SSブログ

佐村河内守を観た! [活動写真]

映画「FAKE」を観ました。
blogFAKE.jpg

「fake」は日本語の名詞にすれば「いんちき」
動詞に訳せば「ふりをする」なんかが
あてはまるようですが。

「ゴーストライター騒動」後の
佐村河内守(さむらごうちまもる)の
主に家の中を撮ったドキュメンタリーです。

「ゴーストライター騒動」とは
ノンフィクション作家と称する
神山典士(こうやまのりお)が
週刊文春(2014/02)に
「全聾の作曲家佐村河内守はペテン師だった」
「堕ちた“現代のベートーベン”」の記事を
発表したことに端を発した騒動のこと。

佐村河内は
アメリカの TIME 誌に「現代のベートーベン」と
紹介されたことがあるそうですが
実は全聾(ぜんろう)ではなく
作曲はゴーストライターの
新垣隆(にいがきたかし)がしていたというもの。

その後のなんか月かのドキュメンタリー。



実は観てから 10 日くらい経過して
これを書いているのですが。

なにか釈然としなくて。
脳みそが軽いものですから
釈然としないものが
なにかよく分からないのですが。

佐村河内は悪い人です。

かれが悪人なら
そのゴーストライターの
新垣隆(にいがきたかし)も共犯者です。

今!さらにそれをあばいた神山も
共犯者のような気がしてきました。

悪人・佐村河内は
騒動時に「耳が聞こえない」ことばかり
強調していました。

マスコミの報道を見るかぎりですけどね。
マスコミは偏向していますからね。

新垣も神山も「聞こえている」ことばかり
しゃべっていました。

ここらあたりに
この騒動の「闇」があるのでは。

この問題の本質から離れているような。

神山の描いた脚本通りに
コトが進んでいるのでは。



ゴーストライターや盗作はこの世には
いろんな世界であまたあるでしょう。

「ヒット曲の裏に盗作あり」
「類似品を作れることでいばったりして」
「作曲家なんてカワゆいもんだ」と
著名な作・編曲家の宮川泰の弁もあります。

ゴーストライターもまた。

赤塚不二夫の漫画のキャラクターは
全部オレが安い報酬で考えたとか
あの楽曲は 5 万円で売ったが
それがヒットして大損したとか聞いても
なんにも思いませんけどね。

そう!新垣は売っているんです。

なん百万円という
法外(かどうか知らんけど)な値段で。
文句をいえる立場でしょうか。

だまし取られたり
10,000 円ほどの報酬じゃないんですよ!



あ!ふと「詰将棋」を思い出しました。

ある引退棋士と安居酒屋で相席になったとき
「詰将棋を売って糊口をしのぐか」なんて
いっていましたが。

名代の高段者にはあちこちから
「詰将棋」の出題の依頼があるそうな。

大勢の人の目に触れるから
シャレた問題を提供したい!のです。

新聞・雑誌にのるような詰将棋は
フツーの棋士なら
一瞥したら
考えることなく解けるのだそうですが
作るのがものすごく下手な人やら
意外にも敬遠する棋士やらもいるとか。

そんな人から依頼があるのだそうな。
安いとか!下請けは!はは。
その買価のなん倍かで転売して!
結果!その棋士は感心されるのですね。



共犯者(?)の
新垣だけがあちこちに出ずっぱり。
作曲家としてではなく
お笑いタレントや
ファッションモデルにもなっています。
あの容姿で!?
ま!容姿はどうでもいいのですけどね。

犯罪者(?)を持ち上げている
マスコミに矜持(きょうじ)はないのか!

ないから私は相手にしませんけどね。



新垣と神山の金儲けだけの
騒動だったのやら。

佐村河内を弁護する気は
さらさらないのですが
うまく書けません。
なんとなく釈然としないこの 10 日。



(宮川泰著/サウンド解剖学/参照)
(敬称略)
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。