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親鸞の墓所 桜花の季節 父の面影 [平安京有情]

大谷祖廟(おおたにそびょう)の参道に
桜が咲く季節。
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ここは真宗大谷派(東本願寺)の
親鸞の墓所のはず。
東本願寺のものですから
通称・東大谷。

父の生家は浄土真宗だったようですが
西か東か!はたまた他の派か
なにもいわずに死んでしまいました。

父のせいではないのでしょうけど
いろいろ社会的なことや
恥ずかしいことがあって
生家も田畑もなくなり
先祖の墓地もどこかへ移転していて
私はなにも知りません。
調べれば分るのでしょうけど
調べてもなんにもならないような。

ふと!こんな場所にきたときにだけ
父を思い出す親不孝ものです。

親鸞の墓所はいくつあるのでしょう。
ここは元禄のころに
整備された新しい(?)ものらしい。

南に歩きます。
大変な観光客です。
インバウンド(訪日旅行)だらけです。
貸衣裳の和服だらけです。
歩きにくそうです。
着崩れて大変!
大きなバストがこぼれそうです。

高台寺に行列ができています。
外から桜花を見て過ぎましょう。
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八坂の塔が見えます。
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一年坂!二年坂!
三年坂のほうへ行きますか。
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スターバックスがあります。
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古民家(!)ですので
にわかに気づきません。

今日は珍しく甘いものでも食べたくなり
竹久夢二ゆかりの
二年坂の石段の下の「かさぎ屋」へ
なん十年ぶりかに寄る気になりました。
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営業していません。はは。

三年坂の上に桜花がありましたが
上を向く余裕がないほど混雑しています。
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ごった返す清水の舞台にはあがりません。

下にある阿弖流為(あてるい)と
母礼(もれ)の碑に
みちのく桜が咲いていました。
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日本の俘囚(ふしゅう)は
同化政策で大陸なんかの扱いより
残酷さが少ないと教えられてきましたが
悲しいはなしはあまたありますね。

大谷墓地の中をくだります。
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静かだと思っていたのですが
この道にもインバウンドがいっぱい。

仏教の墓地の中に
とんがった墓石も混じっています。
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戦死して神になったひとの墓標ですか。

神社もあります。
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桜花満開の妙見宮。
舞台造りの休憩所(?)もあります。
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妙に静かです。

御荼毘所(おだびしょ)があるのですね。
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墓地の中を複雑に歩いていくと
谷底のようなところに
親鸞の火葬地がぽつんとありました。
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親鸞の荼毘の場所も諸説あるのでは。
ここは浄土真宗本願寺派(西本願寺)の
管理しているところかな。

大谷本廟(おおたにほんびょう)です。
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西本願寺の親鸞の墓所ですから
西大谷と呼ばれているようです。

大谷本廟の中の
喫茶店の「井とう」で休憩します。
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窓外は車道が見えるだけですが。

このあたりは
飲食代金が無茶苦茶高騰しています。
ビールだけでがまんしますか。
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いや!シーフードピラフにしました。
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そんな京都で
税込み 860 円がいやに安く感じます。

ふと!父のことを思い出した日でした。
年に 1 度も思い出さない
薄情な性格なのに。
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