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アジサイは紫陽花ではない [うそ八百]

昨日「鬼の霍乱(かくらん)」もいえて
体温も 36 度台に落ちて
ひと安心と思っていたら
夜半!日づけが替わるころ
また 38.8 度にあがりました。

もう死にますね。

死なないで夜が明けましたが
辞世の句でもひとつ。
詠めればいいのですが
素養がないものは急にできません。



紫陽花(あじさい)の花の季節。

「あぢさゐの赤 きむすめは 七変化
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辞世の句にしては恥ずかしい。

幕末の俳諧歳時記栞草に
「唐の招賢寺に山花」があり
「色紫 気香(かんば)し」かったけど
名前がなかったので
白楽天が「紫陽花」と
詩に書いたとありますね。

たぶん!この詩では。

 何年植向仙壇上
 早晩移栽到梵家
 雖在人間人不識
 與君名作紫陽花

日本ではあまり紹介されていない詩ですが。

しかし!この詩の紫陽花は
アジサイではないですね。
白楽天の見た花は香りがあるとか。
アジサイには香りはありません。

万葉集の時代から
「あぢさゐ」の名はあったようですが。

大伴家持の歌に

 こと問はぬ 木すらあぢさゐ もろとらが
  ねりの村戸に あざむかえけり

この「あぢさゐ」は「味狭藍」の漢字
別のひとの歌には
「安治佐為」の字をあてていますね。

だから「紫陽花」の漢字を
ことさらあてなくてもよかったのでは。
まぁ!好ましく思えるきれいな漢字ですが。



こんなはなし!だれが興味あんねん。
死にかけているときに
考えることでもないですね。

「紫陽花の白 まんまるい 乳房ありき
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いい俳句ができました!
ぎゃは!なんか変!
口語体と文語体ごちゃ混ぜじゃないですか。

「あぢさゐの青 詫びてすむ 親はなし
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いい俳句と思うのは
熱にうなされているときだけで
明日になれば穴に入りたくなりますね!
いつものことながら。



ただの(?)鬼の霍乱か
新型コロナウイルスか
インフルエンザかに感染しているのか
もっとひどい病気なのか
顔中が火照って!息絶え絶え。

先月!新型コロナウイルスの
5 回目か 6 回目かのワクチンを
打っていますがね。

今日はもう!思考力ゼロ。
あしたまた考えましょう!
生きていたら。
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煩悩のかたまりのそば 四天王寺の除夜の鐘 [うそ八百]

四天王寺の南西の
石の鳥居の西に
「煩悩のかたまり」が見えます。
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「煩悩のかたまり!」と呼ばれたら
反射的に「はい!」といいそうですが。

「そばと酒 煩悩のかたまり 一瓢亭」が
本名(?)のそば処ですね。

まだ!ランチどきですが
「年越しそば」としていただきましょう。

ん?!
私の刷り込みは
年越しそばは夕食と決まっていたのですが
正式(?)にはどうなんですか。
いつ食べても!食べなかっても
逮捕されることはないでしょうけど。

そばと麦めしのセット!税込み 550 円。
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1 年と少し前の夏にきたときと
おなじ価格とは!おおげさにいえば
感激するじゃないですか。

鶏卵やうずら卵の生たまごや
つぼ漬け!高菜漬け!梅干等の漬けものや
揚げ玉やきざみのりやとりそぼろ等が
無料で勝手にいただけます。

水もお茶もセルフですけどね。



除夜の鐘を撞いて帰りますか。
心の中で撞くだけですが。

四天王寺の境内の中央の北寄りに
講堂と六時堂があります。
その間に亀の池と石舞台があります。

亀の池の西に北鐘堂があります。
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上掲の画像の池は
亀の池ではなく丸池ですが。

亀の池の東に太鼓楼があります。
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前に写っているものは石舞台です。

境内の南に南鐘堂があります。
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あべのハルカスが後ろにそびえています。

除夜の鐘はこの三鐘が鳴らされます。

北鐘堂は北引導鐘堂とも
黄鐘楼とも呼ばれています。

南鐘堂は太子引導鐘堂とも鯨鐘楼とも。

太鼓楼には他に名前がないような。
もともとは
太鼓が置かれていたのでしょうか。



2022 年も行きます。
除夜の鐘が鳴ります。

ぼんやりしていないで 1 句詠みます。
よみます、、、。
よみ、、、。
よめません。
私は俳人ではなく
焼酎を
「おにみみコーラ」で割って飲んで
酔っ払っている廃人でした。

