので
軽く聞き流していたのですが
やはりなん年も放浪していたおばさんも
おなじようなことをいうので
すごいことになっていたのでしょう。

そこここで国から
コンドームの無料配布があったそうな。



いつもグループで深酒をしていた
女友だちの女友だちと
帰る方向がおなじだったので
送って行っていました。

近道で通る土手が暗かったので。

友だちの友だちなので
なんの意識もなく
もちろん手もふれたこともなかったのですが
あるとき

「キスする?」

「ん」

と即断。
土手の中段に降りてキスしていたら
してはいけないこと(!)まで
してしまいました。

どちらがいい出したことか忘れましたが
そのときにどちらかが
「はは」と笑ってあしらえば
たぶん!なにごともなかったのでしょうけど。

あ!?
私のことじゃないですからね。
絶対にないですからね。



昔の同僚と飲み屋で久しぶりに遭遇。
同棲相手のかの女といました。

キャンプ等のアウトドアを企画したら
いつもふたりできていたので
気が置けることもない人たちですが。

たまたまかれらの家が近くだったので
家に招かれて飲んでいたら
かれがコンビニかどこかに
出て行ってしまいました。

「だっこ!する?」

「ん」

というやいなや
ふたりともパンツを脱いで
座っている男に女がまたがりました。

1 分ほどで離れて
パンツをはいたときにかれが帰宅しました。
危なかった!

これもどちらかが軽く受け流せば
それでなにごともなかったのでしょうけど。
瞬間!なにがそうさせたのやら。

これも!ぜった~い!
私の経験ではありません。
聞いたはなしですよ。



飲み出したら
倒れるまで飲まずにはいられない
おじさんがいました。

いつもかついで帰って
かれの家の玄関のあがりがまちに
放り投げていましたが。

あるとき!いきなり目覚めて起きあがり
ひと口だけ飲み直そうというので
家に入れてもらいました。

そのころ!かれは
娘とふたりで暮らしていました。

娘を小さいときから知っていて
お年玉やら修学旅行のこづかいやらあげたり
なにかと可愛がっていたので
深夜の訪問にも娘はいやがりませんでした。

おじさんはひと口飲んだら
ぶっ倒れてしまいました。

酔眼で娘を見ると!
いつの間にかぎすぎすだった体がぽっちゃり。
少女が女(!)になっているじゃないですか。

「パンツ!脱げる?」

「え?」

からかうつもりだったのですが。

「なめてもいい?」

「いいですよ」

軽い即答に驚きました。

かの女の女友だちたちが
かれに「なめられる」はなしをよくするので
かれのいないかの女は
どんなものか試したかったらしい。

父親が寝ているこたつの反対側で
娘のスカートに頭を突っ込んだりして!
なんというか!
殺されかねませんよね。



あ!上記のみっつ!
もう時効(?)のふた昔以上の前のはなし。
もちろん!聞いたはなしですよ。

つまり!
パンツを脱がせるなんて
計画しても大変で!
犯罪になったり!
口にするのも恥ずかしいことなのに!
なにかのタイミングで
それまでにひとひらの恋愛感情がなくても
あっさり!できてしまうと思った次第。

絶対に私の体験談ではありませんからね。
他言は無用に願います。

性欲だけがぎらぎらと渦巻いているのに
思うようにならない賢姉!大兄!
そっと小さくつぶやいてみてください。
あたるときにはあたりますよ。

ただし!大声でなん度もいわないこと。
しつこいと変態の烙印を押されますよ。



なんのはなしでしたやら。
合掌。



(立川談志著/談志楽屋噺/)参照
(敬称略)
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宮刑 自宮 羅切の日 [スペインのハエ (R-18)]

「A さんのちんちんを切ろうとしたのよ」

年中発情(?)している場末の
(あくまでの西成区の場末のですよ)
志麻子・ゆかりコンビ(拙ブログ 2017/06/17)の
片割れがいいます。

「だれが!です~?

「私が」

「そんな仲だったのですか
「死んだエロじいさんと!

「違う!」

A さんの夢の中のはなしだそうな。

A さんがおしっこをしていたとき
アラフォー(around 40)のおね~さんが
クラクションを鳴らしたそうな。

驚いて!ちんちんが
ズボンから飛び出しました。

それは 60cm ほどに伸びてしまい
ヘビのように細くて長くて
こんにゃくのようにふにゃふにゃ。

生け花の最中で剪定ばさみを持っていたので
「よぶんなところを切ってあげる」と
ちんちんを握ったのだそうな。

「生け花!?
「クラクションは?運転中だったのでは!

