へびいちごの恋 [西田辺探検記]
昼食時!喫茶店に行きました。
「マスター!元気~っ!久しぶり~!」
客のスナックのマスターに
百貨店かどこかの外商の女性が
大声で明るくはなしかけています。
「また!あれや!」
喫茶店のママが耳打ちします。
ふたりが同棲していることは周知の事実です。
が!
ふたりとも
だれにも知られていないと思っているらしい。
「な~にが!久しぶりや」
「さっきまでおっぱい持っていたんやろ」
男日照りのママがつぶやきます。
初老の男女のこと!
ほっときなさいよ。
うらやましくもなんともありませんがね。
「お前ら!デキとんやろ!」
魚市場勤務で午後は仕事がない魚臭いおっさんが
なんにも考えることなく無遠慮にいいます。
「とんでもない!こんなおじさん」
「私!イケメン好きやもん!がはははは」
「そうそう!昨日借りていた 50 円!返しますね」
「なんや!あれ!」
「50 円返す?!家でいつでも体で返したらいいやろ!」
「人前で小芝居ばかりして!」
「喫茶店」は長年のつきあいなのに
隠した上にわざとらしい毎日が面白くなさそう。
ははは!でも!ホントうれしそうですね。
「恋」は
年齢も美醜もお金も超越して咲きますかねぇ。
過酷な条件ほど
花つきがいい植物もあるという人もいます。
「乳首みたいや!」
しゃがんで観察していた私の後ろに
音もなくきていた喫茶店のママが
真面目な声でつぶやきました。
コンクリートジャングルの中のヘビイチゴ。
公道の舗装の破れ目に生きて
どうしてそんなに!なまめかしいの?!
「マスター!元気~っ!久しぶり~!」
客のスナックのマスターに
百貨店かどこかの外商の女性が
大声で明るくはなしかけています。
「また!あれや!」
喫茶店のママが耳打ちします。
ふたりが同棲していることは周知の事実です。
が!
ふたりとも
だれにも知られていないと思っているらしい。
「な~にが!久しぶりや」
「さっきまでおっぱい持っていたんやろ」
男日照りのママがつぶやきます。
初老の男女のこと!
ほっときなさいよ。
うらやましくもなんともありませんがね。
「お前ら!デキとんやろ!」
魚市場勤務で午後は仕事がない魚臭いおっさんが
なんにも考えることなく無遠慮にいいます。
「とんでもない!こんなおじさん」
「私!イケメン好きやもん!がはははは」
「そうそう!昨日借りていた 50 円!返しますね」
「なんや!あれ!」
「50 円返す?!家でいつでも体で返したらいいやろ!」
「人前で小芝居ばかりして!」
「喫茶店」は長年のつきあいなのに
隠した上にわざとらしい毎日が面白くなさそう。
ははは!でも!ホントうれしそうですね。
「恋」は
年齢も美醜もお金も超越して咲きますかねぇ。
過酷な条件ほど
花つきがいい植物もあるという人もいます。
「乳首みたいや!」
しゃがんで観察していた私の後ろに
音もなくきていた喫茶店のママが
真面目な声でつぶやきました。
コンクリートジャングルの中のヘビイチゴ。
公道の舗装の破れ目に生きて
どうしてそんなに!なまめかしいの?!
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