「おにみみコーラ」とは
橿原市今井町で作られている
クラフトコーラです。

それはどうでもいいのですが
俳句のように短いものほど制約が多い。
だらだらと「みそひともじ」に並べて
短歌もどきならできるかも。



ふるさとは 心の深い 闇にある
秘めて百年(ももとせ) 除夜の鐘鳴る


どろどろの 道にぬかるみ
どろどろの 川におぼれて 除夜の鐘鳴る


指食(は)めば やせぎすの去年(こぞ)
耳食めば ふくらの今年 除夜の鐘鳴る


町古(ふ)りて 生殺しの灯(ひ)に
酒甘い きみのくちびる 除夜の鐘鳴る


夢失せた 冷たい体を 抱きしめて
地獄の底の 除夜の鐘聞く


むさぼれば 小さな乳房 朱に染まり
あすを忘れて 除夜の鐘聞く


望郷の 念は凍てつき 野に倒れ
鴉(からす)食(は)むべし 除夜の鐘鳴る
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万博記念公園 赤いそばの花 2021 [うそ八百]

万博記念公園の花の丘。
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コスモスが咲いています。
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10 月のハイキングに
この森を歩こうという案がありました。
万博記念公園は広大です。
8km くらいはすぐ歩けそうです。
最後は花の丘でくつろぐというプラン。

が!花の丘の周辺の森は
なぜか立ち入り禁止がつづいていました。

9 月になっても公園側は
10 月に入れるかどうか決めてくれません。
断念せざるを得ませんでした。

それが 9 月の終わりになって
10 月に花の丘のコスモスを
見にきてくださいとのこと。
遅いわい。
間際になってから計画は立てられません。

それでかどうか!例年より
コスモスの株が少ないような。
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その上!
コンパクトカメラの調子が悪く!
撮影技術ははなからなく!
おまけに!くもったり晴れたりでは
満足な画像が撮れやしません。

なんですか!
昨年にはなかったような。
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ミューレンベルギア・カピラリス!?
イネ科のようですが。



コスモスの向こうに赤い花。
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赤いコスモスじゃないですね。

今年も「赤い」花のそばを植えていました。
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しばらく休憩しますか。
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早朝の喫茶店で出た
「ゆでたまご」を持っています。
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たまご料理は嫌いでもないけど
すすんで食べようとはしません。

たまご料理が好きなものは
マザコンで幼児性が抜けない性格と
勝手に思っていますので。

私の母の手料理はなんだったのでしょう。
にわかに思い出せませんが。

夏はナスビ漬け
冬は白菜漬けばかり食べていたような。

ごちそうは「たまご」だったのかも。



「ゆでたまご」を食べます。


「ときなしに ゆでたまごを食う 悲しみに
「笑えば 赤いそばの花咲く


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「宇宙から 地球が消える きみが消える
「杞憂に 赤いそばの花咲く


「恋すれば 般若心経 祖母の声
「それでも 赤いそばの花咲く


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「なにもない 後ろ指さえ さされない
「血に似た 赤いそばの花咲く


「人は逝く 格差感覚の 風の中
「揺られて 赤いそばの花咲く


「みじめでも 死ぬことだけは 思いつかず
「気づけば 赤いそばの花咲く


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十五夜と魚玄機 酔っ払いのお月見 [うそ八百]

十五夜(2021/09/21)になりました。
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自歎多情是足愁
 みずからたんず たじょうは
 これ そくしゅうなるを

況当風月満庭秋
 いわんや ふうげつ
 まんていの あきにあたるをや

洞房偏与更声近
 どうぼう ひとえに こうせいとちかし

夜夜燈前欲白頭
 よよ とうぜんに
 はくとうならんと ほっす


晩唐の魚玄機(844 ? ~ 871 ?)の
「秋怨」という詩。

魚玄機は女性。
美人で聡明。
詩が中国史上もっとも隆盛を極めた時代に
認められる詩を残した人らしい。

森鴎外の小説に「魚玄機」があります。
野蛮な私なんかには
読解できない難解な文章の小説ですが。
不調法で!すみません。

小説ですから
どこまで忠実な伝記か
どうか分かりませんが
魚玄機を垣間見ることはできます。

数奇な運命のもとに
短い一生を送った人とは分かります。

魚玄機は長安の花街に生まれ
教養を身につけ
官僚の側室になり
側室をやめて(やめさせられて)
道教の女道士になったようですが。
道士とは
仏教でいえば僧侶みたいなものでしょうか。