「知らないわよ!私の夢じゃないもん」

A さんは「やめてくれ!」と叫び
彼女は
「大丈夫!切ってもまた生えてくるから」と
根元から切ろうとしたとか。

うなされて目覚めたおじいさん!
かの女に抗議したというはなし。



「ふと!思い出したのよ」
「再び生えてくるケースもあるの?!」

フツーでは不可能でしょうけど。
たしかに生命力が一番旺盛な機関!
絶対にないのかどうか。

「その方面!詳しいでしょ!あなたは」
「よく羅切(らせつ)と」
「揮毫(きごう)しているから」
「宦官(かんがん)の知識は」
「余人より豊富なはず」

下町の乱痴気騒ぎの
たなばたイベントの笹飾り。
短冊を書くような奇特な人はいません。

それで
「寂しいからなにか書いておいて」と
メンドーなことを依頼してくるから
「羅切の日はきた」とかなんとか書いて
ぶらさげていたのですが。

だれも読んでいないと思っていたのに
おね~さん!見ていたの?!
しかし!

「それをどうして私の仕業と思ったの?!

「そんな高尚(?)な人!ほかにいる?」

「おほめにあずかり痛み入ります。

ちっともうれしくはないけど。

羅切の「羅」は魔羅(まら)の羅!
陰茎のことですが。
宦官とは少し違うような。

羅切は僧侶が修行の妨げになるので
切る行為でしたよね。

「宇治拾遺物語」に
「煩悩(陰茎)を切り捨てた」とかたって
法師姿の男がお布施でも得ようと試みて
失敗したはなしがあります。

「中納言師時」
「法師の玉くきけんちの事」の項ですが。



宦官は修行のためではなく宮廷の労働者。

皇帝の妻妾とか官女に
手を出させないために
去勢する必要があったのでしょう。

去勢は有史以前から
世界中にあった処置だと思われます。

「日本にも!?」

イヌ同士がけんかします。
負けたほうがおなかを見せて万歳したら
勝ったほうはそれ以上攻撃しない!
それに似ているような。

同一民族間の争いには去勢がないような。

大陸では戦争で得た異民族の捕虜を
去勢して労働に使ったのじゃないですか。
日本の争いは
異民族間のものではないので、、、。



大歴史家の司馬遷(しばせん)は
宮刑(きゅうけい)を執行されています。

宮刑は
「丈夫はその勢をきり」
「女子は宮中にとづ」という
死刑につぐ重い刑罰。

男性でいえば去勢です。

司馬遷の生年がよく分からないのですが
38 から 48 歳あたりで
陰茎を取られています。

こんな年令では
なにがあってももう生えてはこないでしょう。

そんな古い時代はともかく
明から清あたりでは
自宮(じきゅう)ばかりが
宮廷に勤めるようになります。

自宮は自分でちょん切った人のこと。
自分でといっても!もちろん!
手術専門の人に依頼するのですが。

この時代になると手術方法が確立し
急激に死亡率がさがっていたようです。

宦官の数は
明のときに十万人という
記述があるそうですが
にわかに信じられません。
清では!それでも
三千人以上は必要だったそうな。

それだけいると
性の復活を願うよからぬ考えのものもいて
いろいろ試したようです。

小児を殺して脳を食べたものも。



やっぱり!性器あたりが
ふくれてくるものがいるそうな。
特にごく幼いときに自宮したものが
成人になってくると。

それが生えてきたのか
傷口の隆起か知りませんが。

清朝では
わずかでも局部の肉がふくらんでいたら
切り取る規則があったそうな。

「3 年に 1 度の小手術」
「5 年に 1 度の大手術」という
ことばが残っているとか。

屈辱的ですね。
痛いでしょうねぇ。

しかし!やっぱりあそこは
手術や他からの攻撃に強い組織かも。



悪名高い西太后(せいたいごう)が
咸豊帝(かんぽてい)と死別したのは
26 歳のとき。

それからすごく後に
流産したという公然の秘密があるそうな。

妊娠させたのは李蓮英という宦官。

李の性器切除は完全ではなかったのか
復活したのか
宮廷に入るために宦官と偽っていたのか
だれも知る人はいませんが。

私は不完全手術説をとりたいのですが。

