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なんじゃもんじゃの愁い [解語の枯れ尾花]

大阪市西区の四つ橋筋の
交差点「江戸堀1」の南西の角。
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すっきりしています。
木が伐採か!枝打ちか!されています。

なんじゃもんじゃ(ヒトツバタゴ)が
のびのびと繁っていたのに。

残された木や枝には花は咲いていますね。
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二酸化炭素の吸収が
減っているではないですか。



帰宅して!なにか心に引っかかって
隣の区(東住吉区)とはいえ!
すぐ近くのたなべ不動尊(法楽寺)の
弘法大師堂の裏に行ってみます。
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なんじゃもんじゃが小さくなっています。
花芽のついた枝は
落とされてしまいましたか。

ひと枝だけ花があります。
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なんじゃもんじゃ!受難の春かも。



法楽寺の本堂にお参りすると
びんずる尊者が
さわやかな袈裟をしています。
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どんな色のものでもいいのですか。

ん!?
びんずるさん!
いや!もっとやせている即身仏のような男が
よろよろと!しかし!
直線的にこちらにきます。

「久しぶりやな。

どなた!?
ああ!たしか左官業の親方でしたね。
ん十年ぶりかの再会です。

大相撲のふんどしかつぎのような
たてよこおなじような体形だったのに。

「体中がガンだらけになってね。
「もう死ななきゃならんのよ。
「あんたは元気やなぁ。

頑張ってください。
死は平等にきます。
でも!順番じゃないです。
急がず!あわてず死ぬまで生きましょうよ。
咲いた桜は散るさだめです。

「咲いたかなぁ。

つぼみのまま腐った!という
女性漫才師の持ちギャグもありますがね。

面白かったじゃないですか。
(スナックの)どろんこ(仮称)の
りんちゃん(仮名)と
ラブラブのときもあったじゃないですか。

「結局!深い仲にはならんかったよ。

ならなかったほうがよかったですよ。
なったら!今ごろ、、、。

あ!?
よけいなことをいいそうになりました。

そのほうが
きれいな思い出が残るじゃないですか。
と!あわててことばを足します。

りんちゃんと深い仲になったひと。
あのひとも!あのひとも
とっくに鬼籍に入ってしまいました。
なぜか!早死にしています。

「りんに会うことあるの?

10 年ぶりかに安売りスーパーで会いました。

「なにしてるんやろ。

ウィルキンソン(炭酸水)を
箱で買っていましたから
まだ!おミズ(水商売)にいるのでは。

「よろしくいっておいて。



ついでに
長居植物園(東住吉区)に行きます。

なんじゃもんじゃの木があります。
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空高く!
目立たないところに咲いているので
植物園の開花情報にものっていませんが。
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木々の中に分け入れば
低いところの花も認められます。
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伐られなかったら喬木になるんですね。



なんじゃもんじゃの林に隣接の
シャクナゲ園の丘に
ピンクの花びらが散り敷いています。
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桜の花じゃないですか。
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ここにはソメイヨシノと河津桜が
なん本かあるのですが
そこへ花期の遅い
サトザクラ(天の川)の
若木が数本加わっていました。

「天の川」は葉の中に咲いているので
ハデさはないのですが
花びらは散っています。

散る花の下で
「江戸堀1」の
なんじゃもんじゃの木の前の
愛媛県大阪事務所で買ってきた
清酒「伊予の薄墨桜」(税込み 396 円)を
いただきますか。
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スーパーにも安価(税抜き 498 円)で
楽しい弁当がありました。

咲いた桜は散るさだめ!なんて
いわなきゃよかったような。

なんだか落ち着かない気持ちで
花びらの中に座り込んだまま
酒好きでも強くもないものが
清酒をなめています。
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