道士のクセに
恋の嫉妬から殺人を犯し
処刑されたときは
26 歳のまだ若い身だったとか。



魚玄機は
長安の花街に生まれたといいますが
この「花街」が考えれば考えるほど
よく分かりません。

だいたい花街を「かがい」と読むときと
「はなまち」と読むときと
ちょっと違う意味になるといいますが。

そんなのは
知ったことじゃないという
自称・有識者も多いのですが。

魚玄機は色街出身だという人も。
花街と色街とは同義語か否か。
ま!そんなこと
1 円にもならぬからやめますが。

女性が男性に性的なサービスをする場所は
浜の真砂(まさご)ほどあるでしょうけど。

その場所や時代で
おなじ単語でも変わっていますがね。

たとえば
西日の射す 4 畳半で家賃を滞納していても
「奥さま」と呼ばれたり
宗右衛門町の暗がりから客引きに
くたびれたおじさんが
「しゃちょうさん!」と声をかけられたり。

花街と名乗ってもいろいろ。



また芸子といってもいろいろ。

「皺のばし 時にゃ赤襟 買ふのんも
     (1893 年 錦の嚢)

「赤襟」は芸子の別称。

「来月は お午(うま)へ指を 折る芸子
     (1823 年 塵手水 )

お午(生理)がこないのが
心配でたまらない芸子ですか。

つまり芸子が体を売っているんですね!
場所や時代によっては。

もともと芸子は芸を売り!
体は売らないのですがね。

日本で一番格のある島原では
遊女にも身分がいろいろあって
天神!鹿恋(かこい)!女郎!は
客と寝るのが商売。

芸妓(芸子)!舞妓!太夫!は
客とは寝ることがなかったそうな。

島原のことばだけが地方に伝搬され
あやかりもあって
「しゃちょうさん!」の
客引きみたいになったのかも。



閑話休題。

ふと!魚玄機は
島原の太夫のような人かと思ったのですが。

島原の芸子の芸は
鼓(つづみ)!踊り!長唄!小唄!ですが
太夫はその上に
和歌!書画!立花!聞香!
音曲!囲碁!は常識で
胡弓!お点前!琴!等も
よくしていたそうな。

たとえ妓楼(ぎろう)の娘に生まれても
関門が多いようです。

島原では
13 歳からふるい分けられていたようです。

美人は立方(たちかた)!踊りのほうに
音感のあるものは地方(じかた)!
歌や演奏のほうに
顔も音感もイケない人には
三味線を抱いて
義太夫を練習しなさいというふうに。

太夫は出自に関係なくなれるのですが
容姿端麗の上に
かずかずのことをこなせる人ですね。

魚玄機は
森鴎外のいう「牡丹の花のよう」で
聡明で
作詩に秀でていたそうですから
太夫を思い浮かべてしまいました。

その人が
まして!道士にもなっている人が
色の黒い!
汚い服装しかできない婢(はしため)を
どうして!殺して埋めたのでしょうね。

「恋」には未熟だったのでしょうか。



夕刻!
某飲み屋にあることを打ち合わせにいって
「なにか飲む?」と聞かれ
「チューハイ」といったら
ジョッキに 2 杯も飲まされ
アルコールに弱い身は(ホントーです)
ふらふらになりました。

おまけに 800 円も取られました。
ただじゃないのかよ。

その後に別の居酒屋にも用事に寄ったら
旧知のおね~さんが客にいて
ウイスキーを飲まされました。
それはただでしたが。

ん!?
新型コロナウイルス禍で
「アルコールの提供はしません」という
店ばかりだったはず?!

