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シャーロックホームズのローストビーフ [昼定食]

ん!?
コナン・ドイルがいます。
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いつもなにも考えずに
通り過ぎていましたが。

大阪駅前第 1 ビルの地下 1 階。
シャーロックホームズも
相棒のワトソンもいますね・
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ここは
「英国パブ」
「シャーロックホームズ」ですか。

ランチ営業しています。
イギリス料理でしょうか。



イギリスには
フィッシュ & チップスしかない!
という悪口をよく聞きます。

すべての料理がまずい!とも。

古くは第 1 次世界大戦のときの
ドイツの
ゼ―アドラー(海の鷲)号のはなし。

この海賊船のような帆船は
イギリス・フランス・カナダ・
イタリア・アメリカの通商船を
15 隻も撃沈しています。
その乗組員はひとりも殺さず
こちらに乗船させています。

それで大所帯になったので
ドイツを加えた 6 ケ国の船のコックに
交代で調理をさせたそうですが
イギリス料理には
他国のものは閉口したそうです。

まずいの!なんの。



しかし!イギリス料理を
擁護するものもいます。

高橋哲雄はいいます。

他のヨーロッパの国に比べて
健康にいい!と。

「朝食をしっかり食べる。

「素材にあまり手を加えない。

「脂っこくない。

「塩味がない。

ただし!
各自で塩を振らなければならないので
ひとによってはすべてのものに
山のように塩を振るそうな。

健康にいいはずはないですね。

ま!早いはなし!
料理といえるものでもないような。

昔!私が野山を徘徊していたとき
盗っ人のように
(ように!ではなく!盗っ人だったかも)
現地調達した食材を
むさぼっていたことを思い出します。

多くの異民族を隷属させて
大帝国を築いたひとたちの食生活が
文なしのバックパッカーに
似ているような気がして!笑えます。



入店します。

ランチどきには
ごった返しているレストラン街なのに
ここは静かじゃないですか。
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いいじゃないですか。

ランチに
「ローストビーフセット」がありました。
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ローストビーフは
イギリス人の日曜日の昼食の
メインディッシュ!?
ごちそうのひとつでしたかも。

いただきましょう。
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ここは日本ですから
ごはんを添えてありましたが。

魚のフライもついていました。

スープは
コーヒーなどのドリンクと替えられます。

税込み 1,000 円。

イギリス(?)のランチ!
おいしかったですよ。



(L・トーマス著/
 ゼーアドラー号の冒険/村上啓夫訳/)
(高橋哲雄著/東西食卓異聞/)参照
(敬称略)
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マッケンチーズ 筍入りポン酢味 [半煮え!生煮え!]

「お~い!

くるまから大年増が!あ!いや
ちょっと見は美人の賢姉が呼んでいます。

「乗らない!?

停まっているのなら乗ってもいいけど
動くのならケッコーです。

このおね~さんです!
田舎道は路肩に落ちそうになるから
センターライン上を走るといったのは。

対向車がきたらどうすんの!と問えば

「向こうが避けてくれる。

恐い~!

「筍(たけのこ)!あげる。

どこかの渓谷で肉を焼いたり
怪しいことをしたり
山菜を採ったりしてきたようです。

運転して行ったの?

「私はしていないけどね。
「あ!
「行ったのは!ふたりじゃないよ。

いいです!
ふたりで行こうが!
300 人で行こうが!
帰路!回転ベッドに行こうが!
三角木馬に乗ろうが!
私の知ったことじゃないです。

なんの筍!?
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「分からない。
「親竹は黒かった。

クロチクかも。
よく野山にありましたね。

「屋敷跡のようなところにあったよ。

ほかにどんな山菜を採ったの?

「ワラビ!スカンポ!コゴミ!フキ!
「ギボウシみたいなもの。
「ヤブカンゾウみたいなもの。

はは。すごいですね。
筍はいらないから
そちらのほうをくださいよ。

「筍以外はみんなが持って帰ったよ。

残っているということは!
みんながいぶかっていたものじゃ
ないんでしょうね。



ま!せっかくですからいただきますか。

クロチクならアクは少ないかも。
ま!抜きますか。
といっても!ヌカがありません。
米屋のおじさんは!
行けば 1 升くらいくれますが
米も買わないのにもらえないでしょう。

「筍のアク抜きは昆布」と
聞いたことがありましたね。
明治のベストセラー
「食道楽」の著者の村井弦斎の家。

昆布の切れ端は大袋にいっぱいあります。
筍を裸にして
昆布の中に埋めてゆでます。
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アク抜き完了!たぶん。
ちょっと心配なので
切って!ごま油で焼きます。
山菜は油処理で
アク抜きできることもあります。

マカロニと水煮缶のサバ(鯖)を混ぜて
ポン酢で味をつけました。

どうしてポン酢かといえば
ポン酢がたくさんあるからなんですが。

ピザ用チーズとスライスチーズを
たっぷり加えます。

青ネギをふります。
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マッケンチーズ(macaroni & cheese)
筍入り!ポン酢味。



わずかに残った筍は
ポン酢に浸けておきます。
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これが単純ながら箸休めにおいしい。



多量にふやけた昆布はどうしましょう。

しぼって!粗く刻んで
これもポン酢に浸けます。
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文句なしに好きな味です。



ふやけた昆布を日本酒で煮てみます。

水煮のサバ(鯖)も加えてさらに過熱。
またまた!ポン酢で味をつけて
小口切りの青ネギをたっぷり混ぜました。
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冷やした日本酒 1 合と
缶チューハイ 500ml 缶を
すっと!飲んでしまいました。



(石塚月亭編/弦斎夫人の料理談/)参照
(敬称略)
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