しかし!余談ですが
西太后や淀殿はどうして
悪くばかリ書かれているのでしょうね。

ただのおばさんのようでもありますが
ただのおばさんを
取り巻く輩がひどかったのかも。



「ま!もう少しお勉強した人に聞いてね。
「中国以外の国の去勢も奥が深そうですよ。

「オトコは大変だぁ」

「女性の宮刑もすごそうですよ。

「怖い!」

「島国のものは
「大陸の仕打ちには想像を絶します。

「知らなくてもいいです」

「A さんの肉棒!
「切ってみたらよかったですね。

「ひとの夢の中じゃぁね」



(宇治拾遺物語/渡辺綱也校訂/)
(三田村泰助著/宦官/)
(顧蓉・葛金芳著/宦官/尾鷲卓彦訳/)
(歴史よもやま話/池島信平編/)参照
(敬称略)
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母と子の秘めごと 故郷に錦 [スペインのハエ (R-18)]

(ご注意。R-18です)



親愛なるおね~さんへ。
「母子相姦」の中途報告です。
この考察は人生経験の未熟な私には
ちょっと手ごわいテーマでした。

先日!場末の居酒屋の片隅で
アラフォー(around 40)のおね~さんと
豚の足なんぞをかじりながら
TOKIO の山口達也の淫行を
拙ブログ 2018/05/10
はなしていたら
おね~さんが唐突に
「近親相姦」の話題を持ち出しました。

「昔から普遍的なものでは?!
「故郷に錦という落語もありますよ。

「なにか隔靴掻痒な気持ち」

「それなら私なりにまとめてみますか。

と!安請け合いしたのですが。



「故郷に錦」は母と息子が女と男!
早いはなし SEX をする噺(はなし)!
でも!
じめじめした陰湿なこともありません。
人情(?)噺です。

あくまでもエロ・グロが染みついた
私の感想ですから
アテにしないでくださいね。

TVやコヤ(寄席)で演じることは
あまりない演題でしょうが
宇井無愁が集めた 1,000 ばかりの
上方落語の中にもあるので
古典落語なんでしょうね。

「故郷に錦」の原典は
安永 4 年(1775)の
「軽口開談儀」とも推察されます。

日本の昔話や落語は
外来のはなしを元にしているものが
少なからずあるようですが
これはどうなんでしょう。



有名な母子相姦といえば
ギリシア悲劇のオイディプス王。

昔から政権の円滑な委譲には
先帝のこどもと婚姻したりしますが
オイディプスは
先の皇后を襲って自分の皇后にしたのです。

秦の始皇帝は父が死んだその晩
父の愛妾をあさりました。
だいたい!権力者は
すばらしい女性を集めていますからね。
奪う価値が高そうです。

日本でも
神武天皇が亡くなったら長子はさっそく
神武帝の皇后を妻にしています。
自分とは血のつながりはありませんが
今風にいえば継母ですがね。

しかし!オイディプスは
実母とは知らずに妻として
子をなすのですね。
「故郷に錦」とは少し違うような。



今東光が八尾(大阪府)の寺に赴任して
村人を寺に呼んで
雑談することから始めたらしいのですが
かれらの関心事は「けんか」と
「夜這い(よばい)」だけだったそうな。

この村人たちが異常でもなく
日本全国!夜は「夜這い」が当然のこと!
男女ともに楽しみだったのですね。

夜這いができる男は「成年式」を終えて
若衆組の仲間になってから。

成年式は集落によって違うものの関西では
だいたい 13 ~ 15 歳で行うものらしい。

その儀式のひとつに性教育!
SEX の技能も教えたのですね。

ある関西の村では
教育するのは「後家」だといいます。
夫のいなくなった女性でしょうね。

若衆入りが多い年には
後家が足りなくなることもあります。
そんなときには
たいてい嬶(かか?)が加わるとか。
嬶とは!?
人妻かな。
もしかしたら!嫁がきた家の女!
つまり姑(しゅうとめ)かも。

それでも女性が足りなければ娘!
さらには尼僧というふうに
村独自に順番が決まっていたそうな。

そして男女同数でまず
寺社とかで雑魚寝(ざこね)です。

相方はくじ引き?!

