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平安神宮 ハナショウブのころ [平安京有情]

平安神宮の大鳥居をくぐります。
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鉄筋コンクリート製。
なみのマンションなら
8 階か 9 階建てに匹敵しそうな高さ。
よくめだちます。

よりめだつように建てたのだそうな。
昭和天皇の即位を祝っての建設ですから。
もうすぐ 100 年になるのですね。

正面の応天門をくぐれば
右手に怖い顔のものがいます!
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唐獅子ではなく蒼龍だとか。

左手には狛犬ではなく白虎!
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正面が大極殿。
左右に対称に蒼龍楼と白虎楼があります。
四神相応の思想なんでしょうか。

大極殿に向かって右に左近の桜!
左に右近の橘(たちばな)が
植えられています。
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古い御所では!
たとえば嵯峨御所の大覚寺では
左近は梅ですけどね。

桜はなん本植えられているのでしょう。
いやにあばれた樹形ですが。
1 本の桜が根元で複雑に分かれていました。
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橘には
まだたくさんの実がついていました。
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大極殿の周囲にある神苑に
人が押し寄せています。
無料公開の日(2022/06/07)でした。

今までなん度も!入苑していますが
私もみなさんとおなじ!たいてい!
無料公開の日にきているような。はは。

神苑は大極殿の西側に南神苑と西神苑。
東側に中神苑と東神苑の
大まかに 4 エリアになっています。

南神苑から回ります。

ん!?
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チガヤ(茅)が刈り残されています。
雑草扱いされそうな草!なんのために?!
絵になるからでしょうか。

チガヤは徒然草では「つばな」でしたか。

「昔見し 妹が墻根は 荒れにけり
「つばなまじりの 菫のみして

吉田兼好は堀川院の歌だと書いていますが。

昔会っていたあの人の家の垣根は荒れていて
チガヤばかりの中に
スミレが咲いていたというのですね。
あの人はどこへ行ったのでしょうか。
寂しい恋の歌。

ささいなことに
時間をとられてはいけません。
日本最古の電車の前を通り過ぎます。
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半夏生(はんげしょう)と
ハナショウブの咲く小川。
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「メダカ!メダカ!」
アラサー(around 30)らしい
女性たちの騒ぐ水面を見ます。

メダカでしょうか。
群れて泳いでいてとても俊敏。
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私のカメラとウデでは追えません。
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あれ!?
偶然!写っているのはシジミのような。

昔!砂の数より多そうな
シジミがいたのですが。
それはマシジミのような形で
色が黒くなかったような。
台湾シジミだったのかも。

そのたくさんのシジミが
いつの間にか消え(?)ました。
少なくとも!上からでは
確認できなくなったと思っていたのですが。



西神苑に進みます。
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ハナショウブが咲いています。
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スイレンも咲き始めています。
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中神苑のカキツバタの花の
時季は終わっているようです。
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飛び石の名所(?)ですが。
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新型コロナウイルス禍でしょうか
歩行は禁止です。

広い水の庭園の東神苑。
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橋殿(泰平閣)が横断しています。
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橋殿の欄干は長い長いベンチ。
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観光客が座って動きませんね!はは。



京阪電車で帰ります。

往路は大阪の京橋駅から京都の七条駅まで
ノンストップ快速特急に乗れました。
昔の特急はみんなそうだった気がしますが。

今はやたら停車していく便ばかリ。

帰路は
やっぱりたくさん停まっていきました。

阪急電車でも大阪の十三駅を出たら
京都の四条大宮駅まで
昔は!停まらなかったような。

どこの電鉄会社も
おなじようなことをしています。

おにぎりひとつのランチですが
ま!京都にきたのですから
「京都麦酒」でも飲んで帰りましょうか。
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(徒然草/今泉忠義訳注/)参照
(敬称略)
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