SSブログ

夜寒の鮎のすき焼き [半煮え!生煮え!]

春浅い日の夜寒(よさむ)は
人の世のはかなさを思い起こさせます。
数々の恥ずかしい過去が
走馬灯のようによみがえります。

「走馬灯とは死の直前に頭に浮かぶもの!」なんて
若い人たちがそんな理解ではなしていましたが
なんか違うんじゃない?!
「走馬灯」が浮かぶんじゃなくて
「走馬灯のように」浮かぶんでしょ!
説教するほど!こちらにも余裕がないけど。

落ち着かない心をなだめるため
到来ものの新酒(日本酒)をなめてみます。

すき焼きをしましょう。

秋に鮎(あゆ)を
無塩で薫煙したあと
天日で干しあげて保存していました。

干し鮎のすき焼きです。

郷土料理にあります。
が!
メモを紛失しています。
ワープロ時代から十数年に渡ってメモをしていた
膨大な私だけの食べもののデータベースを
一瞬の判断ミスで削除してしまいました。

ああ!そんな人生です。

干し鮎のすき焼き風な煮ものは
日本全国!かなり広範囲にあったような、、、!?

まあいい!
死んだ恋にすがるのも寂しい。

干し鮎をぬるま湯でもどします。
凍(し)み大根ももどします。

もどし汁とともに鍋に移して加熱しましょう。
日本酒!砂糖!醤油ですき焼きらしい味にして
ねぎを加えます。

blog鮎すき焼き.jpg

今日のわが家にはないけど
いろいろな乾物を加えるのもいいかも。

かんぴょう!たけのこ!
高野豆腐!湯葉!椎茸!
ずいき!わらび!かぶら!大根の葉!

それらの乾物が乏しくなったとき
春が萌えいずる、、、
そんな時代がほんのこの前まで
日本にあったに違いありません。

お~い!死ぬまで生きてやるぞ~!

(夜寒は秋の季語でした?!)
(私の頭ん中は春のちょうちょが飛んでいます)
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。