たまたま!メンバーに
その年の若衆入りの男の子と
教育係としての後家の母が
いるときもあります。

母子はくじが当たらないようにと
祈るそうですが
それが!よく当たるのだそうです!
世の中!皮肉なものです。

でも!それには粛々と従うのです。
くじは神仏が決めたことですから
変更は一切なし。

これが純然たる母子相姦なのかどうか。

若衆と性教育係の男女の関係は
1 年以上つづくそうですよ。
母子のカップルは便利といえば便利ですが。



30 世紀のことでしょうか。
宇宙の果ての「エデン17 」という星に
不運にも取り残された母と息子が
子孫を増やそうと夫婦になります。

不運はつづき
生まれてきた息子と
さらに夫婦にならねばならない母の
複雑な物語は「火の鳥 望郷編」ですが!
重いですねぇ!私には。

あ!これも運命に従うだけ。
恋愛でもない!?
でも恋愛感情がなければ
やり切れませんね!想像をたくましくすれば。



SEX を楽しんでいる(?)母子の
記録がありました。

ちょっと古いけど
昭和 53 年(1978)10 月から 1 年間
「ダイヤル避妊相談室」にかかってきた
男の子が実母と
性関係を持ったという記録は 110 件。

男の子はほとんど 10 代。

これは母親が悪いですね。
ほぼ 100 %悪い。
母親が拒否すれば近親相姦を防げたはず。

とは思うものの
母親のほうが積極的に
仕掛けている場合が多いですね。
困ったものです。
困ってはないのかも。
双方!結構ラブラブのようです。

種々の事由から
こんな母子相姦は
増加傾向と予測してありますが。
それから 40 年!
今!大変な数になっているのかも。
となり近所!そんな関係の人だらけ?!



露の五郎兵衛(2 代)の
落語の「故郷に錦」は
息子が母親に惚れる設定の高座ですが。
やっぱり!母親のほうが
息子を求める(!)高座もあるそうです。

娘と実父の性関係はどうなんでしょう。

前記の「ダイヤル避妊相談室」の
おなじ 1 年間にかかってきた
父子相姦は 12 件。
極めて少ない!母子相姦より。
相談が少ないだけかも。

父と娘の性関係を扱った
「畜生め」という噺(はなし)もあると
宇井は書いていますが
蒐集していないところをみると
東京落語なんでしょうか。

「カムイ外伝」で
抜け忍(忍者)の父と
哀れなその娘が命を燃やして
SEX をしていましたが。

最初に読んだときには
幼かったので理解の外でしたが
今!その宿命を思うと泣けます。
エロは感じません。

古事記の仲哀天皇のところに
「上通下通婚(おやこたわけ)」を
連行した記述があります。

国をあげての大祓(はら)いのとき。
獣姦の人とおなじ罪らしい。

ちなみに獣姦には
馬婚(うまたわけ)!牛婚(うしたわけ)!
鶏婚(とりたわけ)!犬婚(いぬたわけ)!
などがあるらしい。

どのようにして!
たとえば鶏と結ばれるの?!
あらたに疑問が湧きますねぇ。

それらのことで推察すれば
この「おやこたわけ」は
父と娘の姦淫のような気がしますが。



私のベッドの周囲の
わずかな本をめくっただけで
なにか深い渦に巻き込まれて行きます。

これは腰を落ち着かせて
段取りをしっかり決めてから
やりなおさねばならないテーマのような。
そんな気がしてきました。

したがって!とりあえずの
なんのまとまりもオチもないレポート!
すみません。



(露の五郎著/つゆの艶ばなし/)
(小島貞二編/定本・艶笑落語/)
(宇井無愁著/落語の系譜/)
(ソポクレス作/オイディプス王/藤沢玲夫訳/)
(赤松啓介著/夜這いの民俗学/)
(古事記/福永武彦訳/)
(手塚治虫作/火の鳥 望郷編/)
(川名紀美著/密室の母と子/)
(白土三平作/カムイ外伝/)他参照
(敬称略)
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TOKIO 山口達也のキス 接吻起源説 [スペインのハエ (R-18)]

