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船場の船場煮 [半煮え!生煮え!]

その昔はたいそうな商家だったのか
ある刀自(とじ)は
斜陽で
切歯扼腕(せっしやくわん)の日々のようです。
でも
可愛げがないので同情する人はいませんがね。

なんでもかんでも人間に順位をつけなければ
気がすまないのも嫌われますね。

たとえば!トイレ掃除の後に一番に使用するのは
エラい順!つまり自分から。

たとえば!おいしいものを選ぶときも
エラい順!つまり自分から。

おんなじものを食べなきゃならぬときは
大変ですよ。

ある日!あるものを冷やすために
冷蔵庫に入れるのを見ていたら
自分と妹の分は皿に入れてラップ。
お嫁さんのはラップだけ。

他人のわれわれのは
「ラップはいらん!そのままでいい」
ははは!欲しくもないや!そんなもの。
私を丁稚(でっち)か女中(おなごし)と思っています。
ちょっと出入りしているだけなのに。

ちょうど大嫌いな義理の弟さんが顔を出したので
冷やさないまま!与えていました。
そのおじいさんはワンコかニャンコかよ!?


聞き書 大阪の食事に
船場綿貿易商の大正から昭和の初めの
ある日の晩ごはんに
差をつけた献立が記録されていました。

ちょっとわずらわしいけど抜き出すと。

(だんさんの晩ごはん)
かに酢
このわた
船場煮
麦ごはん
三宝柑

(家族の晩ごはん)
かに酢
船場煮
麦ごはん
みかん

(使用人の晩ごはん)
麦ごはん
なべもの
みかん

ね!差がついているでしょ。

使用人のなべものには
すき焼き!魚すき!寄せなべ!
鶏なべ!鴨なべ!ねぎまなべ!
かきの土手なべ!はりはりなべ!ししなべ!
なんかがあったようですよ。

この家の使用人は
男も女もみんなで
ひとつの鍋を囲んで食べたそうです。
この方がオイラは好きですけど!

ちなみに
家族が食べている船場煮とは?!

船場汁は
塩さば(鯖)のアラの潮汁でしたよね。

船場煮も節約料理でしょうか!?

なかなかどうして!
牛肉・里芋・人参・ごぼう・高野豆腐・かまぼこを
いっしょに煮込んだ豪勢なもののようです。

塩味かどうかは分かりません。
どなたかご存知ありませんか。

blog船場煮.jpg
私は昆布だしに醤油と味醂と砂糖を使いました。

かまぼこを煮てたべていますね。

大阪弁でいう「かまぼこの炊いたん」は
大阪の普通のお惣菜にあったようです。
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