松茸ダイエット [小市民ぼうちぎり]
「丹波から松茸がバケツに2杯も届きました」
もう!90歳を越えた某おじいさんがいいます。
戦後!食べるものに事欠いていたとき
奥方の故郷から松茸が到来したんだそうです。
日本で1、2を争う質のいい丹波産の松茸!
おいしかったでしょう?!
連日!松茸ばかり!
雑炊の中には
お米より松茸の方が多い!
松茸を食べ尽くす頃には
ひどい下痢!
一家5人!げっそり!やせたそうな!
おじいさんは以来
松茸を見ると!恐怖を感じるそうな。ははは!
「松茸もキノコでんなぁ!繊維分が多いみたいや」
「やせたい人は松茸ばかり!3日も食べたらええ!」とのこと!
ははは。
誰か試しに私の身体で実験してみてください。
20キロばかりやせて見せましょう!はは。
ほんのこの前まで
松茸は
日本のあるところにはあったのですね。
明治の頃の本には
焼く!煮る!蒸す!揚げる!煎る!漬ける!等々
雑きのこのごとく扱っていますね。
今頃!10月の終わりに
店頭に並んでいるのはカナダ産の白い松茸が多いですね。
松茸ダイエット?!のためにのぞきに行きましたが
ひぇえ~っ!
カナダ産でも高いのなんの!
一瞥しただけで心が細りました!
身体は脂肪太りのままですが。
代わりに椎茸を買ってきました。
明治38年発行の
豆腐鶏卵料理法(藤村棟太郎編)に載っていました
「松茸煎込卵(まつたけいりこみたまごと読むのかな?)」を
椎茸で作りましょう。
炭火に網を置いて松茸の笠の部分を焼きます。
裏側を上にします。
ふちが程よい土手になった笠じゃないとダメみたい。
その笠の中に溶いて醤油で調味した鶏卵をスプーンで入れます。
少しずつ入れて!継ぎ足して!卵を固めていくようです。
しかし!それは松茸のはなし!
椎茸は小さ過ぎます。
たった1度で笠の中はいっぱい。
ああ!風流です!と強いて思いながら
焼酎に味醂を落として、、、ひとり!
詩歌も忘れて!秋の夜更けです。
(敬称略)
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