中学生と玉川峡(2) 野菊の墓

“ 野菊が咲いているよ！”



“ 野菊の墓を知ってる？！”
“ 野菊の如き君なりきを観たことありますか！？”

「知りましぇ～ん」

“ キミたちのころに小三治は泣いたのだそうですよ”

噺家（はなしか）の柳家小三治（やなぎやこさんじ）は
映画「野菊の如き君なりき」を見た 1955 年（昭和 30 年）
主人公と同じ年齢の 15 歳
自分の初恋の思いと重なって泣いたとか。

その思いは伝わることもなく
50 歳になったとき
その初恋の人に再会したそうですが、、、！
その結果！どうなったのか！？
彼はしゃべりたくないようです。

中学生はだ～れも関心がありません。
キミたちは恋をしないのかね！？

それはまぁ！いい！先を急ぎましょう。
お～！
おにぐるみがたくさんあります。



“ くるみを拾いましょうか！”
「いりましぇ～ん！」

お！
稲を干しています！
すごい！



「それがなにか！？」

“ ごはんがおいしい！”
“ この後！脱穀してむしろで干せば完ぺき！”

これも 1955 年の映画に出ていると思います。

“ また！天日干しのお米は高く売れます！”
“ 百万遍さんの手づくりの市でも人気がありました！”



ん！？

私の説明なんかだれも聞いてないじゃないの！

彼らは
カマキリをつぶして！
寄生虫のハリガネムシを取り出していました。

（敬称略）