飛鳥の蘇は不老長寿の妙薬！

記憶力はありません！
自慢じゃないですが全く。

食い意地は張っています。
自慢じゃないですが悲しいほど。

漫画の類はまず読みません。
吹き出しのせりふを読むのが面倒くさいのです。
ただの横着ものです。

わずかに読んだ漫画の中で
それも大昔なのに
かすかに記憶している単語があります。

「そ」です。

食べものです。
食い意地は張っていますから。

今！調べてみると
白土三平の「イシミツ」でしょうか。
「イシミツ」は難しい 4 つの漢字です.

「そ」は「酉」偏に「夭」と書く漢字でした。

その漫画は
仏教が入ってきて間がないころのはなしらしい。
奴婢（ぬひ）が牛乳を煮詰めています。

1 斗の牛乳を 1 升にするのだとか。
コンデンスミルクのような！
バターとチーズの混じったようなものになるそうです。
それが「そ」だとか。

貴族たちは不老不死を願って「そ」を食べています。

ああ！私も食べたい！
私に永遠の命を！
千年も万年も恋していたい！
そんな夢におぼれていたのが昨日のことのよう。



奈良の明日香村に飛鳥寺があります。

日本の仏教の黎明期に
蘇我馬子が建立したというウワサの寺院です。

その門前で「そ」が売られています。
この「そ」は蘇我氏の「蘇」と書いてありますが
どうも製法を聞くと
「イシミツ」の「そ」と同じようなもの。

ひとつ買いましたよ！
清水の舞台から飛び降りた気分で！



スキージャンプの高梨沙羅ちゃんに負けないくらい飛んで
1050 円払いました。
わずか 80g ですが。

しっとりと甘い。
キャラメルほど甘くありませんが。

不老長寿に効きそうです！ 1050 円ですから。