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なすびのへた [食い意地]

居酒屋で「なすびの浅漬け」を注文したら
尾頭つき?で1本丸ごと出てきたりします。

頭、つまりへたのところは
誰も食べるはずがないので
私が最初に食べてしまいます。
おいしいものではありませんが
お金のうちですからね、捨てません!はは。

茄子のへた 糸を通して 女房干し

三浦三郎著の
「くすりの民俗学」に載っている江戸時代の川柳です。
「茄子」は「なすび」と読むのでしょうね?!
「なす」というのは
いいとこのおうち?の女言葉でしょうから。

いうまでもなく
女房殿の顔を「茄子のへた!」とののしっている句じゃありません。
それだったら糸を通して女房殿を干すことになります。

当時
なすびのへたは
歯痛、腰痛、下血のクスリだったようです。

それにフグの解毒剤としても用いられていたようで
なすびのへたを干して
冬のフグの季節に備えていたのでしょうか。
とても薬効があるとは思えませんが。

大阪の和泉(いずみ)地方には
文字通り水たっぷりの「みずなす」があります。
塩をまぶしてから「どぶ漬け(ぬかみそ漬け)」にして
賞味するのが夏のしきたりみたいです。

しかし!
今じゃ「みずなすのどぶ漬け」の高価なこと!
これこそ!へたまで食べなければ収まりません。(敬称略)


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