それで今日
魚玄機と満月の考察を書くつもりでしたが
酔いがどんどんまわってきて
朝から考えていたことを
みんな!忘れてしまいました。
あんまりたいしたことを
考えてはいなかったのかも。

なにがなんだか支離滅裂になって!
収拾がつきません。



では!生意気にも訳詩を作って終えます。


恋はいくたび さらさらり
月はいくたび 満ちて秋
少し近づく 虫の声
眠れられずに 更けて行く


原詩から遠ざかりましたか。

中国でも韓国でも
1 番を作ればこと足りるようですが
日本語の詩ですから
蛇足ながら 2、3 番も作りますぞ。


うそもまことも おなじもの
月の光が 白い秋
いのち焦がした 夏の日も
ときの流れが 消していく


多情無情は 人ならば
月がやさしく 濡らす秋
生きてうたえば みだらでも
死ねばすすきの 影法師


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しかし!雲ばかりです。


(石川忠久著/秋の詩100選/)
(森鴎外作/魚玄機/)
(高橋利樹著/京の花街「輪違屋」物語/)
(浅田次郎作/輪違屋糸里/)参照
(敬称略)
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万博記念公園 みんなでザリガニ釣り [うそ八百]

「ザリガニ釣りに行きました。

というと(拙ブログ 2021/07/27

『行く!行きたい!

ご老体ばかりが妙に反応します。
童心にかえるのか
大人にならないまま!しわくちゃになって
今まさに果てようとしているのか。

万博記念公園のアメリカザリガニ釣り。
それじゃ行きますか。
暑いですよ。
死なないようにね。

小川のほうが釣れそうな気がしたのですが
みんなを集めておきたかったので
ビオトープの池に。
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偶然!池は私たち 8 人で貸し切り状態。
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幼稚園児から後期高齢者まで。

10 年以上前の
月例の寄せ集めハイキングで
そのときの相棒(2 代目)の
アラフォー(around 40)のおね~さんが
集めてきた仲間たちの
年齢構成はこんな感じでしたね。

あれから!
なん人が鬼籍に入ったのでしょう。
こどもたちは
どんなに成長しているのでしょう。

メンバーはすっかり入れ替わっていて
あのおね~さんも
ハイキングしなくなって久しい。

今日の私は釣りより
お年寄りたちを見守りましょう。
五七五でも並べていますか。


 「ざりがにを きまじめに釣る 六十四

 「ざりがにを 釣るおじいちゃんの たよりなさ


「ざりがに」は季語でしたか。
季語ではないような。
ま!季語であっても
私が詠めば俳句かどうか。

しかし!暑い。
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 「炎天の ざりがに釣りは ゆらゆらり

 「雨乞いもない ざりがに釣りの池

 「ざりがにを 釣る人見る人 みんな夏

 「にわか釣り人の 麦わら帽子かな


なかなか釣れませんね。
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 「半夏生あせて ざりがに釣り暑し

 「炎熱に ざりがに釣りは 愚か暇か


大阪万博 EXPO'70(日本万国博覧会)から
もう半世紀。
千里の丘は林に生まれ変わりました。


 「ざりがにの ビオトーク沸く 半世紀

 「万博は みっつできたと 夏年増


『ザリガニってどんなカニだった!?

大丈夫ですか!
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そんな頼りないおね~さんが
7 匹も釣りあげました。
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置き竿ばかりの
ふまじめな私もおなじ 7 匹。
真剣さが足りないから
釣り落としたのは 10 匹。

ちなみにこの日の私たちの竿頭は 11 匹。
1 匹の人もいましたが。

1 匹とミニミニサイズ 2 匹の人も。
網ですくったの!と疑われていましたが。

網ですくえば 2cm ほどのエビが捕れます。
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ご老体たち!
ザリガニに郷愁があるのでしょうか。
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 「おさげ髪 ざりがに やんま 草いきれ

 「ざりがにに はさまれドヤ顔の 夏の恋


ときの流れは待ってくれません。


 「麦めしは 食わぬ令和の ざりがには

 「ざりがにを 食わぬ戦後も 七十年


思い出は逃げ水。


 「衰老(すいろう)が ざりがに釣れて 夏に立つ

 「野ざらしも ざりがに釣りも 芦の陰


ああ!幻覚が出てきました。


 「ざりがにに 乳首はさまれる 日射病

 「ざりがにが 夏を殺(あや)めて 発情す

 「夏は今 ざりがにを釣る 太陽を釣る


私の幻覚はどこかエロ・グロ。



暇だったので
30 以上の名句(!)ができました。
天才ですね。がはは。
その中から
えりすぐりの句が上記!?

なんですか?!
今!読みかえせば幼稚な五七五でしたね。
やっぱり!幻覚の中でしたか。
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