ランプがなくて(?)間引き点灯している
暗い酒場。

「球(タマ)は切れてないよ!」
「照明器具がイカれて点(つ)かんだけや」
臆面もなくいう店主があくびをする中。

日ごろ芸能ニュースと縁遠いような
年には不足のない連中が
口角泡を飛ばしています。

「大げさな!と思いまへんか」

TOKIO の山口達也がキスしたというのですね。

「キスくらいであんなに騒ぎますか!?」

「山口のこと!さかんに取り上げている」
「昼の帯番組の」
「ど厚かましい大阪弁のMCなんか」
「愛人にこどもがいると自慢してまっせ!」

「人のキスをあげつらう立場ですかね」

「愛人や婚外子はいいんです」
「愛人が好きで産んでいるので」

「松たか子の兄なんかの」
「歌舞伎役者なら隠し子がいることが」
「ステータス(?)です」

「ビートたけしも勲章もらいますな」

「噺家(はなしか)もセックスなんかね!」
「長年!愛人がいる円楽や文枝は高笑い」

あ!キスのはなしでしたね。



「あんたなんか!スナックSMの」
「トンコちゃん(すべて仮名)の」
「耳にピアスごとキスしたもんね」

「テーブルをふいていたトンコの耳が」
「目の前にきたから!パクリと!」

「それでおとがめなし!やもんな」

「殴られたよ!お盆で!それも!」
「お盆を立てて殴ったんやで」

おでこが切れて出血したのだそうな。
帰宅したら妻が
「丹下左膳ごっこかぁ!」といったそうな。

「うちのヤツ!アホですわ」
「旗本退屈男!と呼ぶべきです」
「天下御免の向こう傷だぁ!」

ま!アホのじいさんたちの行状はさておいて。
それ!キスでしょうか?!



そもそも「キス」とは!?

梶山季之は
「接吻はセックスとは本能ではなく
「快楽であることを教えたのだ
と!断定的にいいますが
「キス」のはじまりはなんでしょう。

西沢爽は
口快説!意識としての接吻説!
所有説!医療説!嫉妬説!帰一説!を
考察しています。

椿文哉は
遺伝説!尊信説!哺育説!医療説!嫉妬説!
所有説!帰一説!激情説!性欲説!官能説!と
さらに細かい。

ここでふと!思ったのですが
接吻(せっぷん)とかくちづけとか
キスとかキッスとかの単語が
ひんぱんに現れるのは明治になってから?!

江戸時代以前は
口吸い!口ねぶり!呂の字!
とかじゃないでしょうか。

室町時代(桃山時代かも?)の
李娃(りあ)物語には
舌の偏に和のつくりで
「かたらう」と読む
和製漢字が出ているそうな。

舌をからませたら「かたらう」ことになる?!



現存最古(平安時代)の医学書の
医心方を開いてみたら!気になるか所。
blog接吻.jpg

「兩口あいつく」と読むらしい。

つづいて訓読すれば。

「男は女の下唇を含み
「女は男の上唇を含む
「ともにすいあい
「そのつばをのむ
「あるいはゆるやかにその舌をかみ
「あるいはわずかにその唇をかみ(中略)
「東につき西にすう

現代と変わらない!?知らんけど。
だれか教養のある方!解説してください。



「しつかりと 吸わせおつたで もう安堵

安永 4 年(1775)の
「神酒のくち」にある川柳。
口を吸い合うとは恋愛成就ということ。

「口吸えば まだ乳臭き いいなづけ

元文 5 年(1740)の「銀の月」掲載川柳。
こどもでも婚約しているふたりは
口を吸い合えるものらしい。

つまり!日本の「口吸い」は
西洋の接吻とは違うような。
もっと「重大」な!
特別な関係だけの行為のような。



山口達也はどんなキスをしたのかが
問題なんでしょうか。

「舌をからませたかどうか」

「いや!」
「未成年としたのが」
「いけないといってまっせ」

「われわれの学校ではね」

およそ「お勉強」と縁遠いような酒場に
教育関係者もいるのですか。

「10 代の生徒を妊娠させたりした場合」
「その娘と結婚したら!おとがめなし!」
「それができなければバツ」

「おんなじセックスなのに天国と地獄」
「世の中!理不尽なものでんなぁ」

「山口も結婚しますといえばいいのに!」

「いやいや!」
「そんな次元ではないことをしたのでは!」
「まだ全貌が露見していないよ!ゼッタイ!」

「恐ろしいことが隠されているのでは?」
「ムチとかローソクとか」

「そりゃ!フツー!だれでもやりまっせ!」

「あんただけやろ!」
「でも!どんなすごいセックスしたんやろ」

しばし!沈黙。
みなさん!
どんなセックスを想像しているのかな。
それを考えると笑えます。

「まぶたに口づけ 受けてるみたいな
「夏の日の太陽は まぶしくて

「やめろよ!キャンれ~ズの歌は!」

キャンディーズの
「暑中お見舞い、、、」でしょうけど
古い歌を覚えているもんですね。はは。
でも!こんなときに
そんな軽いキスを考えていたのですか?!
ピアスを食べたおじさんは。



あ!私はこの老人たちの
会話の中にはいませんからね。
まったく仲間ではありませんから
誤解なきように願います。



(梶山季之著/ぽるの日本史/)
(西沢爽著/雑学艶学/)
(椿文哉著/接吻年代記/)
(医心方 巻廿八房内/飯田吉郎訓読/)参照
(敬称略)
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